タイムプレイ

2018年10月19日 05時44分00秒 | 少年野球

またまた、新米審判からため?になる話を。

 

皆さん「タイムプレイ」って知ってますか?

何となく聞いたことあるな~っていうレベルだと思います。

私もルール的にはわかっており、状況も何となく説明はできますが、それを審判目線で説明して!と言われたら...です。

 

今回はこのタイムプレイについて説明します。

 

まず、このタイムプレイとはなんぞやから。

イニングの第三アウトがフォースアウト以外の時に、その第三アウトと得点しようと本塁に走ってくる走者の本塁触塁とどちらが早いかというプレーです。

このとき、第三アウトが得点しようとする走者の本塁触塁よりも早ければその得点は認められません。

逆に、走者の本塁触塁の方が早ければその得点は認められます。この条件がタイムプレイです。

ルールブックでは、第4章の4.09(a)の得点の記録のところに記載されています。(私も帰って自宅で野球規則調べました!)

これは私も理解しているが、自分が球審を行っている際にはどのように行動(発声)するかです。

ここからは、私がいつも勉強させて頂いております、審判部長から聞いたありがたいお言葉です。

 

まず注目(注意)する所は球審の「目線」「ポジション」と言う事です。

塁走者の"本塁到着"と、1塁走者の"アウト"のタイミングを同一視野に収め、どちらが速いか確認しなくてはいけないとの事。


野球規則の詳細を


規則:4・09(a)
三人アウトになってそのイニングが終了する前に、 走者が正規に一塁、二塁、三塁、本塁に進み、かつこれに触れた場合には、そのつど1点が記録される。
【注一】第三アウトがフォースアウト以外のアウトで、そのプレイ中に他の走者が本塁に達した場合、球審は、その走者にアピールプレイが残っているか否かに関係なく、本塁到達の方が第三アウトより早かったか否かを明示しなければならない。


このプレーが仮に、3塁で「アウト」が宣言され、そのアウトの"瞬間より先"に、走者が本塁へ到達したと判断した場合得点は認められますが、「アウト」が先と判断した場合は無得点となります。

 

球審は、走者の本塁到達とタッグの瞬間を同時に見なければなりません。

そのためのポジショニングも、とても重要になりますね。

そして、このタイムプレイにはポーズ&掛け声があります。

 

得点が認められた場合、ホームプレートを指差し、

「That run score!」「1点」と宣言し「score that run!」「1点」と本部席(バックネット側)に向かい示します。

得点が認められない場合

「No run scores!」と両手を頭上で交差するように振り、無得点を示します。



この『タイムプレイ』1度でいいから、カッコよく決めてみたいですね~

 

また、このタイムプレイは、塁に走者がいた場合ではいつ起こるかわかりません。

そのためタイムプレイが起きそうなときは、審判はサイン交換をして注意し合います。

(腕時計の当たりを示し、塁審にタイムプレイがあるぞ!と示す事)

審判はタイムプレイなど、何か起こった時が勝負だと思います。

いつ何が起こってもいいように準備しておく事が大事ですね。

さあ、また週末に備えて、審判の勉強だ!



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