リードの取り方とセーフティーリード

2019年12月28日 06時55分00秒 | 少年野球
先日(12/14)、学童審判も午前中で自分の分担が終わったので、無理言って自チームの練習に参加させて頂きました。
Reg(5,4年生)もギリギリ10人で、何とか試合は出来る人数になりました…が、試合になるかどうかは微妙な所…。
キャッチボールやノックを見ていると、前に比べてかなり良くはなっていると思いますが、やはり細かいプレーには雑な所が見受けられる。
あと、どうしても打撃や守備に目が行きがちですが、私が重要視しているのが、走塁技術です。
前に、駆け抜けやオーバーランについてレクチャーしましたが、今回はリードについて時間を割きました。

選手全員に言えますが、まず全体的に走力が平均以下です。更にリードが上手に取れない為、盗塁死の可能性が極めて高い。
盗塁を成功させるコツは勿論「足が速い事」が一番大事だと思います。
しかし、それだけではありません。
以前、ブログで書かせて頂いた「盗塁の成功率を高める方法」を参照ください。

盗塁に大事なことは、勇気とスターとリードだと思います。
今回は、この「リードの取り方」について書かせて頂きます。

で、我がチームの『リード事情』ですが…極めて悪い と言うか そもそもリードの仕方が判っていない。
まず、教えたことがセーフティリードです。
このセーフティリードとはなんぞやですが、牽制をされても倒れこむだけで充分セーフになるリードの事を言います。
そのセーフティリードの距離を自分自身で判っていないと、このリードは取れません。
セーフティリードの幅を図る、ひとつの目安ですが、

1.一塁ベースと二塁ベースを結んだ線上に立つ
2.一塁ベースの縁を手の指先で触った状態でうつ伏せに寝そべる
3.そのままの状態で、足のつま先で線を書く
その書いた線がセーフティリードの幅です。
厳密にいえば、もちろん絶対安全というわけではないのですが、倒れこむだけですぐに帰塁できるというのは精神的にも安定します。
だから、1塁手が牽制球を投手へ返球したら、このセーフティリードを速攻で行います。
あと、セーフティリードは1塁手が投手へ返球したらすぐにとってください。
その為には、1塁コーチャーがしっかり指示(ボールの位置等)を声とジェスチャー(ボールの位置を指で差して)でランナーに教えてあげて下さい。これは非常に大事なことです!
うっかりor先走って離塁して、1塁手へタッグされないように細心の注意をさせて下さい。

次は、本格的なリードです。
要は、ここからが勝負ゾーンとなります。
歩でも2歩でも2塁に近づいた方が成功率は上がりますが、牽制死の可能性も上がってしまうので注意です。
このリードの幅は、投手の牽制力や、右投げ・左投、捕手の肩の能力etc…で変わってきます。
あとは経験を積んで、この幅を少しでも伸ばせるように努力して下さい。
あと、この「リードの足の運び方」は私の過去ブログ参照下さい。

また、この本格リードの後に「じりじり」と少しずつリードする選手もいますが、私はお勧め致しません。
基本は本格リードが固定出来たら、ピッチャーに集中して一気にスタートを取る方が瞬発的な力が出ると思います。
※状況によってはギャンブル的なスタートをきる為に、じりじりリードからスタートする方法もありますが。

今回、リードの取り方やリードのあり方について書かせて頂きました。
改めて書かなくても、本来知ってなくてはいけない事ですが、我がチームにはこういった指導が必要だと改めて気が付きました。
かく言う自分も、選手の頃は出来ていたかというと、できてなかったと思います。
ですので、中々教わる機会のない、こういう基本的な事もしっかりと指導していきたいです。






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