「七夕賞」0秒1差3着・・・惜しいね

　惜しいねとは、渋太く粘ったミキノバンジョーのこと。

　土曜日は、芝コースも不良馬場であった福島競馬場。それでも、昨日は芝・重からレースが行われ、午後から徐々に回復しメインレースの七夕賞は稍重で行われた。

　中ほどの枠の4枠7番のミキノバンジョーがうまくスタートを決めて、前走のレースのこともあり先手を主張した・・・大外からケイアイドウソジンが番手に上がってきた。

　3、4番手あたりにはシンゲン、ゲシュタルト、アスカクリチャンなどが続いており、トーセンラーは、中団より後方を追走。タッチミーノットは5、6番手あたり、ダイワファルコンは中団から追走していた。

　逃げるミキノバンジョーは、1000㍍を61秒くらいのマイペースに持ち込み、向正面から3コーナーへ・・・ケイアイドウソジンが懸命に差を詰めようとするが、差が詰まらない。

　よし、よし、いいペースだね・・・と、懸命に応援

　4コーナーから直線入り口、相変わらずいい感じでミキノバンジョーが馬群を引っ張っており、内からゲシュタルトも懸命に前との差を詰めようとするが思うように詰まらない。

　最後の直線に向いても後方に1馬身くらいの差をつけたまま、ゴールを目指すミキノバンジョー・・・よーし、もう少し。

　踏ん張れ

　「さぁー、粘っているミキノバンジョー、粘る、粘る1馬身のリード」

　「ケイアイドウソジンが追ってくるが、外からはアスカクリチャン」

　「大外からグイグイとトーセンラーが猛然と追ってくる。さあ、横に広がって大接戦はトーセンラーが捉えるか」

　「アスカクリチャン並んでゴールイン。横に5頭広がりました・・・」

　と、ゴール前の10 ～ 20㍍くらいあたりの攻防、実況のアナウンサーも懸命に声を張り上げていた。

　それにしても、実に、実に惜しいミキノバンジョー、終始ケイアイドウソジンに絡まれながらも最後まで渋太く、渋太く粘っており・・・0秒1差3着。

　もう少しで、重賞制覇に手が届くところであったが、“道中で左前を落鉄していた”とは、ここ一番で惜しいね。当方、同馬からのウマレン総流し馬券も買っており何とも悔しい。

　夏はやはり走るだけに次走あたり重賞制覇が見られるかと・・・期待。（夫）

[追　記1]～レース後のコメント～
１着　アスカクリチャン　内田博幸騎手
　「いい位置で走れて斤量も重くなかったですし、マイルを使っているのでスピードも持っています。手応えもよく、直線に向いてからよく伸びてくれました。最後、いい脚で来た馬がいましたが、何とか残してくれと思いながら追っていましたが、馬がよくがんばってくれました」

須貝尚介調教師のコメント
　「早くからこのレースを使うことを決めていました。心肺能力が高い馬なので、距離が長くなっても大丈夫だと考えていました。内田騎手は初めて乗るので、乗りやすい馬で、長くいい脚を使う馬だと伝えておいたのですが、うまく乗ってくれました」

２着　トーセンラー　岩田康誠騎手
　「外へ出すタイミングが遅れてしまい、馬群の中に閉じ込められてから大外に出しました。せめてコースの真ん中ぐらいを通っていれば、と思います。馬の状態はすごくよかっただけに残念です」

３着　ミキノバンジョー　太宰啓介騎手
　「楽にハナに立つことができて、道中もずっと楽に行けました。最後はギリギリまでがんばってくれましたが、道中で左前を落鉄していたのが残念です。それでも、どんな距離でもがんばってくれる馬です」

４着　ケイアイドウソジン　石橋脩騎手
　「大外枠で２番手からの競馬でしたが、レースの流れにうまく乗って、楽に追走できました。直線に入ってからもう一回ハミを取ってくれたので、もしかしてと思ったぐらいです。やはり力はありますね」

５着　ニシノメイゲツ　田中勝春騎手
　「うまく流れに乗っていけました。道中はジッとしていましたが、瞬発力がここでは少し足りないのでしょうか。ジリッぽい感じでした。競馬の形としては最高でした」
（出典：JRA-VAN NEXT 抜粋）

[追　記2]
　中京のプロキオンＳは、伏兵のトシキャンディがまんまと逃げ切って、こちらも波乱となった。イチオシのシルクフォーチュンも最後方から懸命に追いだすも・・・レコード駆けされたならどうしようもない。



参考資料：競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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