さて、今回は私の処女作である自主制作映画「〜ゲリラアクションロマンス〜のぼると食べ子」がそもそも誰の作品から影響を受けていたのか?というお話。
話は1991年の「最低8ミリ映画祭91」にさかのぼります。
当時、U氏の誘いで初めて行く事となった私。
そこで衝撃的な作品に出会いました。
そう。安原伸監督の「国防挺身隊」です。
私はよく知らなかったのですが、この作品は当時 TVで放送していた深夜番組『三○裕司のえびぞり巨匠天国』通称『エビ天』で放送された有名作品でした。
「〜ゲリラアクションロマンス〜のぼると食べ子」の墨で書いた文字の演出やノリはすべて『国防挺身隊』から影響を受けたものです。
そんな今は亡き安原監督ですが私個人で忘れられないエピソードが2つほど。
ひとつは「最低8ミリ映画祭92」で大賞をいただいた私ですが映画祭の後、一緒に食事に行くこととなります。
その席で安原監督は「ここでの映画祭の受賞は若手の登竜門になるから」とお褒めの言葉をいただきました。
ちなみに映画祭直後、文芸坐ル・ピ○エの前で審査員であったサ○キけんぞうさんと出演者一同で記念写真を撮っていただいたのも、カメラに精通する安原監督です。
まだ、安原監督の元にあると思います。もし、どなたか連絡先がわかる方がいればお教えください。
そして、もうひとつのエピソードは、「〜ゲリラアクションロマンス〜のぼると食べ子」をビデオテープに変換(テレシネ)したものに音を入れることになり、当時、編集室でオペレーターをしていただいたのも安原監督です。
文句ひとつ言わず、もくもくと作業をされていた印象があります。
当時若かったため、安原監督にはお礼ひとつできませんでした。
また、どこかでお話したかったです。
安原監督。安らかにお眠りください。
つづく
これが「国防挺身隊」です。第3話にU氏とOさんが友情出演をしています。