たそかれの散策

都会から田舎に移って4年経ち、周りの農地、寺、古代の雰囲気に興味を持つようになり、ランダムに書いてみようかと思う。

認知症高齢者との触れ合い(2) <ユマニチュード・見ることとは>を考える

2018-04-11 | 医療・介護・後見

180411 認知症高齢者との触れ合い(2) <ユマニチュード・見ることとは>を考える

 

今日、ある老健に私が後見人を担当している方を訪ねて出かけてきました。この方は認知症ですが、ある程度のことは理解できます。といって私がどの程度この方を理解できているか、いつも会うたびに気になっています。

 

それでも最初に目を合わして挨拶すると、にっこりしてくれるので、私のことはだいたいわかってくれているのだろうなと思って、一安心です。いま私はユマニチュードを学びながら、この方と接したり、たまに実家に帰ったときに母親に接していこうかと思っています。

 

で、今日はまず、ユマニチュードの一つの柱、「見る」ということを丁寧に学んでいこうかと思っています。

 

イブ&ロゼット(『「ユマニチュード」という革命』の著者であり、実践者です、略称で呼ばせてもらいます)は、見るということを、なぜ見ることが重要で、見るとはどういうことかなど、多面的に解説しています。

 

見ることについて、端的な解説では「水平の視線は相手に平等な関係性を伝える。また、正面からしっかり見ることで正直さが伝わる。近くから、水平に、正面から、長いあいだ、瞳と瞳を合わせるという見方が、ポジティブさ、愛情を表現する。」という風に技術的な、また哲学的な意義づけをしています。

 

ここでは「見ることは愛の表現」であることを強調されているように思います。その見るとは、垂直から視線ではなく、水平の視線であることとしています。それは、ベッドの上から、車いすの上から、テーブルいすの上からの垂直の目線ではいけないというのです。あなたと私は平等の関係ですという表現方法だというのです。何かをしてあげるとかではないのです。認知症高齢者の人間性、尊厳を尊重し、その自由意思を大事にすることを、この目線を通じて、見ることを通じて表すというのです。

 

その見る目線の角度を意識して、水平に保ち、平等の関係性を理解してもらうのです。その上で、正面からじっと見るというのです。

 

イブ&ロゼットは、「瞳を合わせて正面からしっかり見たとき、正直だということを示しています。自分が大好きだ、大切だ、と思う人には、近くから長いあいだ見つめています。」

 

ま、自分の母親でもこれはなかなか難しいかもしれません。ましてや他人に対してとなるとどうでしょう。でも気持ちはなんとなくわかります。

 

その時間まで言及しています。「アイコンタクトはユマニチュードでは05秒以上必要だと考えています。」と。ま、0.5秒ならなんとかできるでしょうか。

 

その理由もあるのです。「これは相手に見られていることを自分が認識するのに必要な時間です。」と。そうなのです。多くの認知症高齢者は、自宅介護でも、デイケアでも、介護施設でも、しっかり自分を見てもらっていないと思うのです。介護施設職員などに話を聞くと、多くの施設利用者に対して介護サービスのメニューが決まっていて、その作業をすることで大変で、一人に時間をかけていると、ほかの人が待ってくれないというか迷惑を受けると感じているようです。おむつを替えるときは下肢を中心に、口腔ケアをするときは口周辺を見るだけで、精一杯なのかもしれません。それは介護職だけでなく、医療関係者も同じでしょう。

 

それでは介護を受ける人を見る、人間として見ることにはつながらないというのです。

 

イブ&ロゼットはきっぱりと「見ないとは、「あなたは存在しない」と告げること」と断言しています。

 

とくに認知症高齢者のなかで、暴言を吐いたり、暴力を振るったりする人がいたりすると、見ることを怠ってしまうのが自然の意識かもしれません。

 

イブ&ロゼットは「特に、非常に攻撃的な認知症高齢者を相手にするような厳しい状況では、ケアをする人は相手の瞳を見つめることはありません。入浴のケアでも視線を合わせようとはしません。それどころか無意識のうちに爪先立ちになり、体を伸ばして「上から目線」にしようとしているのです。相手の攻撃性に対して、自然とそのような姿勢を取ってしまっています。」と指摘します。

 

そしてそういう高齢者は実は攻撃しているのではない、防御しているのだというのです。これは驚きですが、なんとなく同感します。

 

「ケアを受ける高齢者は長年瞳を合わせられていません。「あなたは大切だ。価値ある人だ」と言われていないのと同じです。裸にされても、なお瞳を合わせられていないのです。こういう攻撃的なケアをされたと感じた体験が感情記憶に残るのですから、ケアを受ける側も攻撃的になります。しかし、それは攻撃ではなく、自分を守っているだけなのです。」

 

だからこそ、上記に述べたような方法で、また気持ちを投入して見ることが不可欠なのですね。「私は何者で、眼前の人は誰なのか。私たちの関係はどういうものか。」という問いかけをしながら見ることで、初めて両者の絆が生まれ、触れ合いがようやくできるといえるのではと思うのです。そして本当の触れ合いはさらなるステップが必要です。

 

それはまた明日。


雨がなくても山崩れ? <大分山崩れ 大雨ないのになぜ 大量土砂、救助阻む>

2018-04-11 | 災害と事前・事後

180411 雨がなくても山崩れ? <大分山崩れ 大雨ないのになぜ 大量土砂、救助阻む>

 

ちょっと気になる記事があったので、ユマニチュードを書こうと思いつつ、ついこのテーマに気持ちが移ってしまいました。

 

毎日記事<大分山崩れ大雨ないのになぜ 大量土砂、救助阻む>と、耶馬溪での山崩れによる家屋崩壊と行方不明者を報じていました。

 

<「大雨が降ったわけでもないのになぜ」>です。

<静かな山間部の集落を突然、大量の土砂がのみ込んだ。大分県中津市耶馬渓(やばけい)町金吉(かなよし)で11日未明に起きた土砂崩れは幅約200メートルに及び、男女6人が不明となった。近く結婚を控えていた21歳の女性も巻き込まれたとみられる。>

 

なお、NHKでは<大分 中津 耶馬溪町で山崩れ 6人の安否不明>の中で、<大分地方気象台によりますと、土砂崩れがあった中津市耶馬溪町のアメダスの観測点では、10日夜から11日朝6時までの24時間で0.5ミリ以上の雨は観測していないということです。>と降雨量ゼロといってよい気象条件であったことが示されています。

 

この点について、専門家の解説を西日本新聞記事<降雨ないのになぜ 地下水、地盤風化も影響か 大分・耶馬渓の土砂崩れ>では

 

<本社ヘリで上空から現場を見た福岡大の村上哲教授(防災地盤工学)は、崩れた山の斜面に水が湧き出ていたり、水が流れたりしていることに注目。「山がため込んだ地下水のため、土砂崩れが起きたのではないか」と話す。>

 

また、<地元の建設会社幹部(41)によると、現場周辺は水がたまりやすく地盤が緩いことが、地元の建設関係者の間で知られていた。村上教授はさらに、現場付近は山頂が平らで、水がたまりやすい崩積土(ほうせきど)の斜面だと分析。急斜面のため崩れやすく、岩盤との境に沿って滑り落ちたとみられるという。>

 

そのほか<九州大大学院の三谷泰浩教授(地盤工学)は現場が溶岩台地で、川に沿って風化した山の斜面が浸食される「耶馬渓特有の現象」と分析。垂直方向に地盤の割れ目があり、その割れ目に沿うように、まず地盤が滑り落ちたと考えられるという。崩落地点のさらに上部には亀裂も確認されている。三谷教授は「雨が降ったり、崩れた土砂を除去したりすれば、さらに崩れる恐れもある。>と3つの視点が掲載されています。

 

毎日の別の記事<大分山崩れ岩盤が風化の可能性>では、

 

<九州大学大学院の三谷泰浩教授(岩盤工学)は「調査してみないとわからないが、むき出した岩盤が風化した可能性がある」と分析した。

 三谷教授によると、現場付近は過去の火山活動によって地盤の下部に安山岩、上部に溶結凝灰(ようけつぎょうかい)岩が形成された地域。溶結凝灰岩は亀裂が入りやすい傾向があるといい「雨や地震、長年の風化など、何らかの原因で亀裂が拡大し、安山岩と接する部分を滑り面にして崩れた可能性がある」と指摘する。>

 

さて、いずれも十分な調査を踏まえた上での見解と言うより、一般的な当該地域の地質や崩壊状況からの説明かと思われます。とはいえ、専門家の判断としていくつか傾聴に値すると思っています。

 

ご承知の通り耶馬溪は(ウィキペディアを引用)<新生代第四紀の火山活動による凝灰岩や凝灰角礫岩、熔岩からなる台地の侵食によってできた奇岩の連なる絶景である。凝灰岩や凝灰角礫岩の山には風食作用や河川の洗掘作用によってできた洞窟も多い。>場所で、<日本三大奇勝として知られ、日本新三景に選定され、名勝に指定されている。>わけですね。

 

Google Earthで現地を見ますと、まさに溶岩台地ですね。そこに金吉川が台地の裾を侵食するように蛇行して流れています。

 

溶岩台地であるうえ、三谷教授が指摘されているように、<現場付近は過去の火山活動によって地盤の下部に安山岩、上部に溶結凝灰(ようけつぎょうかい)岩が形成された地域>という地質構造であるなら、風化、亀裂が拡大していてもおかしくはないでしょうね。

 

毎日の記事にある山崩れの写真を見ると、途中で山塊崩落があったかのように垂直の壁ができているところがあります。それが凝灰岩などが風化して垂直の亀裂線が入りまではわかるのですが、安山岩との接する部分を滑り面にしてすべった、崩れたというのがあのじょうたいなのか、素人的にはわかりにくように思うのです。

 

ここの地形や樹林相をみて気づいた点があります。まず、金吉川の流れがここの場所(梶ヶ原)のところで90度に鋭角に曲がっています。この河川では一番の曲がり具合です。とても鋭角な印象です。それが背後の山体の地形・地質に影響するのかはわかりませんが、気になる点です。

 

もう一つ、風化の岩盤が浸食された可能性を指摘されていますが、崩壊前のGoogle Earthの写真では、住宅の背後は広葉樹が大きく盛り上がり、その上部や両側には針葉樹が林立しています。いずれにしても岩盤が雨風にさらされている状況であったとは思えないのです。

 

この写真で、林相が割合、鮮明に分かれていて、その広葉樹付近を中心に崩れ、その結果、上部の針葉樹が引っ張られて、地盤とともに崩れたという印象を受けます。

 

ではなぜ広葉樹やその地盤が崩れたのか、それは今後の調査に待たないといけませんが、なぜ広葉樹だったのかとも関係するかもしれません。写真からは相当大きな広葉樹の巨木が林立しているように見えますが、これもはっきりしません。

 

で、ストリートビューで、崩落前の住宅群を見て気づいたのは、その裏手に防護柵のような設備があります。しかもまだ新しい印象です。仮に土砂崩壊防止のための防護柵だったとしたら、その必要性をどのような調査で判断し、その防護柵程度で良いとしたかが検討されて良いかと思います。

 

上記のNHK記事では<国土交通省によりますと、土砂崩れがあった現場付近は、去年3月に大分県が土砂災害防止法に基づいて「土砂災害警戒区域」に指定していたということです。土砂災害警戒区域に指定されると、市町村は、避難場所や避難経路をあらかじめ検討し、地域防災計画に記載することが義務付けられます。

 

さらに、山の斜面の部分と一部の住宅の敷地は、斜面が崩壊した際に建物に被害が出て住民に大きな危険が及ぶおそれがあるとして、「土砂災害特別警戒区域」に指定されていました。>となっています。

 

「土砂災害警戒区域」や「土砂災害特別警戒区域」の指定に当たっては、一定の地質調査を行っており、その調査報告も参考になるでしょう。ただ、大分県の<大分県土砂災害危険箇所情報インターネット提供システム>では、私のPCの機嫌が悪いのか、うまく作動してくれず、その箇所特定が出てきませんでした。

 

ところで、前記西日本新聞記事では、<地元住民によると、数日前から山に異変があったという。土砂崩れに巻き込まれた男性が数日前から「裏山から石が落ちてくる」と話していたという。山が2、3日前から「ゴー」と地鳴りがしていたとの証言もある。>ということで、前兆があった可能性もうかがえます。

 

こういった「土砂災害警戒区域」の指定では、住民からの前兆の情報を収集するよう事前説明をしっかり行い、センサーなどで定期的に観測する体制を整える必要があることも検討して良いのではと思うのです。

 

私の所感は、なぜ金吉川が直角に曲がっているのか、林相が異質な箇所で崩落が起こっている、「土砂災害警戒区域」等の指定や防護柵が設置されていたとすると、大雨以外にも崩落の危険性を告知できていたかなど、気になっています。

 

というのは、溶岩台地などでは、雨水が山体から湧き水などになって出ていないと、思わぬところにたまってしまい、崩落の原因になると考えるからです。防護柵とともに、水抜き装置が必要だった可能性も検討されて良いかと思うのです。

 

たしか昨年は朝倉町の予期せぬ異常な豪雨に伴う斜面崩壊などでしたが、今度は雨のない斜面崩壊ですね。林地管理のあり方としても勉強したいと思います。

 


モリ・カケに一言 <加計文書 愛媛県職員と官邸やりとり全文>などを読んで

2018-04-11 | 行政(国・地方)

180411 モリ・カケに一言 <加計文書 愛媛県職員と官邸やりとり全文>などを読んで

 

さまざまな用件が少しだけ一段落したので、ちょっと気になっていたことを書いてみようかと思います。ま、私が書くまでも内はなしですが・・・

 

その前に、今朝も田中陽希のグレート・トラバースを1時間、じっくり見ながら、初めて1時間室内ジョギングができました。最初は10分でしたが、次第に増えて、陽希さんの歩き走り登り下りを見ていて、次第に元気をもらい、15分、20分、30分と少しずつ増やしていって、ついに1時間です。ま、陽希さんの強靱な持続力には到底及ばないというか、論外の話ですが。

 

それでも南アルプス、中央アルプス、そして北アルプスへと次々と踏破する彼の姿は、美しいし、子供のような純真さと、感情豊かさを感じさせてくれます。そういえば奥穂高の登攀が最後に放映されましたが、私も45年以上前に登ったことを思い出しました。山岳部出身の友人のしごきのような(これは当時当たり前だったのですが)指導で、5月初旬、涸沢でキャンプし、穂高連峰を踏破したのです。私にとっては涸沢までの登りがきつく、参りました。たしか20kg強を担ぐのですが、そんな重いものを担いで歩いた経験がなく、これは泣きたくなりましたね。でも山岳部出身の彼は30kg強をかついでどんどん登り、涸沢につくと、すぐに雪で氷のブロックを作るとっても頼りがいがありました。

 

登攀は軽装でしたので、私にとっては高山病も経験せず、軽快でした。まったく寝袋で寝られないほどの寒さで、睡眠ゼロの状態で登攀しても平気だったのですね。若かったあの頃ですか。

 

そして1週間くらい滞在して下山後、そばがおいしかったですね。モリだったか、カケだったか忘れましたが、どっちも好きですから、あまり大きな違いがなく、忘れがたい味でした。外国で食べるモリ・カケは二度と食べる気持ちが起こらないもので、やはり日本に帰ってきて食べるモリ・カケの誠実で新鮮な味わいはなんともいえません。

 

さてそのモリ・カケは政治の世界ではいつまで続くのか、困った問題ですね。そこには誠実さや新鮮な味わいがなく、ドロドロしたものばかりが目について、ほんとは取り上げたくない話題ですが、一言。

 

佐川氏の国会答弁の日に、「トラック何千台も走った気がするという言い方をしてはどうか」と理財局職員が学園側に持ちかけたというのですから、なんともお粗末というか、ひどい話ですね。

 

これを佐川氏の答弁に合わすためといった話がありますが、どうでしょう。佐川氏の答弁は彼が自分で当日、アドリブでしたものでしょうか。そんなはずがありえないと思います。事前に答弁内容は、首相答弁とのすりあわせもあり、内閣府などとも資料を踏まえて調整して回答しているとみるのが自然でしょう。

 

だいたい、積算根拠の廃棄物量でトラック4000台ちかい搬出入があれば、さまざまな資料と手続きが必要です。通常、搬出入のルート、その道路構造が耐えられるものか(補強が必要か)、沿道の住宅への影響の可能性が問題になるので、近隣説明会の開催や協議が不可欠です。近隣のトラックが通ったかと行った話ではなく、そういった本来の手続きがとられていれば、資料が残っているはずです。その資料を確認すればすむのです。逆に言えば、いまさら口裏合わせをするといった職員のお粗末さを感じますね。無理に誰かから突然、言われて思慮分別を失ってやむなくやったとしか思えません。

 

それをやらしたのは、むろん佐川氏とは考えにくいですね。

 

加計学園問題は、今朝の毎日記事は大量の情報を提供しています。

まず、<加計文書愛媛県職員と官邸やりとり全文>では、

《藤原地方創生推進室次長の主な発言(内閣府)11時30分》とのタイトルで、

<・要請の内容は総理官邸から聞いており、県・今治市がこれまで構造改革特区申請をされてきたことも承知。>

<・政府としてきちんと対応していかなければならないと考えており、県・市・学園と国が知恵を出し合って進めていきたい。>

これらいずれも、愛媛県の職員が勝手に書いた内容といえないことは明らかです。

 

<要請の内容は総理官邸から聞いており>は重い言葉ですね。

 

次の指導というか指示というか、これまた政府側でないとここまで具体的にいえないですし、愛媛県職員が仮装してねつ造することも無理でしょう。

< ・今年度から構造改革特区と国家戦略特区を一体的に取り扱うこととし、年2回の募集を予定しており、遅くとも5月の連休明けには1回目の募集を開始。

 ・ついては、ポイントを絞ってインパクトのある形で、2、3枚程度の提案書案を作成いただき、早い段階で相談されたい。>

 

そして今度は 《柳瀬首相秘書官の主な発言(総理官邸)15時00分》です。

 

<・本件は、首相案件となっており、内閣府藤原次長の公式のヒアリングを受けるという形で進めていただきたい。>と問題の<首相案件>が上がっていますし、それだけでなく、上記との連携があることまで記載されていることに真実性を否定することは容易でないと思います。

 

次の言葉は、勝手に書けるような内容ではないですね。

<・加計学園から、先日安倍総理と同学園理事長が会食した際に、下村文科大臣が加計学園は課題への回答もなくけしからんといっているとの発言があったとのことであり、その対応策について意見を求めたところ、今後、策定する国家戦略特区の提案書と併せて課題への取組状況を整理して、文科省に説明するのがよいとの助言があった。>

 

非常にリアルですし、<安倍総理と同学園理事長の会食>時、下村文科大臣の注文、それへの対応への助言(これは安倍総理がした趣旨かしら?)とあまりに機微な内容ですね。

 

むろん加計学園側からの入り知恵が介入した可能性もないではないですが、そこまで愛媛県職員が備忘録に加工する必要があるとは考えにくいですね。

 

加計文書柳瀬唯夫元秘書官の否定コメント全文>では、柳瀬氏は全面否定していますが、少なくとも当日11時30分のスケジュールを明らかにすべきでしょう。むろんマル秘事項もあるでしょうが、それ相応の説明責任が必要でしょう。藤原氏はどうなんでしょうね。

 

柳瀬氏の木で鼻をくくるような、というか、それ以上に内容を明らかにしない対応は責任ある立場の内容とはいえないですね。

 

その点、中村愛媛県知事は、部下を信頼し、妥当な対応かと思います。

加計文書愛媛知事の会見要旨

 

結局、<加計文書首相答弁崩壊も 官邸疑惑深まる>と指摘されても仕方がないですね。はやく決着をつけてもらいたいものです。