大晦日は毎年恒例の話題。
この地域では「年越し」を「年取り」といいます。
実は名前だけでなく食事もかわっています。
一般に大晦日の夜の食事は、年越しそばに代表されるように
特別ご馳走を食べる習慣はありません。
そのかわりにお正月は、おせち料理で盛大に祝うのが普通です。
これは公家や商人の文化らしく、青森の南部地方は違っていました
まったく逆なのです。尾頭付きのお魚などのお膳を囲んで盛大にお祝いするのは大晦日の夜。
逆にお正月はお餅こそ食べますが、大晦日の残りをいただくという風習がありました。
なぜなら青森県南地方ではかつて太陽が沈むとその日は終わりという考えがありました。
この考え方からすると大晦日の夜、みんな揃って食事をする頃は既に1月1日になっていて
新しい歳神様はもう家に来ていると考えたのです。
神様をお迎えする最初の食事を盛大に祝いたい。
そんなことで大晦日の夜は豪華な食事となりました。
かつてよく授業でこの風習がどれぐらい伝承されているか
高校生に聞き取り調査を行っていました。
面白いことに20年ぐらい前は約8割が大晦日を祝うタイプでしたが
10年ほど前に約5割となり、今では2〜3割しか伝承されていません。
大晦日は普通の食事で夜に年越しそばを食べるというのがほとんど。
お祝いするにしてもなぜか焼肉とかオードブルが並ぶようです。
ところが数年前からもっと驚く人たちが出てきました。
お正月もお祝いしないというのです。
なんと青森県ですらお餅やお節料理を食べることを知らない
子供たちの時代になってきているのです。
農村の近代化、核家族化など理由はいろいろありますが
農を教えてきたものにとってこれは複雑な思いです。
さて今年も今日1日となりました。
チームは青少年水大賞の日本代表になったことから
あえて春から今年はチーム最後の年と大々的に掲げることで
メンバーのモチベーションを高めてきました。
世界準グランプリの快挙はたくさんの関係者のサポートはもちろん、
これに応えてくれた名農生の心意気です。
時代は変わってもこんな名農の精神は引き継ぎたいものです。
今年もお世話になりました。
この地域では「年越し」を「年取り」といいます。
実は名前だけでなく食事もかわっています。
一般に大晦日の夜の食事は、年越しそばに代表されるように
特別ご馳走を食べる習慣はありません。
そのかわりにお正月は、おせち料理で盛大に祝うのが普通です。
これは公家や商人の文化らしく、青森の南部地方は違っていました
まったく逆なのです。尾頭付きのお魚などのお膳を囲んで盛大にお祝いするのは大晦日の夜。
逆にお正月はお餅こそ食べますが、大晦日の残りをいただくという風習がありました。
なぜなら青森県南地方ではかつて太陽が沈むとその日は終わりという考えがありました。
この考え方からすると大晦日の夜、みんな揃って食事をする頃は既に1月1日になっていて
新しい歳神様はもう家に来ていると考えたのです。
神様をお迎えする最初の食事を盛大に祝いたい。
そんなことで大晦日の夜は豪華な食事となりました。
かつてよく授業でこの風習がどれぐらい伝承されているか
高校生に聞き取り調査を行っていました。
面白いことに20年ぐらい前は約8割が大晦日を祝うタイプでしたが
10年ほど前に約5割となり、今では2〜3割しか伝承されていません。
大晦日は普通の食事で夜に年越しそばを食べるというのがほとんど。
お祝いするにしてもなぜか焼肉とかオードブルが並ぶようです。
ところが数年前からもっと驚く人たちが出てきました。
お正月もお祝いしないというのです。
なんと青森県ですらお餅やお節料理を食べることを知らない
子供たちの時代になってきているのです。
農村の近代化、核家族化など理由はいろいろありますが
農を教えてきたものにとってこれは複雑な思いです。
さて今年も今日1日となりました。
チームは青少年水大賞の日本代表になったことから
あえて春から今年はチーム最後の年と大々的に掲げることで
メンバーのモチベーションを高めてきました。
世界準グランプリの快挙はたくさんの関係者のサポートはもちろん、
これに応えてくれた名農生の心意気です。
時代は変わってもこんな名農の精神は引き継ぎたいものです。
今年もお世話になりました。