紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

プリントゴッコよ、永遠(とわ)に!

2006-11-01 21:11:20 | ノンジャンル
 10月がごたごたしている内に終わってしまった。お兄ちゃんに言わせれば「最後の最後まで、いいことなかった10月」だった(その割にはゴキゲン?)そうだが、私には(かなり)イイコトもあって、ちょっと感慨ぶかい10月だった。人情の機微に触れる、という言葉を久々噛みしめた。ありがたいことである。
 でも待って! 11月といえば、そろそろ始めないといけないことがある。

 年賀状の企画だ。

 我家の年賀状はその年の干支にちなんだ双六をオリジナルで作っている。来年はイノシシだから、イノシシ尽くしの双六になる。素人の手なぐさみだから、雑でアバウトな絵と、初笑いを目論むおやじギャグ?がアクションのあるコマに描かれる。

 宛名はさすがにPCで出して行くが、ウラは大概プリントゴッコでぺったん、ぺったんと1枚ずつの手刷りという、いまどき信じられないようなアナログな作業をしている。

 スペースのある場所で刷りたての年賀状を乾かすため、ずらりと並べて行く作業は、いやがうえにも「年末気分」を盛り上げる。この場合の「年末気分」とは、「このむちゃくちゃ忙しいときに、一体私は何をしているのか?」という哲学的な自問自答である。

 しかしプリントゴッコが発売された当初の感激を未だ覚えている私は、年賀状といえばプリントゴッコしか考えられない。高校生の頃だったので、干支には全く関係ない「ブラックジャック」や「クマのプーさん(ディズニーじゃなくオリジナル版)」をうれしそうに年賀状に刷っていたっけ。

 自力でカラーの印刷物が作れるという家庭用器具の出現は、小学校の文集を謄写版印刷で作成した世代にとっては、快挙としかいいようがなかった。ガリ版切りの作業がないとはいえ、プリントゴッコの原理は謄写版の進化系だもんなあ。

 おかげさまでプリントゴッコの年賀状は、ファン第1号の夫を筆頭に、こどもたちからも人気があるので、当分は継続しそうである。すでに2ラウンド目に入っているので、使い回しがきくようになり、ネタ作りが楽になった。
 しかーし。イノシシネタは、苦しみそう。12年前の図柄をみたKちゃん、「おかーさん、ぜんぜんおもろないでー」と不服そうである。このひと言で、今回はリサイクル不可が決定してしまった。11月は呻吟する日々と相成りそうである。


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