かつてわたしは(※1)にて民主は失敗すると読んでいると書いた。
細かいことはそちらをそちらを参照いただくとして、今回はそこには触れない。
どう失敗するかが今日のお題となる。
わたしが思うに、失敗するシナリオは大まかにわけて2つある気がする。
その①として「けっきょく何もできませんでした」シナリオ。
その②として「新しいこと始めたけど大失敗しました」シナリオ。
各々について書いてみたい。
①:「けっきょく何もできませんでした」シナリオ
民主は「ムダを減らす!」と鼻息を荒くして叫び、大号令をかけていたわけだ。
結局どうなったかというと、実は当初言っていたムダの1/10も減らせていない。
ダメじゃん、それじゃ・・・。
なんでこうなったのか?
実は予算など単年度でカンタンに減らせるものなどありはしない。
そもそもカンタンに見つかるようなムダがあったとしたら、もう誰かが先に見つけて何かしているだろう。
実はわたしは
「ムダを減らす!」
という言葉はあまり好きではない。
なぜなら、そんなものはタダのスローガンに過ぎないわけで、そしてスローガンが大好きなのは赤い人たちだからである。
ムダを減らすという言葉は目標にはなりえないものだ。
こんなものは単なる精神論にすぎないわけで、そしてこういった類のものはわたしの出身中学の教員が大好きだったのを良く憶えている。
もし目標になりうるモノにするとすれば精神論は排除すべきものだ。
たとえば
「公共事業の発注金額を○%低減させる!」
というものなら目標になりうる。
しかし、その何をどうするかは仕分けをしながら考えるという有様だった。
だからうまくいくはずもなかったのだ。
「けっきょく何もできませんでした」シナリオはそういうところから一押しである。
②:「新しいこと始めたけど大失敗しました」シナリオ
ところが与党というものは非常に強い権限を持っている。
官僚や財界の意見を一切無視し、ムリヤリに決定をネジこむだけの権限を持っている。
だから、たとえば道路予算をムリヤリ削減してしまい、信号のランプを点灯させるための電気代も確保できない予算を通過させてしまうようなことも十分ありうる。
さすがにそうなってしまったら「大失敗しました」どころの騒ぎではない。
現状はどうか?
まだそこまでにはなっていない。
現状では、まだ結局なにもできなかった的な様相のほうが強い気がする。
みなさん御失望なさるとおりの展開だ。
しかし!
1つ懸念事項がある。
このシナリオ②になりそうな懸念事項だ。
わたしがこの懸念事項に抵触すると考えるものは子供手当てである。
知っている人は知っていると思うが、ヘタすると毎年延々と兆円クラスの規模で税金が国外に流出しかねないという、稀にみる本物のザル法である。
たしかに自民の時代にもザル法はたくさん成立させられてきた。
しかし大概は族議員が口を挟んできてできたもので、規制の目をすりぬける逃げ道ができるように良く設計されたザル法である。
あれはアタマの切れる法律に詳しいヤツでないと作ることはできない。
子供手当てのザル法は違う。
バカが設計したからできたザル法だ。
自民時代のザル法とどちらがマシだろうか?
わたしは自民時代のザル法のほうがだいぶマシだと考える。
なぜなら・・・
自分よりアタマの切れるヤツに日本の舵取りを任せるなら、失敗しても仕方がないと諦めがつく。
専門外の自分より能力がなさそうなヤツに日本の舵取りを任せてしまったら、失敗したら泣くに泣けないし、腹が立つだけだ。
今回の子供手当てのザル法っぷりをみんな知っているのだろうか?
マジメに日本は滅びるかもと思わせるのに十分なほど酷いとわたしは感じるのだ。
こんなにアタマの悪い内閣はかつて日本には存在していない。
森内閣もさんざん非難されていたし、戦中の内閣も終戦になってボロクソ言われた。
長く続いた自民政権はたしかにロクなもんではなかったものが非常に多い。
しかしアタマの悪さにいたっては、今の内閣を上回るものはわたしは寡聞にして知りはしない。
最近のネット上では、去年の衆院選の前に
「とにかく自民はクソで民主に入れたらバラ色の未来が待っているんだ!」
などと騒いで大喜びで民主に投票していたヤツらのことを「情報弱者」と呼ぶのを目にするようになった。
これはなかなか言いえて妙だと思わないだろうか。
既に世論は
「俺様は民主支持だ!」
と公言するのが恥ずかしくなっている時期に突入しかけている気がすると思う。
【※1 民主は失敗するとの読み】
民主党に投票したくない理由(上巻)
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090823
民主党に投票したくない理由(下巻)
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090824
ついで:
> 丸川珠代議員「愚か者!」子ども手当で怒る
http://www.tokyo-sports.co.jp/hamidashi.php?hid=7804
細かいことはそちらをそちらを参照いただくとして、今回はそこには触れない。
どう失敗するかが今日のお題となる。
わたしが思うに、失敗するシナリオは大まかにわけて2つある気がする。
その①として「けっきょく何もできませんでした」シナリオ。
その②として「新しいこと始めたけど大失敗しました」シナリオ。
各々について書いてみたい。
①:「けっきょく何もできませんでした」シナリオ
民主は「ムダを減らす!」と鼻息を荒くして叫び、大号令をかけていたわけだ。
結局どうなったかというと、実は当初言っていたムダの1/10も減らせていない。
ダメじゃん、それじゃ・・・。
なんでこうなったのか?
実は予算など単年度でカンタンに減らせるものなどありはしない。
そもそもカンタンに見つかるようなムダがあったとしたら、もう誰かが先に見つけて何かしているだろう。
実はわたしは
「ムダを減らす!」
という言葉はあまり好きではない。
なぜなら、そんなものはタダのスローガンに過ぎないわけで、そしてスローガンが大好きなのは赤い人たちだからである。
ムダを減らすという言葉は目標にはなりえないものだ。
こんなものは単なる精神論にすぎないわけで、そしてこういった類のものはわたしの出身中学の教員が大好きだったのを良く憶えている。
もし目標になりうるモノにするとすれば精神論は排除すべきものだ。
たとえば
「公共事業の発注金額を○%低減させる!」
というものなら目標になりうる。
しかし、その何をどうするかは仕分けをしながら考えるという有様だった。
だからうまくいくはずもなかったのだ。
「けっきょく何もできませんでした」シナリオはそういうところから一押しである。
②:「新しいこと始めたけど大失敗しました」シナリオ
ところが与党というものは非常に強い権限を持っている。
官僚や財界の意見を一切無視し、ムリヤリに決定をネジこむだけの権限を持っている。
だから、たとえば道路予算をムリヤリ削減してしまい、信号のランプを点灯させるための電気代も確保できない予算を通過させてしまうようなことも十分ありうる。
さすがにそうなってしまったら「大失敗しました」どころの騒ぎではない。
現状はどうか?
まだそこまでにはなっていない。
現状では、まだ結局なにもできなかった的な様相のほうが強い気がする。
みなさん御失望なさるとおりの展開だ。
しかし!
1つ懸念事項がある。
このシナリオ②になりそうな懸念事項だ。
わたしがこの懸念事項に抵触すると考えるものは子供手当てである。
知っている人は知っていると思うが、ヘタすると毎年延々と兆円クラスの規模で税金が国外に流出しかねないという、稀にみる本物のザル法である。
たしかに自民の時代にもザル法はたくさん成立させられてきた。
しかし大概は族議員が口を挟んできてできたもので、規制の目をすりぬける逃げ道ができるように良く設計されたザル法である。
あれはアタマの切れる法律に詳しいヤツでないと作ることはできない。
子供手当てのザル法は違う。
バカが設計したからできたザル法だ。
自民時代のザル法とどちらがマシだろうか?
わたしは自民時代のザル法のほうがだいぶマシだと考える。
なぜなら・・・
自分よりアタマの切れるヤツに日本の舵取りを任せるなら、失敗しても仕方がないと諦めがつく。
専門外の自分より能力がなさそうなヤツに日本の舵取りを任せてしまったら、失敗したら泣くに泣けないし、腹が立つだけだ。
今回の子供手当てのザル法っぷりをみんな知っているのだろうか?
マジメに日本は滅びるかもと思わせるのに十分なほど酷いとわたしは感じるのだ。
こんなにアタマの悪い内閣はかつて日本には存在していない。
森内閣もさんざん非難されていたし、戦中の内閣も終戦になってボロクソ言われた。
長く続いた自民政権はたしかにロクなもんではなかったものが非常に多い。
しかしアタマの悪さにいたっては、今の内閣を上回るものはわたしは寡聞にして知りはしない。
最近のネット上では、去年の衆院選の前に
「とにかく自民はクソで民主に入れたらバラ色の未来が待っているんだ!」
などと騒いで大喜びで民主に投票していたヤツらのことを「情報弱者」と呼ぶのを目にするようになった。
これはなかなか言いえて妙だと思わないだろうか。
既に世論は
「俺様は民主支持だ!」
と公言するのが恥ずかしくなっている時期に突入しかけている気がすると思う。
【※1 民主は失敗するとの読み】
民主党に投票したくない理由(上巻)
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090823
民主党に投票したくない理由(下巻)
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090824
ついで:
> 丸川珠代議員「愚か者!」子ども手当で怒る
http://www.tokyo-sports.co.jp/hamidashi.php?hid=7804