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昨日は、風雨の結構強い天気で用事のための外出も大変だった。
まぁ、それでも妻を車に乗せるときは、さほどのこともなく良かったが、帰宅後ガレージから玄関へ入れるまでがえらかった。
雨の日の介助はとても大変。
珈琲を飲みながら、“越後樽焼”というおかきを口にしながらパソコンへ向かっている。
ところで、4日(日)放送の大河ドラマ「光る君へ~告白~」は中々の出来栄えであったと思う。
さすが、手練れの脚本家・大石静さん。
視聴者をうならせるよう物語の展開をなさっており、思わず感情移入させられることとなった。
まだ第5回であるから、序盤の展開ながら視聴率云々はどうでもいいこと、視聴者をうならせるよう次々と感情移入アリ、楽しみアリ、五感へ訴えかけられるような筋立てがこれからも起きるものと期待するところである。
これまで未知だった三郎・道長(柄本佑)が、実は右大臣藤原兼家(段田安則)の三男であること、しかも母の仇の道兼(玉置玲央)の実弟と分かったまひろ(吉高由里子)の心中は穏やかではなかった。
余りのことに心身を痛め寝込んでしまうほどの辛い心境。
道長は自分が貴族の子息であったことを偽っていたことで寝込んだものと思い、真実を伝えようとまひろに文をしたためる。
ここに登場の直秀(毎熊克哉)が、二人の仲を取り持ってある場所で合わせる手はずを整える。
身軽な直秀の動きが一瞬描かれており、今後の関わり方が楽しめそうでもある。
まひろから母親が、道長の実兄・道兼に暗殺されたことを涙ながらに話すシーン。
この第5回「告白」が一気に盛り上がったシーンであり、とてもいい出来栄えであり、演ずる吉高由里子さん・・・上手いなと思いつつ見入った。
まひろに謝罪した道長が、屋敷に戻るや父の面前で次兄・道兼に感情を爆発させ、殴り倒すシーン。
これを見ていた父・兼家は「道長に、このような熱い心があったとは知らなんだ。これなら、わが一族の行く末は安泰じゃ。今日は良い日じゃ」と喜ぶ。
さすが肝の据わった父・兼家と思わせられる。
朝廷に次ぐ権力者、あるいはそれ以上の権力者へ上り詰めようとする藤原一族の統領、その威厳を表すしたたかなシーンでもあった。
戦国時代絵巻と違って、戦のシーンはないけれども、権力志向の闇も描かれる壮大な平安絵巻になりつつある。
目が離せなくなってくる。
脚本家・大石静さんの術中にはまりつつあるのであろう。(夫)
(心身喪失気味のまひろ)
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