思い出を袋に詰めて

先日、３年生最後の課題研究が行われました。
TEAM FLORA PHOTONICS の３年生は5名。
充実した2年間を振り返りました。
そして最後は恒例の賞状の返却。
アグリマイスターなどの申請で必要なため
賞状はもらうたびにチームの倉庫にしまっていたからです。
扉をあけてびっくり。
想像以上に賞状と副賞が多いのです。
中にはいただいた液晶プロジェクターも出てきました。
しかしさすがにこれを持ち帰っても使えないので
１ヶ所だけなかった名農の特別教室に寄付することにしました。
山ほどのお土産を紙袋に入れて授業は終わりましたが
袋には入りきれないたくさんの思い出も持ち帰ったはずです。

萌え萌えキュン！

チームの2年生が一足早く取り組みはじめた最後の研究。
研究に必要な植物を10日ほど前に播種していましたが
ご覧のとおりやっと顔を出してきました。
もちろん屋外は氷点下の世界。
したがってこの植物は環境システム科の誇る
温度と光の質を制御できる植物育成棚の中で顔を出しました。
寒さで不安だった2年生はこの朗報でひと安心したようです。
さて近頃、またテレビCMで久しぶりに
「萌え萌えキュン」という言葉を耳にするようになりました。
ご存知のとおり、萌えとは草木の芽が伸びることをいいます。
したがってどんどん芽生えてきたこの状態はまさに萌え萌え。
丈夫に育ってほしいものです。

株主総会!!

名久井農業高校では現在、3年生の学年末考査が行われています。
3年生は卒業をかけた最後の試験なので一生懸命です。
さて先週、学校設定科目「起業チャレンジ」の最終授業が行われました。
起業チャレンジとは環境システム科３年生が模擬農業法人を３社作り
水耕野菜の生産販売を競う名農ならではの科目です。
この科目の醍醐味はもちろん自らの考えで野菜を選択して
栽培販売するというものですが、
実はそれ以上に大切なポイントがあります。
それが経営分析。農業経営に関する部分です。
本来ならば科目「農業経営」で学ぶのですが、
どうしても経営に出てくる用語は難しく
仕組みも複雑で数字の意味を理解するのは難解です。
しかし起業チャレンジではそれぞれの数字はすべて自分たちが生み出したもの。
したがって理解がとても早く、納得しやすいのです。
つまり極端な話をいえば、半年以上の生産販売は
この数字を作るための作業なのです。
そんな彼らの最後のハードルが株主総会。
株主の先生方を招き、経営報告を行うのですが
厳しい先生方の質問にみんな必死で対応しています。
その甲斐あって株主総会は荒れることなく無事終了。
本当にお疲れさまでした。
最後は三三七拍子でお開きとなりました。

トレッドパターン？

タイヤにおいてトレッドとは
地面に設置する部分をいい、
その模様をトレッドパターンと表現します。
夏のタイヤは真っすぐの溝が切ってありますが
冬のタイヤには摩擦力を高めるなどの理由から
複雑なパターンとなります。
ではこのパターンはいかがでしょう。
いかにも冬タイヤのアップのように見えますが
これはなんとタイヤではありません。
土手が崩れないよう積んだブロックなのです。
タイヤのようで面白いとは思いませんか。
このブロックは第2農場で見ることができるので
ぜひ探してみてください。

驚きの生命力

職員室で育てているシロバナタンポポ。
水しかあげていないのに元気です。
それどころかまたまた蕾がつき始めました。
開花するまでの期間を楽しんでいますが
受粉したら花首から摘んでいます。
もしそのままにしておいたら
職員室の中が綿毛だらけになってしまうからです。
したがってこのタンポポはまだ一度も
実をつけたことがないのです。
それが理由ではないと思いますが
１ヶ月ぐらい休むとまた次々と蕾をつけてきます。
温度条件さえ整えばどんどん花を咲かせる
タンポポの生命力に驚きです。