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15分拡大版で放送された「麒麟がくる」の完結編。
魔王へと信長を助長させたのは、つまるところ光秀であったのか。
信長と光秀のやり取りの中、そのようなストーリーに思えた。
光秀が敬愛して止まなかった斎藤道三、大きな国を、戦のない大きな国を造るとの無限の夢を教わった。
そして、道三がこの男ならと気に入った娘婿の織田信長。
信長の一挙手一投足に道三が求めた『大きな国を、戦のない大きな国』を共に造ろうと願った光秀だった。
武家の統領・足利義昭を頂に幕府を再構築したいと考えていた光秀、ところが信長は自らが頂きであり義昭を亡き者にしたいと思うようになってきた。
つまり、戦に明け暮れる中、光秀の考え方と信長の考え方が微妙にすれ違いはじめる。
松永久秀の一件、徳川家康饗応の一件、朝廷を自在に操ろうとする一件、最後には足利義昭抹殺命令の一件など様々な事柄などが絡み、常に冷静沈着に描かれてきた光秀がついに本能寺で信長を討つ決心を固める。
その前に帰蝶に意見を求めた際に『父なら毒を盛る』と簡単に言いのけたことも一因となっていたのかも。
今回の大河ドラマであれば・・・。
光秀が重要な家臣に自らの決断を述べるが、これまでの光秀であったなら西国へ向かう中途に踵を返して、敵は本能寺にありと京へ向かうようになっている。
なお、光秀が友とも思いもっとも頼りにしていた細川藤孝は、既に寝返っており秀吉の下にあった。
当の細川藤孝は、足利義昭を裏切り信長に走り、秀吉へそして最後は家康へと。
一度寝返ったものは、何度も寝返る。
通常、信長がもっとも嫌ったものであると、描かれることが多い。
さて、クライマックスの本能寺の変、スケールアップの描き方でありこれまでにないもので、見ごたえのある殺陣も多かった。
完結編は大いに楽しめた。(夫)

(出典:NHK公式 HP抜粋)
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