子どもの頃の飲料は、粉モンだった。渡邊や春日井のメロンソーダとかオレンジジュース、とか。水に溶かして飲むのが会社側の意図だったようだが、子どもたちは、何故か指に粉をつけては舐めていた。ちょっとキケンな薫りがしたのだろう。
冬場はちょっと高級な粉末のミルクココアやインスタントコーヒーなどがあり、慣習の恐ろしさ、インスタントコーヒーに砂糖を混ぜて舐めていたりした。親に見つかった時は、「こんなことしたら、頭、悪なるやろ!」と叱られた。
なぜこんなことを思い出したかと言えば、スーパーに復刻版の懐かしのオレンジジュース、『プラッシー』があったからだ。プラッシーは裕福な家にケース買いしてあるリッチな飲み物だった。テレビのCMでは『お米屋さんで買ってください』とラストに付け加えられていた。一般の食料品を扱う店で販売されていないことも、高嶺の花感を助長した。私はいとこの家に行った時、飲ましていただいた。
いまや全然ありがたみがなくなったプラッシーだが、やっぱり復刻版、たとえ瓶でなくペットボトルだとしても、ついふらふらと買ってしまうのだった。
冬場はちょっと高級な粉末のミルクココアやインスタントコーヒーなどがあり、慣習の恐ろしさ、インスタントコーヒーに砂糖を混ぜて舐めていたりした。親に見つかった時は、「こんなことしたら、頭、悪なるやろ!」と叱られた。
なぜこんなことを思い出したかと言えば、スーパーに復刻版の懐かしのオレンジジュース、『プラッシー』があったからだ。プラッシーは裕福な家にケース買いしてあるリッチな飲み物だった。テレビのCMでは『お米屋さんで買ってください』とラストに付け加えられていた。一般の食料品を扱う店で販売されていないことも、高嶺の花感を助長した。私はいとこの家に行った時、飲ましていただいた。
いまや全然ありがたみがなくなったプラッシーだが、やっぱり復刻版、たとえ瓶でなくペットボトルだとしても、ついふらふらと買ってしまうのだった。