さほどテレビは見ませんが、好きな番組のひとつがNHKのサラメシ。
働く人の昼ごはん(たまに昼でない場合もあるけど)を覗き見する番組ですが、ごはん以上に興味があるのが仕事の内容。
私を含め、ひとりの人間が人生において従事する仕事の種類や数は限りがあって、違う仕事を見ることも経験することも出来ないじゃないですか。いろんな仕事の表側や裏側を
垣間見ることが出来るところが、私が録画までして見続けている一番の理由。
今の私、外に仕事に出ていないじゃないですか。そういう立場から他人様の仕事ぶりを見るととてもうらやましいものがあります。
もしここで、好きなものを100個挙げなさい(別に100に限ったわけではないけど)と言われたら、「仕事」はかなり上位に入るんじゃなかろうか。もちろん職種によってこれは無理、
というものもあるだろうけれど。
同じように「家事」も好きなものに入れるだろうな。これも種類によって順位は変わるだろうけれど、昔は大がつくほど嫌いだった掃除とか洗濯も、今はそんなにでもないんです。
私にとって家事は、日々の暮らしの中で実験をしている感じがあるんです。例えば料理なら、酢を入れると色が鮮やかに変わるとか、掃除や洗濯なら洗剤や漂白剤を使って汚れ落ちが
どれくらい変わるかとか。
家計や家族のマネジメントに健康管理など、家をひとつの国だとすると、主婦はたくさんの仕事を兼務する大臣みたいなものかもしれません。
人生において、あまり乗り気になれないいろいろな物事について、なんでも面白がれるようになれたら勝ちかな、と言うことかしらん。
なんて偉そうに書きましたが、今年私の周りに起きた様々な出来事についてのうち、実家の片づけに関して言えば面白いというか楽しんでやれました。
実際の片づけになかなか参加出来なかった次姉がおごってくれるお昼を食べながらおしゃべりするのが楽しみで、実家近くのデニーズでのお昼を「昼デニ」と呼んでいました。
私たちの中では今年の新語流行語大賞の候補かも。
家族の中に病んでいる人がいたり、介護が必要な人がいる場合は、面白がれる状況ではないことも承知しています。どちらも経験していて、特に介護については長年しんどい思いを
してきましたから。
それでもどちらも私ひとりで悪戦苦闘していたわけではなかったから、まだうんとましだと今では思えます。渦中にあるときにはそう思えなくて、イライラしっぱなしだったけど。
義母が亡くなった今、もう少し優しく接してあげられればよかったなとは思いますが、あのときはあれで精いっぱいだったと思うので、それなりによくやったな自分、とも思うし
あれこれ悔み過ぎない、反省し過ぎないことにしています。
なんちゅうとりとめのない記事なんだろ(笑)。と、いつまでも座ってばかりいないで、さっさと掃除しようぜ!と自分に発破。