花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

新聞が出迎え!

2025年01月18日 | 学校
ビジネスプランの大会直後の2年生。
がっかりしていましたが、駆けつけてくれた
青森県の新聞社の取材を受けています。
奨学金返済が大変な何万人もの学生と
高齢化と人手不足に陥っている農家の問題点を逆手にとって
毎月農家から届く食材の代わりに夏休みなどに4日間農園を援農するプラン。
企業などど連携しながら商品開発などを行なっている他の学校と違い、
実績のない妄想だけのプランのため、関係者の声だけは頂いていますが、
具体的な検証は無理。そこがウィークポイントでした。
しかし、このプランにたどり着いたのは、正真正銘メンバーの実体験からです。
調査では本校の進学者も半数以上が奨学金の給付に応募し
その額も借入最高額を希望するといいます。
来年進学を検討している2年生も進学希望者なので
数ヶ月後には給付を希望することになります。
したがって将来の返済については他人事ではありません。
また1年を通して毎週、地域農家でお手伝いをしているメンバーもいて
農家の人手不足と廃棄農産物の問題を目の当たりにしていました。
これらの体験が自然に結びついたのがこのプランでした。
前日ひいた「おみくじ」のように上位入賞は逃しましたが、
将来を考えることができたのは貴重な経験です。
大会翌日の昼には八戸に戻ってきたFLORA HUNTERS。
到着した駅のコンビニには、彼らの努力とアイデアを讃えた記事を
掲載した新聞が並んでいました。
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モヤモヤしてます

2025年01月14日 | 学校
校長室前の掲示板。
名久井農業高校のコンクールの成果をはり出しています。
いつも3月下旬になると2枚のボードが埋め尽くされます。
しかし最近は毎年4件ぐらい、はみ出す活躍ぶりを見せています。
これは12月下旬。あと6枚まで迫っています。
いつもより早いペースは名農生の活発な活動の成果です。
でも実は、もしかしたら2枚のボードがもう埋まっている可能性があります。
なぜなら結果の紙を印刷するのはプリンター機能を持つカラーコピー機。
しかし年末から調子が悪く、コピーはできてもPCからの印刷ができないのです。
幸い2学期の終業式の数日前に新しいカラーコピー機に取り替えられましたが
ネットワークに接続されていないのかカラー印刷できませんでした。
昨年12月は受賞の嵐。FLORAだけでも何度か受賞しています。
それらをもし印刷できたら、ボードが埋まる可能性があるのです。
もしそうだとしたら近年にないハイペース、新記録になるかもしれません。
知りたいけれどできないモヤモヤ。
今日から3学期。再度印刷に挑戦してみたいと思います。
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申し訳ない

2025年01月08日 | 学校
現在の名久井農業高校です。
北国の名農は今週いっぱい冬休みなので、生徒の姿もまばら。
それどころか道に雪がありません。とはいってもまったくないわけではなく、
人の歩かないグラウンドなどには数センチの雪が積もっています。
しかし自動車の走るキャンパスは日中の太陽で溶けてしまうのです。
ニュースだと青森や弘前の大雪が紹介されています。
確かにとんでもない大雪のようですが
太平洋側の南部地方はいつもこんな感じ。
八甲田連峰をはさんでこんなにも天気が違うかと驚きです。
津軽の皆さん、毎年のことですが申し訳ございません。
ただ問題なのは溶けた雪。道路を濡らし、時には水溜りとなります。
歩くとぐちゃぐちゃで大変、でも本当に怖いのは夜。
毎日氷点下なので凍ってしまいます。
溶けては凍り、また溶けては凍る。
まるでスケートリンクで整氷作業をしているかのようです。
雪のない道は一見真っ黒。濡れているように見えて
実は凍っているブラックアイスバーン。
これがスリップ事故の元なのです。
来週から3学期。登校する時は、
滑って怪我をしないように気をつけましょう。
今日もFLORA The Ⅲrdは発表練習で登校します。
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絶体絶命

2025年01月06日 | 学校
一昨年からイチジクの生産の北限を秋田から
青森県南部町まで北上させようと予備実験に入ったFLORA。
夏の猛暑にも負けず順調に生育し、たくさんの果実をつけてくれています。
しかし今、そんなイチジクが試練を迎えています。
それは冬の寒さ。原産地が中東アラビア地方だけあって
どちらかといえば温暖な気候を好む樹木。
青森で栽培されない理由はこの寒さを乗り切れないからです。
とはいっても寒さには思ったより耐寒性はあり、
氷点下10℃までは耐えられると栽培書には書かれています。
一昨年も昨年もちゃんと乗り越えてきました。
でも思い出すと昨年は暖冬。雪も少なくあまり寒くならず、
逆に暖かすぎてリンゴの芽が冬なのに動き出し、
途中で再び襲った寒さで凍害にあい、収量が落ちてしまいました。
今年はその逆。現在の最低気温は氷点下12℃もあります。
さらに今年は藁で巻いてあげる防寒対策をとっていません。
これから1月下旬までは、1年で最も寒くなる寒の入り。絶体絶命です!
経済栽培の北限を塗り替えるにはどうしても超えなければならない壁です。
慎重に様子を伺いたいと思います。頑張れイチジク!
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お正月の天体ショー

2025年01月04日 | 学校
毎年、お正月には流星群などいろいろな天体ショーがあります。
しかし慣れないとなかなか探せないものです。
そこでお勧めなのが、誰でも見ることができるのが月。
これは昨日の西の空ですが、下の明るいのが月です。
三日月なのですぐわかります。見て欲しいのはその上の明るい星。
もちろん宵の明星「金星」です。等級はマイナス4.5ぐらい。
とんでもなく明るいのですぐわかります。
またこの写真には写っていませんが、
金星のすぐ上には1等星ぐらいの明るい星も見えています。
こちらは土星。小さな望遠鏡があったら間違いなくリングが見えるので
もし条件が整っていたらぜひ覗いて欲しいものです。
月のクレーターも驚きますが、土星の環、
木星の縞模様とガリレオ衛星はきっと感動すると思います。
この写真を撮ったのは昨日の夕方6時過ぎ。
気温はなんとマイナス5.5度でした。
寒いけれど天体ショーを楽しむなら今。
ポケットカイロの代わりに暖かい飲み物を持って
寒い空を眺めるのもいいものです。
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