逆シングル

2019年09月14日 06時12分00秒 | 少年野球

よく「少年野球では逆シングルは横着になるので駄目」と聞きます。
私も、この逆シングル 少年野球では若干早いかな?と思う所もありますが、ケースバイケースだと思います。
ですので、勝負をしても良い場面としっかり正面で捕球する場面とを状況に応じて使い分ければ、将来的な技術向上も兼ねて良いとは思います。
原則は「正面」を忘れないように!
 
では、逆シングルはなんぞや?という方に逆シングルについてです。
「野球で、グラブを利き手の反対方向に出して、片手で打球を捕らえる動作。バックハンドキャッチ。」
 
要は、正面で捕球するのでなく、逆手(グローブ側の逆の手側でボールを)でボールを捕球する高度なキャッチング法です。
ですので、正面とは異なり、捕球し損ねると間違いなく後逸してしまいます。
 
逆シングルの捕球のポイントは、足の運び方です。
捕球の際、左足が前(右投げ)に出るように捕球します。
それに左足が前になる方が、腕も良く伸び捕球範囲も広がるからです。
右足が前になっている選手をたまに見かけますので、確認してください。
 
第二のポイントは、目の位置です。
守備はフライでもゴロでも、目で捕れと言われるくらいです。
ボールから目を離さない事は基本です。
これは守備全般に言えることなので、逆シングルに限った話しではないです。
 
第三のポイントはグラブをボールに平行に入れる事です。
(実際これが一番難しい)
これは少々練習が必要です。
グラブが斜めに入ると捕球ポイントが狭くなります。
グラブを平行に入れ、グラブの面をボールに対して水平に出す事です。
これをスムーズに行うには、ピッチングでも大きくかかわる”腕の外転を利かす動作”をマスターする事です。
 
何度も言いますが、捕球の基本は「正面で捕る事」です。
例えば、内野ゴロで内野手の左右にゴロが飛びます。
これをできる限り正面に入れるよう全力で回り込もうとして、追い付けない打球は逆シングルで捕る事になります。
これはしょうがないです。
それより、ここで大切なのは「全力で正面に入ろうとする」姿勢が見られるか否かです。
なぜ大切かと言えば、特に少年野球の段階で安易に逆シングルで捕球する癖が身についてしまいます。
逆シングルばかりに頼って、あと一歩で正面に入れるゴロでも正面に回ろうとしなくなります。
だから指導者は、この逆シングルをどのように捕球したか?どの態勢で捕球したかをしっかり見て下さい。
安易な逆シングルの捕球はしっかりと叱って頂き、基本となる正面での捕球を指導下さい。
 
最初にも言いましたが、基本 逆シングルはお勧めできません。
しかし、状況によってはピンチを救う術にもなる事をご理解下さい。




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