花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

地方ってどこ?

2024年10月28日 | 
青森県には伊奈かっぺいさんというタレントさんがいます。
昔は地元のTV局にお勤めで、ラジオなどのパーソナリティーも務めていたで
毎日のように楽しいお話しを車の中で聞いていたのですが、
最近はあまりお耳にかからなくなりました。
ところが先日、TVを見ていると、ライフワークにされているトークライブ
「13日の金曜日」が紹介されてました。13日の金曜日に、決まった場所と時間で
ライブをするというイベントで、青森県民にはお馴染みです。
実はその昔、名久井農業高校の収穫感謝祭のイベントで
伊奈かっぺいさんをお招きしてトークライブをしてもらった記憶があります。
生徒も先生もみんな体育館で大笑いしたものです。
さてそんな昔の伊奈かっぺいさんの名農ライブを思い出したきっかけが、
先週見かけたこの看板。「りんご地方発送中!」と書いてあります。
またお店にとっては「地方発送お承ります」とも書かれています。
青森からりんごを東京に送っても、大阪に送っても地方発送。
つまり東京は地方で、青森こそ中央なんだ!というのが定番のネタでした。
今年の収穫感謝祭は11月4日。全校生徒で焼肉です。
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ハンバーガーのお値段

2024年10月09日 | 
早いものでFLORA HUNTERSがスウェーデンから帰国して1ヶ月が経ちました。
これは彼らが食べたハンバーガー。日本と同じようにポテトがついています。
今回はこのようなハンバーガーを何度か食べましたが
その明細がカード会社から先日届きました。
日本円に直すとなんと1セット約3,500円。
日本で食べると1,000円弱なので3.5倍も高いことがわかります。
ただ当然ながら現地の価格表示はスウェーデンクローナ。
最初はどうしても日本円に換算してしまいますが、
気にしていたら何も食べられなくなってしまいます。
そんなことで最後はあまり気にしないようになりました。
キャッシュレス大国のスウェーデン。
お土産店やスーパーマーケットは現金が使えましたが
どんどん使えなくなっているとのこと。
そこで今回メンバーはデビットカードを事前に作り支払いをしました。
作ったメンバーは今回が初めてでしたが
15歳以上なら作れるのでとても便利でした。
日本も将来、こうなっていくのでしょうか。
ストックホルムでの買い物も貴重な思い出。
もしかしたら彼らにも明細が届いているかもしれません。
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クネッケブロードのようなもの

2024年09月03日 | 
こちらはスウェーデンの薄焼パン「クネッケブロード」 。
西暦500年頃には食べられていたという伝統食で
軽いので学校のお土産にしました。決してトイレットパーパーではありません。
伝統的なものはライ麦でできていますが、これはトウモロコシ。
したがってクネッケブロードに似たようなものというのが本当かもしれません。
ポン菓子のように厚いうえ、味もついていることから
パンというよりポップコーンのお菓子の感覚かもしれません。
果たして味はいかがでしょう。気になります。
さて9月7日〜9日は地元南部町の名川秋祭り。
毎年名農は全校で参加し、町を盛り上げています。
そのため祭りの準備や練習などがこれから本格的に始まる予定。
3年生は就職試験もあり、9月は大忙しのようです。
FLORAは9日〜10日は東京大学で開催される学会に参加し
表彰されることになっています。
これは半年以上も前に決まっていましたが、
例年だと名農が農産物を配布したり流し踊りに参加する日は祭りの初日。
したがって最終日にかかっても問題ないと思っていましたが
なんと夏に町の祭り実行委員会が開かれ、
今年は最終日に流し踊りなどを行うことに決まったそうです。
それでなくても少ない生徒数。1年に1回の地元のお祭り。
参加させたかったのですが、こればっかりは仕方ありません。
少子高齢化の南部町。いつも通りには行かなくなってきたようです。
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インドア派からアウトドア派へ

2024年04月09日 | 
これは昨年、実験のために育てていた小松菜。
実験に使った後は、片付けることなく
ワグネルポットのまま雪の降る屋外に放置されていました。
越冬生活も終わり暖かくなってきた4月、
ご覧のようにまた葉を伸ばし始めました。
若菜を摘んで食べたらきっと美味しいはずです。
しかしまもなく黄色の花を咲かせようと「とう立ち」してくるはず。
こうなると葉が厚くなり食味も落ちてきます。
でも大丈夫。今度は蕾を食べてみましょう。
小松菜はアブラナ科。したがって菜の花と同じように
ナバナを食べることができるからです。
さて昨年は土肥実験室に引きこもってばかりいたFLORAですが
今年は7テーマ中、半分以上を農場の温室で行う予定。
インドア派からアウトドア派へ。色白から色黒へ。
そのためにも早くTシャツが欲しいFLORAです。
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所変われば品変わる

2024年03月28日 | 
先日に引き続き煎餅の話題。こちらは同じ煎餅でもお米が原料。
「わんど(私たち)のせんべい」というユニークな商品名がついています。
この煎餅は青森県の津軽地方にある五所川原農林高校と新潟県のメーカーのコラボ商品。
新潟は誰もが認めるお米の産地で、有名な煎餅メーカーがたくさんあるので
米煎餅を作るのは分かります。ではなぜ青森県の南部地方が小麦の煎餅なのに対し
同じ青森県でありながらこの津軽の高校ではお米の煎餅を作ったのでしょうか。
理由はやはり「ヤマセ」。低温多湿のヤマセは偏東風というように
太平洋側から霧となって流れ込みます。しかし青森県の中央には
八甲田連峰があり堰き止めるので、日本海側の津軽地方には届かないのです。 
そのため津軽地方の夏は晴れの連続。日中の気温が高く
夜間は放射冷却で冷えるため、作物は光合成で作った澱粉を
どんどん増やすことができます。その結果、同じ青森県といえども
津軽はリンゴやお米の大産地になっているのです。
日頃からお米を食べていた津軽と神事でしか食べられなかった南部。
まさに「所変われば品変わる」です。
このお煎餅は津軽らしくリンゴ味。期間限定ですが
東京でも手に入るようなので、見つけたらぜひ食べてみてください。
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