明日におあずけ!

もう師走。
今年のうちに鰻の蒲焼きリベンジできなかったかぁ…
(*´~`)

歩こうと思ってたら爪を割ってしもた( °Д°)

2024年02月09日 | 旅行
ハイ…タイトル通り爪を割っちゃいましてね(汗)
( -᷄ ω -᷅ )
↑バカw


…と、それはさておき。そもそもどうして久しぶりに歩こうなんて思い立ったのかと申しますと…ですね

話は随分前に遡(さかのぼ)るのですが〜…

昨年、自身初の野営を試みながら鯖街道を踏破(←click)するにあたり…それより前の一昨年辺りから長期縦走に関する情報などを収集していた折、



日本最古の修行道『大峯奥駈道』(おおみねおくがけみち)なるデンジャラスクレイジーなロングトレイルの存在を初めて知ったのでありますが〜
( ⊙_⊙)




大峯奥駈道をご存知無い方の為にザックリ説明させて頂きますと、

山岳信仰である修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)又の名を役小角(えんのおづぬ)さんが八世紀初頭に定めた和歌山熊野から奈良吉野までの峰々を結ぶ日本最古の修行の道であり、ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部にもなっている熊野古道最難関のコースなんですよね
( ⊙_⊙)
(弘法大師さんも修行で歩いたんだって)


事前の準備を周到に整え踏破できたとは言え、決して楽勝なんかでは無かった昨年の鯖街道を以てしてもそれは昔の行商さん達が鯖とかの荷物を運ぶ為に整備された街道の跡を辿っただけの事であり…
(と言いつつも爪を剥がし獣に怯え野営しながら800m級の峠を3つ越え76km歩いただけでもひ弱な現代っ子の僕にとっては人生最大の挑戦には違い無かったのでありますが〜…)
( ⊙_⊙)


こと大峯奥駈道に至っては平面距離だけでおよそ100km近くあり、沿面(実歩行)距離に至っては約170km(怖)


近畿最高峰である八経ヶ岳のピーク(1915m)を含む高度1200〜1900m級の急峻な山々(累積高度7000m超)の稜線を縦走し続けなければならないそうで…
( ⊙_⊙)


鯖街道は道中至る所に川が流れていた為、浄水器さえあれば必要な時に必要なだけの量の水が容易に確保できたのに対し、大峯奥駈の場合その標高の高さ故に水場も乏しく確保できそうな箇所を常に計算に入れ、先々必要になるであろう量の飲み水をも余分に担ぎ続けなければなりません
( ⊙_⊙)
オモタイ…



奥駈の道中は6mの垂直降下などの危険な鎖場も点在していたり、


降水量の多い大峯山系は嵐に見舞われるリスクもあり視界不良やルート崩落及び道迷いで遭難して命を落とす人もいらっしゃるそうで(大峰山脈で遭難死した人のニュースは過去に何度も)



エゲツない山奥の為に携帯も繋がらず万が一アクシデントに見舞われた場合エスケープルートも少ないので撤退の判断を誤ると冗談抜きで命に関わってきます


それ故に修験道の方達の白装束は修行の途中で行き倒れた場合、そのまま死装束になり金剛杖は墓標の代わりとし、まさに命をかける覚悟で修行に臨まれているそうで…
(-_-;)
(僕は山伏でも何でも無いッスけど)



…とまぁ
(-_-;)



大峯奥駈を深く知れば知るほど今の自分にはとてもムリだ(怖)
( ›´ཀ`‹ )

と当時の僕は白旗あげてたのですが…


綿密なる準備や計画のおかげか、念願だった鯖街道を昨年なんとか無事に踏破できた事により



舌の根も乾かぬうちから僕の頭の中は奥駈の事でいっぱいになっちゃってたんですよね
(;^ω^)

(↑お前ェ…確か鯖街道以降は身の丈の範囲内でノンビリ楽しむ…ってホザいてなかったっけ💢)



備忘録として現時点で立ててある大まかな計画(仮)としましては↓


○熊野→吉野への順峰(じゅんぷ)ではなく、吉野→熊野へと向かう逆峰(ぎゃくふ)で挑戦する
(昔は順峰が主流でしたがアクセス等の兼ね合いから近年では逆峰で登られる方が圧倒的多数だそうです)

○5月GW明けの定休日に数日間臨時休業(お客さんゴメンナサイ)させて頂き4泊5日ないし5泊6日で山行する予定
(ただし鯖街道の時と違い100%天候を味方につけるのは不可能なので相応の準備(雨対策)を整え多少の雨天でも決行するつもりですが、あまりにも荒天予報の場合は無理をせず日程を含め臨機応変に再調整する)

○出発当日は日曜の仕事を終え吉野駅より3駅手前の近鉄六田駅から、奥駈本来のスタート地点である第七十五靡(なびき)『柳の渡し』より夜の内から歩き始める
(夜から出発する理由は…もし山上ヶ岳の宿坊へ早目に到着できた場合、可能であれば先達さんに『西の覗』の行場へ案内して貰い崖から吊り下げられてみたいからw)←オトサレテシマエ💢

○体力的に余力を残すためピークハントを絶対な目的とはせず、奥駈道のルート上で安全な巻き道があれば積極的に活用する

○前半の北奥駈エリアには山上ヶ岳の宿坊と弥山の小屋があり食事にもありつけるので食料の軽量化、ツェルトを濡らさ無い事による軽量化が見込めるので事前に宿泊予約を入れておく

○太古の辻以降、南奥駈は食事の提供こそありませんが「新宮山彦ぐるーぷ」様達が建ててくださっている持経・平治・行仙の小屋があるので最大の難所とされる笠捨山〜地蔵岳を雨天でアタックしなくて済むよう天候及び体力面を考慮しながら延泊など有効利用させて頂く

○どうしても荒天が収まらない予報であれば無理をせず太古の辻から前鬼方面へエスケープする(ここで選択を誤ると最悪死んじゃいますので)

○行程上逆峰はゴールの本宮から18km手前の玉置神社駐車場で前日ビバークしなければならないのでご多分に漏れず僕もそこでツェルト泊とする。せっかくなので玉置神社も参拝しとこうかしら(信仰心ありませんがw)

○増水していなければゴールである大斎原(おおゆのはら)大鳥居の前にある熊野川を渡渉する(めちゃくちゃ足の裏が痛いらしいのですが…それだけの為に余計な荷物となるサンダルを携行するのか思案中)

○軽量化の為に無駄な着替えを担がないのであまりにもドロだらけな場合帰りの電車で引かれぬよう本宮大社周辺の土産物屋で記念のTシャツでも買って着替えて帰るか、もしくは最終のバス(16時台)に間に合わなければ安宿に泊まって洗濯して帰る…という手も(←乾くんか?)

○鯖街道よりも標高が高いので防寒対策は万全に

○マダニに噛まれて撤退を余儀なくされた人もいてるので熊鈴も含めそこら辺の対策も万全に。

○山上ヶ岳の宿坊と弥山小屋泊の分は食料が削れるが荒天の南奥駈エリアで足踏みさせられる可能性もあるので可能な限り軽量化を試みつつ食料及び行動食は適量を携行する(←簡単じゃないけど)


…等々。
そういった諸々の準備と並行して持病の膝痛を悪化させないよう最近は股関節や足首のストレッチに加え、トレッキングポールの正しい使い方や山道での負担の掛かりにくい歩き方などをトレーニングし始めていたんですがその矢先に



(↑出血が落ち着いた、ケガから4日後の画像)
不覚にも風呂場で足をぶつけてしまい親指の爪が半分の位置で横方向に真っ二つに割れてしまったんですよね
:( ;´꒳`;):




もぉぉ…こんな時にナニやってんだか…
:( ;´꒳`;):
アッホヤネェェ(泣)





以上、オチの無い長話でスンマセンでした
:( ;´꒳`;):人
ゴメリンコ





PS.カニ(ズゴック)のお造りはフレキシブル・ベロウズ・リム部分(←判る人はマニア)で停滞しとりますw
:( ;´꒳`;):
メンドクセェ…










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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mirapapa)
2024-02-09 21:04:33
爪を横に割るとは!😳
ケガのしかたも一味違いますね😅
って、笑い事ではありませんね。失礼しました。
それにしても、痛かったでしょう。
歩くにも不便ですよね。
ご無理なさらず、ご養生ください😊
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Unknown (おあずけ)
2024-02-10 18:43:33
mirapapaさんへ
コメント有難うございます♪


いえいえ僕なんてまだ爪割り歴3回くらいのヒヨッコですので(汗)
(´∀`;)

これからも精進を重ねていつの日か自分の足の爪を傘や瓢箪(ひょうたん)の形に割り抜けるようになりたいものです
(´∀`;)ゝ
(↑駄菓子屋の型抜きじゃあるまいし)
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Unknown (matsunorida)
2024-02-11 08:46:41
おおおおお!
いよいよ挑戦ですかあ!?
ボクは日程的に三回に分けてトライしましたが、一気に行かれるんでしょうか?
準備の帰還が楽しく悩み多いものになると思いますがわたしのBLOGが参考になればと僭越ながら思っております
ちなみにMapのコースタイムはどれだけ頑張ってもMap通りだったと思います
なかなかきつい度になると思いますが感動もひとしおですよ!
応援しています!
返信する
Unknown (おあずけ)
2024-02-11 21:08:45
matsunoridaさんへ


奥駈…知ってしまった以上もう行きたくて行きたくて我慢ならなくなっちゃいました
(´ㅂ`;)


吉野から一気に熊野へ辿り着いたらどのような達成感に至るのか確かめてみたいので分けずにチャレンジするつもりです。
そのような思惑につき何らかの事情で途中エスケープした場合、後日日を改めエスケープした地点から残りを歩くのではなく、しっかりと準備を立て直した上でもう一度スタート地点である吉野から登り直す覚悟で挑みたいと思っております。
グループではなく単独行なので無理をせず『イザとなったら来シーズンにリベンジし直したらエエわ』くらいの余裕を持っていつでも沈着冷静に撤退の判断を下せるよう在り続けたいです!
(」³Д³)」


勿論matsunoridaさんの奥駈記もこれまで何度も拝読し参考にさせて頂いておりますが〜…
改めて新宮山彦ぐるーぷ様方のご尽力には頭が下がりますよね
あの有志様達がいらっしゃらなければ南奥駈ルートはおろか世界遺産にすらならなかったのかも知れませんからねぇ
大変貴重なマップも作製してくださっているので小屋の利用も含め存分にご厚意に甘えさせて頂きつつ無事完走という形でご恩に報いたい所存であります
(๑ÒㅅÓ)


コメント有難う御座いました♪
多忙にも拘らずトレランで鍛えてらっしゃるmatsunoridaさんを以てしてもマップのコースタイムが??なのでしたら…軟弱者の僕は最初からアテにはしないでおきますね〜!w
(ơ᷄ᗜơ᷅๑٥)
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Unknown (higashioka2359)
2024-02-13 07:35:24
毎度~✋

また、エライ事考えてますねェ~😅
それに向けて、鍛えるのが面白いけどね😎

日本初、大峯山脈上でズゴック完成披露!
なんてどう?(笑)
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Unknown (みーちゃん)
2024-02-13 13:29:47
こんにちは。(*^▽^*)

うわぁ。。。。
痛そう。
痛いよね?(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

山歩きの時は液状絆創膏(コロスキンなど)で固めて絆創膏貼っといた方がいいかも、です。
ノンプロ(死語?)のピッチャーが、手の爪にコロスキンを塗って白い(最近見かけなくなった)絆創膏をグルグル巻きにしてました。

ま〜た危ないところを行脚するの?
大丈夫かいね?
いつか仏門に入りそうなおあずけさん。
精進してくださいませ。o(^▽^)o
返信する
Unknown (おあずけ)
2024-02-14 13:12:22
ヒガシオカさんへ


はい(汗)、ブログに書いてしまうと引っ込みがつかなくなるのでなかなか表立って大峯奥駈の事には触れないようにしていたのですが…何度も下調べを重ねた上でこの度の発表に至りました
(´ㅂ`;)
『何日目は何処でああして、何日目は何処でこうして』…とかシュミレーションはしているのですが如何せんエスケープし難い山奥なので荒天で足止めを食らったり、その場合食料は何日分担いでいかなければならないのかハッキリしていない部分とかもありますので出発までの3ヶ月の期間中に綿密な準備をしておきたいと思っております
体力作りはいきなり過負荷をかけてしまうと怪我してしまうので段階的に上げて行きたいですね♪
(」³Д³)」
(今週の連休は歩くフォームを意識しながら平地を15kmくらいウォーキングしてました)


コメント有難うございました♪
10g単位でザックの軽量化を図っているのでパテで盛り盛りのズゴックなんて絶対に持って逝きませんよ〜w
(ノ∇≦*)
返信する
Unknown (おあずけ)
2024-02-14 13:43:54
みーちゃんへ


ノンプロ懐かしい…最近あまり聞かなくなりましたよね
因みにコロスキンは初耳ですが…何だかロシア人っぽい名前ですねぇ
(๑ᵒ ᗜ ᵒ)و ̑✧
(重量挙げとか強そうw)


そう言えばうちのオカンは液体絆創膏の事をエキバンって言うてましたっけ。
間違えてピップエレキバン買っちゃいそうですけど♪
(ノ*°▽°)ノ
↑ボケが粗いなw



コメント有難うございました♪
風呂場でブツけた瞬間は血行も良かったのか引くくらい血がドクドク出てましたが今は痛みも無くフツーに15kmウォーキング出来てますが…念の為サッカーW杯のPK戦とかは辞退させて頂くつもりです♥
(」³Д³)」
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Unknown (ごんちゃん☆彡)
2024-02-15 14:13:26
大峯山… 当店にも山伏さんが居ておりまして
下山された治なぞ、麻原〇晃のような感じになってしまっております💧

しかも、入峰中にはスピリチュアルなパワーが身に宿るそうで(ご本人曰く、普段は普通のオッサン)
オーラ等が視えるようになるんだとか😲
(因みに僕のオーラは透明に近い水色なんだそうですww)

もしかしたら、おあずけさんも開眼し
スピリチュアルなお人になるかも知れませんね😉


ぢょうだんはさて置き
命にかかわるそうですので
決行なされる場合は、しっかりと保険に入られることを
お勧めします(被保険者は僕でww)。
返信する
Unknown (おあずけ)
2024-02-15 19:55:22
ごんさんへ


余談ですが僕が小学生だった頃、山伏をされてたお客さん(←法螺貝吹いて貰えました)が僕の兄貴(当時中学生)を大峯山寺のある山上ヶ岳へ講に混ぜて連れてってくださり西の覗の行も体験させて貰ったらしいのですが〜…
お客さん『下のボク(←僕の事ですね)も中学生になったら連れてったげるわな』と約束していただいたもののお亡くなり僕の大峯登山は幻になった経緯があるんですよね
( 'ㅅ' )


ところで。
山に篭もりクンバカとイニシエーションの境地に到ると尊師の如く風体まで変わっちゃうんですね〜!
( ˙ㅿ˙ )
実は熊野本宮大社にゴールする前に髭を剃るべきか否かで思案しておりまして。
激闘の痕そのままに鳥居をくぐるのが良いのかそれとも身なりを整えてから拝殿するべきなのか…!?
(๑ÒㅅÓ)人
(まぁ荷物の軽量化の観点から前者に落ち着くんでしょうけど(汗))


コメント有難うございました♪
オーラというより…肉眼でオーロラが視えるくらいの眼力を身に付けるまでは山を下りません!その為ならば片眉剃ってでも山籠もりする覚悟death!
(」³Д³)」
(↑大山倍達さんかよw)
返信する

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