花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

個の力で局面を打開せよ

2024年09月30日 | 環境システム科
先週から始まった名農の考査も今日で終わり。お疲れ様でした。
明日から10月になりますが、名農の2年生はインターンシップ。
職場体験を3日間校外で行う予定です。
中学生でも体験したと思いますが、
高校になると嫌でも将来の進路を考えての職場設定となります。
きっと有意義な体験になることでしょう。
さて3年生のFLORAといえば本日テスト後、3名のメンバーが集まる予定です。
なぜなら数日後、ある大会のオンラインインタビューがあるから。
インタビュー?不思議に思う方もいると思いますので、ご説明します。
まず大会にエントリーする際、発表を録音したパワーポイントを送ります。
全国から集まった発表の中から事務局が上位数チームを選ぶのだそうです。
その上位チームにインタビューをして、その様子を後日審査員が見て
評価するというスタイル。ちょっと変わっています。
つまりインタビューに残ったということはこれが最終決戦のようなもの。
とにかく明るいFLORA男子ですが、今回エントリーしたのは初めてのテーマ。
少し整理しておかないと、彼らの元気が空回りしてしまいます。
そんなことで本日テスト後、30分ほど打ち合わせをするのです。
1学期はTEAM JAPANとして団体戦を戦ってきましたが
2学期は個人及びグループ戦。2学期最初の大会ですが
個の力で局面を打開してほしいものです。
コメント

活動再開

2024年09月30日 | 研究
テストも今日で終わり、明日から授業が再開されます。
いきなり始まるのは2年生の課題研究。
テストで1週間休んでいたため、またまた水質分析からスタートです。
担当しているのはある男子メンバー。
ミニハクサイを水耕栽培で育てています。
調査項目は草丈、葉数、葉緑値という生育調査の他に
養液のpHやEC、窒素やリン酸濃度など盛り沢山。
さらに収穫すると重量や硝酸態窒素濃度などの分析も行われます。
彼が目指すのは、健康被害を及ぼす硝酸態窒素濃度を減らす技術。
そのために1学期は養液に用いる肥料を変えましたが
狙いは成功したのですが、生育が今ひとつ。
そこで2学期はLEDをサプリメントのように照射して
成長を促しているのです。目標とするゴールは今月下旬。
それまでみんなの協力を得ながら取り組んでいく予定です。
コメント

不気味な豊作

2024年09月29日 | 学校
これはイチジク。本来なら温暖な地域で栽培する果物です。
しかし温暖化の今、どんどん南方の作物の適地が北上しているといいます。
先日のニュースでは、北海道でサツマイモがたくさん採れているとのこと。
適した品種はシルクスィートやベニアズマ。
茨城や千葉が産地の品種がもう北海道が適地になったことに驚きです。
それならばとFLORAも試験的に馴化温室の脇でイチジクを栽培してみました。
これは別の場所で育てたイチジクですが
不気味なことに、ご覧のように豊作ではありませんか。
経済栽培の北限は秋田といわれるイチジクですが
もう青森県で畑を作っても大丈夫かもしれません。
南部町はフルーツの里。新しい果物として導入してはどうでしょうか。
しかし問題は冬。霜に弱く、低温は苦手です。
昨年は温暖な冬だったのでなんなく乗り越えましたが
今年はどうでしょう。試練の2年目を迎えます。
これで乗り越えたらもう南部町はイチジクの産地です。
コメント

オープンスクール

2024年09月29日 | 学校
全国募集をしている名久井農業高校。
青森県で同じく全国募集をしている学校をまとめて紹介するパンフレットがあります。
これを見ると「あおもり留学」という名前で年間通して
全国で説明会をしていることがよくわかります。
その中にオープンスクールというイベントがあります。
年に何回が個別に学校を訪問できる日で、
この日は係の先生がきめ細かく学校を案内してくれます。
さて今年の日程を見ると名農は8月と9月に行われたようですが
最後にもう1回あるようです。それは11月2日と3日の土日です。
この日はちょうど2024年の名農の文化祭である「名農祭」の開催日。
学科の紹介展示はもちろん、たくさんの模擬店も並びます。
名農の学習や名農生の人柄や活躍を知るにはぴったりの時期です。
秋野菜や果物の即売会はもちろん、生徒会のステージイベントや
名農名物「郷土芸能部」の和太鼓演奏もあり毎年地域の皆さんがたくさん訪れます。
さらにこれまた名農名物である地域の小中学生対象のコンテスト
「アグリチャレンジ大賞」の表彰式も特設のオープン会場で行われます。
いつも穏やかな名農生が熱く盛り上がる大地の文化祭。
全国の中学生の皆さん、ぜひご来校ください。
あおもり留学については本校ホームページとリンクしているサイトで
詳細を知ることができるので、ぜひ一度覗いてみてください。
かつて「となりのトットちゃん」が疎開した豊かな里山でお待ちしています。
コメント

コロコロデビュー

2024年09月28日 | 環境システム科
これは今年8月にストックホルムで発表してきたTEAM JAPANのキャリーケース。
昔、FLORAのメンバーは2年生の秋になるとよく小型のキャリーケースを購入していました。
彼らのいう「コロコロ」のデビューです。
理由のひとつは2年生の11月に修学旅行があったから。
今は行きも帰りも宅配で送れるようですが、当時は送れるのは帰りだけ。
したがってみんなコロコロを引っ張って関西方面に向かったものです。
もうひとつの理由は県外遠征が始まるから。
FLORAは2009年の結成時から発表の場を求めて日本中を飛び歩くのが流儀です。
そこでメンバーは、どうせ修学旅行で使うのだからと早めに購入して遠征していたのです。
しかし今は、皆さん大きなリュックを背負うようになったので
遠征でコロコロを持ち歩く人はいなくなりました。確かに背負った方が楽かもしれません。
ではTEAM JAPANのケースをご覧ください。コロコロなどという可愛いものではありません。
10日もの長期間、さらに着物なども入れなければならないため
かなりの大きさになるからです。気になるのが重さ。
重量オーバーだと追加料金が発生してしまうからです。
そんなことで帰国前日は荷物を分け合う作業が始まります。
今回もなんとか皆さんの協力で規程重量内に収めることができました。
さて今年の2年生の修学旅行は12月7日から。
そのため11月下旬から考査が始まります。
考査をすべて終えて、安心して旅行できるのは嬉しいことです。
気になるのは彼らの荷物。コロコロ?それとも大きなバッグやリュック?
荷物を持ち歩く必要がなくなった今の修学旅行のスタイルが気になります。
コメント