今日は地蔵盆だったが、私は例によって仕事なので今回はどんなふうだったかはわからない。
例年はお坊さんがいらっしゃって、なんとも物悲しい音の鈴を鳴らし、お経をよんでから、10名足らずの子どもたちに、お話をしてくださる。「今日一日は命を大切に過ごしてください。今日は蚊を叩かないように・・・」というようなね。そして子ども達はお菓子の袋をもらって退散する。
家の前のお地蔵さんなので、おばあちゃんが日々お世話しているが、地蔵盆の前には、おばあちゃん以外の家族全員出動となる。おばあちゃんは司令塔役のみ。お地蔵さんは10体以上いらっしゃる。
花筒や台や茶碗を洗ったり、お地蔵さん本体を手ぬぐいで拭いたり、草を抜いたり曹「たり。昨日の夕方に子ども達と半分仕事をしたので、今朝は30分かけて残りを夫婦で仕上げる。その後出勤。
昨夕、お兄ちゃんは「どうかボクの願いを叶えてください」とニコニコしながらも真剣にお祈りし、真剣にメインのお地蔵さんを拭いていた。彼は妹が鼻で笑うほどに無邪気な少年だ。年は離れているが、兄妹二人でいるときには、おしゃべりと笑い声が絶えない。
そのワイルドな妹もなぜか蜘蛛には弱い。おそるおそるお地蔵さんの足元にへばりつく(たぶん)土蜘蛛の巣(のようなもの)を枝切れに引っ鰍ッながら取り除いていた。もちろん彼女が取り除いているものの正体(らしきもの)は、彼女には秘密である。
おじいちゃんとお父さんがここに来たとき、荒れ放題の土地を開墾!?していたら、ごろごろとお地蔵さんが出土したので、ここにおまつりしたんやで。という話を子ども達にしてあげる。「すごいことやな!」と顔を輝かせて感心する子ども達。
夏の夕暮れの、平和でおだやかな風景であった。
そんななごやかな風景をみていると、白か黒か、選択肢が一つしかないような世の中、ののしり合うだけの空しい議論、力ずくで言論を封じる風潮、自分の命を無駄に落とす人々が増えて行く日本になりつつあるのを、現代に生きる大人の一人として、悔しく恥じるこの頃である。
例年はお坊さんがいらっしゃって、なんとも物悲しい音の鈴を鳴らし、お経をよんでから、10名足らずの子どもたちに、お話をしてくださる。「今日一日は命を大切に過ごしてください。今日は蚊を叩かないように・・・」というようなね。そして子ども達はお菓子の袋をもらって退散する。
家の前のお地蔵さんなので、おばあちゃんが日々お世話しているが、地蔵盆の前には、おばあちゃん以外の家族全員出動となる。おばあちゃんは司令塔役のみ。お地蔵さんは10体以上いらっしゃる。
花筒や台や茶碗を洗ったり、お地蔵さん本体を手ぬぐいで拭いたり、草を抜いたり曹「たり。昨日の夕方に子ども達と半分仕事をしたので、今朝は30分かけて残りを夫婦で仕上げる。その後出勤。
昨夕、お兄ちゃんは「どうかボクの願いを叶えてください」とニコニコしながらも真剣にお祈りし、真剣にメインのお地蔵さんを拭いていた。彼は妹が鼻で笑うほどに無邪気な少年だ。年は離れているが、兄妹二人でいるときには、おしゃべりと笑い声が絶えない。
そのワイルドな妹もなぜか蜘蛛には弱い。おそるおそるお地蔵さんの足元にへばりつく(たぶん)土蜘蛛の巣(のようなもの)を枝切れに引っ鰍ッながら取り除いていた。もちろん彼女が取り除いているものの正体(らしきもの)は、彼女には秘密である。
おじいちゃんとお父さんがここに来たとき、荒れ放題の土地を開墾!?していたら、ごろごろとお地蔵さんが出土したので、ここにおまつりしたんやで。という話を子ども達にしてあげる。「すごいことやな!」と顔を輝かせて感心する子ども達。
夏の夕暮れの、平和でおだやかな風景であった。
そんななごやかな風景をみていると、白か黒か、選択肢が一つしかないような世の中、ののしり合うだけの空しい議論、力ずくで言論を封じる風潮、自分の命を無駄に落とす人々が増えて行く日本になりつつあるのを、現代に生きる大人の一人として、悔しく恥じるこの頃である。
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