花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

みなさんのおかげです

2024年12月31日 | 環境システム科
3代目FLORA HUNTERS。
2代目は名前の後にAQUAという識別名を付加しましたが
彼らはオシャレにFLORA HUNTERS The Ⅲrdと呼ぶことにしました。
ただこれも長い。おそらくルパン3世にならって
FLORA The Ⅲrdと呼ぶことになりそうです。
たった3名の彼らが初めて活動したのは、2024年の4月1日。
2代目とともに園芸実験室から長机を大型水耕温室に運び込み
配線をしながらミスト栽培装置を取り付けたのがスタートです。
あれから9ヶ月。ミストのお手伝いの合間に、自分の研究に取り組んできました。
これは先日の12月25日の活動。世の中、クリスマスだというのに
会議室に集まって年明けのビジネスプラングランプリで発表する内容を
検討しています。こちらはいつもの環境研究ではなく頭の体操。
考案したビジネスのアイデアが運よく全国大会行きの切符を手にしたので、
全力でチャレンジすることにしたのです。
この日はビジネスプランを指導する専門家も来校。
起業家の視点からさまざまなアドバイスをいただきました。
的確なアドバイスにみんな納得。このあと自分たちで再検討して
修正作業を行いましたが、とてもスッキリしたプランとなりました。
名農は28日から完全閉庁。5日まで誰も入ることができません。
したがって今は発表原稿を暗記する作業や
農業クラブのレポートを製作する作業に取り組んでいるはずです。
さて今日は年取り。今年も皆さんのおかげで
貴重な冒険の旅をすることができました。心から感謝申し上げます。
彼らの練習開始は仕事始めの1月6日。年が明けたらスタートダッシュです!
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環境研究班2024 ラストエピソード

2024年12月31日 | 環境システム科
こちらは2024年の環境研究班の3年生です。
2023年に、嬉しいことに7名ものメンバーが入ってきてくれました。
さらに2018年から隔年でしかメンバーを募集しなくなったFLORAですが
今年からいつものように毎年募集するスタイルに戻りました。
なぜなら悲しいことに環境システム科は、このところ定員割れ。
生徒数減のため、メンバーが少なくなると予想したからです。
案の定、今年入ってきたメンバーは3名だけ。来年はもっと減るかもしれません。
チームを維持するには最低でも2学年合わせて5〜6名は確保したいものです。
そんな理由で2024年は久しぶりに2〜3年生合同で活動することが多く
大家族でとても賑やかで楽しい1年でした。牽引したのがこの七人の侍たち。
水の国際大会出場、環境大臣賞受賞など各自取り組んだ研究が
今年1年で大きく実を結びました。さらに先日は地元新聞社からも
長年の環境班の活動が認められ表彰を受けました。
ただ残念なのは彼らが最後の環境研究班になってしまったこと。
学科の都合で名称が変わったのが理由です。しかし活動は続きます。
園芸科学科の先輩から環境システム科1回生が
TEAM FLORA PHOTONICSの流儀を受け継いで環境研究班を立ち上げたように、
たった3名ですがFLORA HUNTERSの流儀を受け継いだ2年生。
栽培環境班と名前は変わっても、ダイナミックに活動してくれると信じています。
今日で2024年は千秋楽。有終の美えを飾り、大活躍した彼らに感謝して
新年を迎えたいと思います。お疲れ様でした!
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環境研究班2022 エピソード7

2024年12月30日 | 環境システム科
昨日紹介したのは環境研究班2020でしたが、なぜか今回は2022。
実は2020年以降、隔年募集となったからです。
そのためこの6名のFLORAは2021年、2022年とも先輩も後輩もいないひとりっ子。
2年間、同じメンバーとなったので、このような年号が飛ぶ表記となりました。
これは結成まもなく、ゴールデンウィークに出校しみんなで撮影したもの。
ある大会エントリーするため、動画を作ることになったからです。
これもコロナの影響です。彼らが名乗ったのはFLORA HUNTERS。
大先輩TEAM FLORA PHOTONICSと
世界チャンプになったTreasure Huntersから名前をいただきました。
彼らの功績は環境研究班3回目の世界大会に出場したこと。
そして同時並行して沖縄ヤンバル地方、石垣島と連携して
赤土の土壌流出作業を行ったことです。
どちらも素晴らしい活動でしたが、面白い研究のタネも蒔いてくれました。
それがミスト。彼らはミスト発生装置を水槽の真横に設置し
野菜の根に放射。根にストレスを与えて高機能性野菜を作り出しました。
さらにせっかく手に入れたミスト発生装置なので、
今度は真上に向けて底に設置。これが高糖度トマトの栽培につながっていきます。
そしてこのタネが花咲き、実をつけ、
今年の2代目FLORA HUNTERSを世界大会に連れて行くことになります。
どこで実を結ぶかもしれないFLORAの研究。
リスのようにせっせとタネを蒔いてくれた偉大なレジェンドたちに感謝です。
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年取りの食事

2024年12月30日 | 学校
大晦日を一般的に年越しといいますが、この地方では「年取り」といいます。
かつては1年間、健康に過ごせ、豊作であったことを神々に感謝するため
11月下旬から神様の年取りの行事が、毎日のように行われました。
なぜなら今日は大黒様、次は薬師様など神様がたくさんいるから。
かまどの神様、井戸の神様、さらに貧乏神にもお供えしたそうです。
また神様によって作る料理が違うので、昔のお母さんは年末大変だったそうです。
そして最後の最後に年取りをするのが人間。それが12月31日の夕食です。
かつて先人は陽が沈むとその日が終わったと考えていたので
夕食どきは、すでに新年の年神様が家にやってきていると考えていました。
そのため神様が来ているので御膳にお刺身や魚などを盛り付け
ご馳走を食べながら神様に感謝しながら楽しんだといいます。
元旦はお餅こそ食べましたが、基本は年取りの御膳の残り。
お節料理というのは遅れて入ってきた文化なので
この地域では元旦ではなく、年取りの晩の方がご馳走だったのです。
名農生に毎年話を聞くと、この風習を残しているのはごく少数。
家によっては大晦日も元旦もいつもの料理という人も増えてきました。
また大晦日にご馳走を食べる人も、今は焼肉や寿司など献立が変わってきました。
どうやらおじいさんやおばあさんと暮らさなくなったので
風習が伝わらなくなっているようです。
皆さんの地方ではどのような料理を食べますか?
明日は年取りです。
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環境研究班2020 エピソード6 ?

2024年12月29日 | 環境システム科
今年度いっぱいで解散する環境研究班の11年間の歩みを振り返っています。
こちらは2020年の環境研究班Treasure Hunters。
偉大なる先輩TEAM FLORA PHOTONICSではなく
Bubble Boysに育てられたちょっと変わった環境研究班です。
彼らの功績はなんといっても、ストックホルム青少年水大賞の世界大会で
念願のグランプリを受賞したことです。これは実験の様子。
歴代で最も口の重いメンバーなので、2時間活動してもほとんど話声がしません。
なぜか身振り手振りで話をするという不思議な集団でした。
記憶に残るのは彼らの在学中はコロナの真っ只中で
学校が休みになったりすべての大会が中止やオンラインとなったこと。
とてもかわいそうだったのを覚えています。
そんな中ですが、京都大学のテクノ愛ではグランプリ、
外務省のJAPAN SDGs AWARDなどビッグタイトルを受賞し続けました。
JAPAN SDGs AWARDでは、総理官邸まで招かれたのですが
やはりコロナで行けず、代わりに出席された校長が
管総理大臣、茂木官房長官などから直接授与されました。
11年間の環境班の活動の中で、唯一FLORAの名前がつかない研究班でしたが
彼らのTシャツにはTreasuren Huntersという大きなロゴの上に
小さくTEAM FLORA PHOTONICS 2019 とプリントされていました。
FLORAの名は密かに受け継がれていたのです。
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