先月(8/24,25)、Jr(4年生以下)のローカル大会(わんぱく大会)に審判として参加しました。
その際に気が付いたこと、「結構牽制球をもらうのが少ないな~」です。
低学年の少年野球では、出塁=ほぼ2塁打となる可能性は非常に高いです。
だからといって、リードを少なめにとったり、スタートのタイミングが遅いと盗塁死となってチャンスをつぶしてしまします。
今回は、この牽制をうまく利用する"牽制球の見破り方"について書いてみたいと思います。
ピッチャー全体を見るのではなく、主には足を見て判断します。(上半身は見なくて大丈夫!)
右投手の場合には、軸足(右足)が動いたら、ランナーは重心を1塁に戻す準備をします。
次に右足がプレートから外れたら、ほぼ100%バックです。
完全に戻るのでなく、セーフティーリードまでのバックで結構です。あとは投げたら帰塁で十分間に合います。
次に左投手です。よく「左投手はリードしにくい」とありますが、あまり気にする必要はありません。
上げた(右)足が軸足(左)とクロスしたらゴーです。逆にクロスしていなければ、ステイでスタートをきれません。
だから、左投手はこのクロスを利用して、クロスしないような投球をしてきます。
よく左投手で牽制死をしてしまう原因として、投手の顔を見てしまう事だと思います。
「顔が捕手を向いているから牽制してこない」とか「顔が1塁に向いているから牽制してくる」は完全な間違いです。
頭の投手は、このことをうまく使って牽制したり投球したりします。
だから、上半身は全く見なくて良い事が理由です。
あと、頭の良い投手は牽制で走者をアウトにしたいのですから、こちらの裏をかくような行動をしてくる事が多々あります。
①牽制を悟られないようこちらを一度も見ない
②牽制球の投球がワンパターンでない
③牽制球を使い分ける
①ランナーに出ても、全くランナーを気にするそぶりが無く、ランナーもそれを見て警戒を解除(下を向いたり、サインを見るため注意散漫になったり)したと同時に矢の送球で牽制が来ます。
②例えば「この投手は牽制球は1回しかしない」とか「捕手を2回見たら牽制しない」とか、ワンパターンの行動は相手チームに見透かされてしまいます。
③これは非常に重要です。ランナーがでたら、最初は90%くらいで牽制してくる。ランナーは100%だと思って「このピッチャーはこの牽制がMAX」と勘違いしてしまいます。しかし、次の牽制では120%の牽制で投げられ牽制死してしまうパターンです。
あくまで少年野球として考えると、投手も捕手も成熟しているはずがないので、そこまで神経質になる必要はないかもしれません。
前に、盗塁を成功させるコツを記載しましたが、リードを大きくしようとするがそれが全てではありません。
リードが大きくなればなるほど牽制で刺されないように帰塁への意識も高まります。
その状態でスタートを切っても、そもそもの意識が後ろに向いているため良い走塁はできません。
セーフティーリードから2~3歩でも、スタートさえうまく切れれば私はリードの幅はそんなに重要視していません。
ですので、正しいリード&ピッチャーの動作をしっかり見て準備さえしていれば、OKだと思います。
沢山 球をもらえる選手になって欲しいですね。
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