洗礼を受けるJr.

名久井農業高校はまだまだ冬休み。
活動がないので1年間を食の視点で振り返っています。
こちらは12月に遠征した仙台での夕食です。
こちらは定番の焼肉食べ放題。ただ大手チェーン店ではなく
炭焼きが自慢のこじんまりとしたお店でした。
しかし割引を利用したこともあり、とてもリーズナブルに
仙台の牛タンなどを食べることができました。
またこの大会は2年生が修学旅行で不参加。
そこで1年生のJr.の男子も参加しました。
真面目な彼は3年生に混ざって一生懸命焼きながら食べています。
すると早々とお腹いっぱいのサイン。どうやら彼も小食のようです。
FLORAの夕食の洗礼を受けたJr.。来年の活躍を期待しています！
さて春の水大賞から始まってこの12月の大会まで
10名近いメンバーで遠征先で食事を取ったのは全部で4回。
たった4回かもしれませんが、これは例年に比べかなり多い回数です。
また2月に入ると東京でもう1度夕食のチャンスがあるようです。
でも2年生は残念ながら別の大会にぶつかってしまい参加できません。
したがって2年生抜きのFLORA HUNTERSだけの遠征。
もしかしたら、これが最後の晩餐？
3年生の送別会になるかもしれません。

お正月の天体ショー

毎年、お正月には流星群などいろいろな天体ショーがあります。
しかし慣れないとなかなか探せないものです。
そこでお勧めなのが、誰でも見ることができるのが月。
これは昨日の西の空ですが、下の明るいのが月です。
三日月なのですぐわかります。見て欲しいのはその上の明るい星。
もちろん宵の明星「金星」です。等級はマイナス4.5ぐらい。
とんでもなく明るいのですぐわかります。
またこの写真には写っていませんが、
金星のすぐ上には１等星ぐらいの明るい星も見えています。
こちらは土星。小さな望遠鏡があったら間違いなくリングが見えるので
もし条件が整っていたらぜひ覗いて欲しいものです。
月のクレーターも驚きますが、土星の環、
木星の縞模様とガリレオ衛星はきっと感動すると思います。
この写真を撮ったのは昨日の夕方6時過ぎ。
気温はなんとマイナス5.5度でした。
寒いけれど天体ショーを楽しむなら今。
ポケットカイロの代わりに暖かい飲み物を持って
寒い空を眺めるのもいいものです。

オンリーワンの逸品

新年あけましておめでとうございます。
さてこちらをご覧ください。これはFLORAのアルバム。
2017年のものです。FLORAは毎回活動するたびにその様子を撮影しています。
レポートや発表で使うからですが、こんなアルバムにもしています。
差し上げるのは卒業時。現在の3年生は3月1日には卒業です。
したがってそろそろアルバムの準備をしなければなりません。
なぜならアルバムはオンリーワン。みんな同じアルバムだったら楽ですが
参加していないメンバーにストックホルムの写真を載せてもあまり嬉しくありません。
研究も参加する大会も個人で違うため、7名いたら7名ともアルバムが違うのです。
これが長年のFLORAの流儀です。ある意味、部活動よりもクラスメートよりも
長く一緒に活動してきたFLORA HUNTERS。
これぐらい感謝しなければ罰が当たります。
作業は個人ごとに写真を分類すること。
そしてその中からとっておきの写真を選んでレイアウトしていきます。
すべてMacの画面上で作るため、成功も失敗も自己責任。
気合いを入れなければいけません。
今年の冬休みは2年生が東大で発表することが決まっているため
みんなすでに忙しくなっています。
アルバム作りも発表練習も計画的に取り組まなければなりません。

神戸の晩餐

食べ歩きもFLORAの魅力。これは昨年11月、神戸での夕食です。
この遠征は2年、3年全員で参加。総勢10名にもなりました。
このように大人数で遠征する際は、事前に夕食を予約します。
なぜなら突然店に飛び込んでも10席以上確保できないからです。
事前にみんなの希望を聞いて選びますが、
知らないお店を予約するのは大変。当然、当たり外れあります。
ただこのお店はみんなが「美味しい、美味しい」と食べてくれました。
なぜならここは神戸牛が食べられるお店だからです。
さてこんな時、よくFLORAはメニューを遠征1週間前に渡し、
一人当たりの予算を発表します。するとみんな真剣！
研究ほったらかしで計算を始めます。
ブランドである神戸牛を選ぶと高いのでちょっとしか食べられません。
しかし同じ牛肉でも神戸牛でなければ、たくさん食べられます。
どうしようか。これは各個人に任せられます。
この1週間がワクワクを増幅させてより楽しい遠征になるのです。
このように1人1研究の流儀は食事選びにも引き継がれています。
この時はステーキを食べる人もいれば、小物をたくさん注文した人もいます。
でもさすがは神戸。どれを頼んでも美味しいものばかりでした。
このように同じ窯の飯を食べながら
FLORAはグループからチームに育っていきます。

意義ある失敗報告

これは２学期の終業式の数日前に開催されたポスターセッション。
FLORAもこの日ばかりはチーム編成を解いて、個として戦いました。
ほとんどのメンバーは2023年に、すでに学会でポスター発表を経験しています。
しかし彼は今回が初めて。なぜなら彼が栽培していたのはナガイモ。
したがって9月に開催された学会発表には間に合わなかったのです。
その後、彼はこの研究をビジネスプランという違う方向に転換。
すると数千件の中からベスト100に選出され、
なんと仙台で発表したり、表彰も受けています。
ところが3年生になった今年はミスト研究をしたメンバーをサポートし
国際大会に出場することになったので、ナガイモ研究はできませんでした。
そこで最後のポスター発表では自分1人で取り組んだナガイモ研究を披露。
そんな理由から彼にとっては初めてのポスター発表となったのです。
彼が取り上げたのは砂漠の砂。たくさんあるのに用途がないからです。
砂なので水はけがいいと思って栽培したところ、想定外。
微細すぎて粘土のようになるのです。これは砂じゃない！
砂だと思って栽培したナガイモもカブもやはり縦方向には肥大しません。
現在、Jr.が研究を引き継ぎ、ラッキョウの栽培をしていますが
こちらはどうなるでしょう。研究は失敗でしたが
砂漠の砂の面白い一面を発見した彼。
きっと今年、後輩たちが再チャレンジしてくれるはずです！