咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

ちょっといい記事に触れて・・・

2012-09-11 22:10:44 | 日記
 先日の新聞記事「『義』忘れ『いじめ』蔓延」(裏千家前家元・千玄室)という、ちょっといい記事が掲載されており、なるほど・・・と、共感した。

 「よく『事勿れ(ことなか)』という言葉が用いられる。何か事が起こると必ずこの言葉が引用されるのだが、逃げ場を作っているようで嫌な感じがする。相変わらず学校での『いじめ』がのさばっている」

 学校での「いじめ」に対する教師の不適切な対応、警察へ届けてもさらに不適切な対応が目立っているとの筆者。しかし、あの大津市のいじめ問題が大きくクローズアップされて以来、全国の学校も教育委員会も警察も適切に対応する方向に動き出してはいる。特に警察に被害者側が届け出ると、即応するよう変化しつつあるとの報道も多くなっている。

 加害者の親は、「自分の子供に限って」と決まり文句のように子供をかばっていると、筆者も指摘している。

 特に「子供を溺愛することで脆弱な意志の弱い体質を作ってしまうことを親は知らなければならない。民主主義の誤った教育が、日本を全体的に『我』のみが、まかり通るような世にしてしまった」と指摘し、「そして、人間がその国の協同社会の中で生かされ住むために必要な、大切な義務を教えることをどこかへ置き忘れてしまった」と続けている。

 と、もっとも大切で重要な部分がここに明記されており、正に誤った民主主義の受け入れこそが戦後教育であり、民主主義の名のもとにその好都合な部分のみを取り込んで来たところに今日の日本の歪みが露呈しているものと思われる。

 筆者も正にそのことが言いたかったものと思いつつ最後まで読み終えた。

 「教えることだけが先生の仕事すなわち義務ではない。そこには生徒に関し、また学校に関することのすべてを良き方向へ導こうとする責任がある。昔は師範学校や先生を養成する青年学校など、教え導くための魂を教導する学校があった」と、記載されてある。

 そして、教師の責任逃れの起こらないような道徳人倫的な精神修養をすべきであり、政治家も党利党略に走る前にこのような足もとで起こっている問題をいち早く解決するよう奔走すべきであると結んであった。

 なるほど、先ずは家庭教育を根本的に見直し、学校教育を見直すためにも教師自身の教育を改革することの必要性が説かれていた・・・大賛成

 また、ある記事には、中国の富裕層の二代目となる若者に対する家庭教育の過ちが指摘されていた。親が苦労した分子供達には同じ苦労をさせないよう甘やかした挙句が、贅沢三昧に明け暮れ、兎に角なんでもほしい、人が持っているものすべてがほしい・・・と、言った人間が育っているとか。

 これらの若者が、将来の中国を動かすとなると益々、あの島もこの島も果ては沖縄も中国領土と言いだすことは間違いないことで、空恐ろしいことであると。

 ところで、先週の土曜日からスタートしたNHK土曜ドラマ「負けて、勝つ ~戦後を創った男・吉田茂~」、敗戦国日本をいかにして米国占領下から救ったのか。いかに戦前から戦後間もない日本人の生き様は素晴らしかったのか、「『義』忘れ『いじめ』蔓延」と言う記事を頭の隅に置きながら見入った。

 現代の混迷の時代、求められるべき日本人像を学ぶ教材になるものと思いつつ・・・。(咲・夫)

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