テイクバック

2020年08月16日 07時39分13秒 | 少年野球

ここ最近、選手の指導は基礎から教えるようにしています。

特に、Jr(3年生以下)はこれからの野球にとっては礎なる事です。

その指導内容で、良く出てくる言葉が『テイクバック』です。

この『テイクバック』は、バッティングとピッチングでありますが、今回はバッティングに特化して書かせて頂きます。

 

この、テイクバックはどのような役割があると思いますか?

私は「軸足に体重を乗せ、前足が着地したときに体とバットの距離を少し離してあげる動作」の事だと思います。

以前、ブログで書かせて頂いたワレの動作の一部だと思います。

では、このテイクバックで時に注意した方が良い事をですが

 

①バットの先(ヘッド)もグリップと一緒にテイクバックしない事

②テイクバックは体の前面から離さないように意識する事

 

まず①ですが、バットの先(ヘッド)とグリップを一緒に後ろに引いてしまうと、ヘッドが効かないままのスイングになります。

ヘッドが遠回りする為、典型的なドアスイングになります。

更に、テイクバック時に余計な力(入れなくてもよい無駄な力)が入ってしまうと、インパクトの瞬間に力が伝わりにくいです。

テイクバックに力が入っていてはスムーズに振り出しもできませんし、インパクトで力を入れることができないと思います。

次に②です。

先に述べた「体とバットの距離を少し離してあげる動作」の理論とは違うじゃないか!と言われそうですので補足します。

離すのは、キャッチャー側に離しても良いですが、体の全面(前側)に離すのは違うと思います。

バットのグリップが体から前面に離れると、ドアスイングになりやすいと思います。

要は、背中の方にテイクバックするバッティングフォームになっているとドアスイングになりやすいです。

バットスイングを開始するトップの位置が後ろになるため、バットのヘッドが遠回りしてしまい、ドアスイングの原因になります。

あと背中の方にテイクバックしてしまうと、前の肩(右打者は左肩)が内側に入りボールも見にくくなるため、ボールの見極めも難しくなりバットにボールが当たりにくくなります。

背中の方にテイクバックしないよう、キャッチャー側にテイクバックする感覚を持つと、そのまま後ろへテイクバックできるようにしたいです。

先に述べた、しっかりとワレを作れれば、トップの位置も自然と固定され、動いてくるボールに適応することができます。

トップの位置がしっかりできていないと、狙って打ちにいってもボールとバットの軌道が合わず、うまく捉えることができません。

トップの位置を決めたら、そのポイントから一気に振り抜くといった捉え方でスイングすると、芯でとらえる確率が上がってきます。

このトップの位置が作れれば、自然とワレもできるようになります。

 

バッティングの調子が良くないと感じたら、指導者の方々 トップの位置を観察してはいかがでしょうか。

 

トップの位置の見極め方は、前にも述べましたように他の方に自分のバッティングフォームを動画で撮ってもらいましょう。

トップの位置の背景の画像と照らし合わせながら見ると、動いているのかいないのかがわかり易いです。

しっかり、トップの位置を確かめながら素振りを行うようにしましょう。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿