会社で某世界的に有名な計測器メーカーのオシロの純正プローブを4本買った。
とりあえずはA社かT社かのどちらかというのは伏せておこうかと思う。
ところがどっこい。
しばらく使っていると、そのうちの1本がどうも調子が悪くなった。
具体的には管面の波形が変だった。
ふつうならここでムカついたとでも言って投げ捨てるところかもしれない。
しかし我々は技術屋である。
さっそく分解した。
すると、なんと!
先端の側で同軸ケーブルの外皮をかしめてある部分が、なんと片側半分しかついていなかったし、かなりの部分がちぎられて断線しているように見えた。
おいおいおいwww
こんなもん売るなwww
しょうがないから外周360度がちゃんとシールドされるようにハンダづけで直した。
一応これでマトモに戻った。
めっちゃアヤシイので同時に買ったのこりの3本も見てみた。
似たり寄ったりだった。
袋の裏を見たらちゃんと”made in China”と書いてあった。
ちょwwwwww
なにしてくれてんのやwwwwww
もちろん全部直したので不具合は事前に防がれましたとさ。
めでたしめでたし。
・・・でもいいんだけど。
某有名メーカーのくせになぜこんなことが起きる?
中国製だからなんだろうか。
日本製ならこんなことは起きないかもしれない。
この違いは何か?
それは国民性だろうな。
もし仮に、工場の作業員に
「このボリュームを回して、こことここを当たったときの電圧が2Vになるように調整してください。もしきっかりに合わせられなくても1.7Vから2.3Vの間に入れば良品として次の工程に渡してOKです」
と言ったとしよう。
これ、日本人の作業員なら2.003Vくらいに合わせてくる。
(なぜか1.999Vなんていうのはキモチが悪いらしく、ほとんどの人は2Vをわずかに上回るように調整する。まあそれはいいとして)
これ中国人の作業員ならどうするか?
何個かに1個は1.7Vや2.3Vにギリギリ入っているくらいのてんでバラバラに調整されたものが出荷されればまだいいほうで、
「あなたの過失で調整できないものが出てきた場合は給料から天引きします。数量はこちらでカウントしてありますので、あなたがくすねた場合は即懲戒にします」
とまで言わなければマトモに仕事してくれないかと思われる。
これが国民性だ。
先のプローブのかしめの話にもどす。
日本人の作業員なら、プローブの外皮がほとんどつながっていないような状態で出荷したら後にどうなるかを理解できるように説明してやれば、必ずいいものを作ってくれる。
日本人は本質的に大変丁寧である。
中国人なら、出荷検査で電気的に導通していて良品だと判断されるギリギリまで手を抜くかと思われる。
しかし!
日本人が丁寧に作業しない場合もある。
1つは、工場の上司がクソで作業員がふて腐れている場合。
これは論外として。
もう1つは、作業と性能との因果関係を理解していない場合。
有名なのでいうと六ヶ所村の臨界事故。
「核燃料を一度に大量に処理すると臨界が発生しておまえら死ぬぞ!」
ということが正しく知識として理解されていないまま(というか、どうも何度も説明しても理解する気のない困ったヤツが現場にいたせいで、というほうが近いような気がするが…)作業させて、結果として事故につながったというものだ。
現場でも意思の疎通はとても大事である。
まわりでも、パートのAさんが辞めたので作業をひきついだパートのBさんがシリコングリスを塗ったら熱抵抗が高くなり温度上昇でシステムダウンしたとか、
AさんからBさんになったらトランスの巻きかたが変わって周波数特性が悪くなりモジュールの不良が多発したとか、
そんな話がよくある。
日本人は作業工賃がめちゃめちゃに高いが、世界でいちばん丁寧な仕事をする。
それを生かすも殺すも作業指示者次第である。
とりあえずはA社かT社かのどちらかというのは伏せておこうかと思う。
ところがどっこい。
しばらく使っていると、そのうちの1本がどうも調子が悪くなった。
具体的には管面の波形が変だった。
ふつうならここでムカついたとでも言って投げ捨てるところかもしれない。
しかし我々は技術屋である。
さっそく分解した。
すると、なんと!
先端の側で同軸ケーブルの外皮をかしめてある部分が、なんと片側半分しかついていなかったし、かなりの部分がちぎられて断線しているように見えた。
おいおいおいwww
こんなもん売るなwww
しょうがないから外周360度がちゃんとシールドされるようにハンダづけで直した。
一応これでマトモに戻った。
めっちゃアヤシイので同時に買ったのこりの3本も見てみた。
似たり寄ったりだった。
袋の裏を見たらちゃんと”made in China”と書いてあった。
ちょwwwwww
なにしてくれてんのやwwwwww
もちろん全部直したので不具合は事前に防がれましたとさ。
めでたしめでたし。
・・・でもいいんだけど。
某有名メーカーのくせになぜこんなことが起きる?
中国製だからなんだろうか。
日本製ならこんなことは起きないかもしれない。
この違いは何か?
それは国民性だろうな。
もし仮に、工場の作業員に
「このボリュームを回して、こことここを当たったときの電圧が2Vになるように調整してください。もしきっかりに合わせられなくても1.7Vから2.3Vの間に入れば良品として次の工程に渡してOKです」
と言ったとしよう。
これ、日本人の作業員なら2.003Vくらいに合わせてくる。
(なぜか1.999Vなんていうのはキモチが悪いらしく、ほとんどの人は2Vをわずかに上回るように調整する。まあそれはいいとして)
これ中国人の作業員ならどうするか?
何個かに1個は1.7Vや2.3Vにギリギリ入っているくらいのてんでバラバラに調整されたものが出荷されればまだいいほうで、
「あなたの過失で調整できないものが出てきた場合は給料から天引きします。数量はこちらでカウントしてありますので、あなたがくすねた場合は即懲戒にします」
とまで言わなければマトモに仕事してくれないかと思われる。
これが国民性だ。
先のプローブのかしめの話にもどす。
日本人の作業員なら、プローブの外皮がほとんどつながっていないような状態で出荷したら後にどうなるかを理解できるように説明してやれば、必ずいいものを作ってくれる。
日本人は本質的に大変丁寧である。
中国人なら、出荷検査で電気的に導通していて良品だと判断されるギリギリまで手を抜くかと思われる。
しかし!
日本人が丁寧に作業しない場合もある。
1つは、工場の上司がクソで作業員がふて腐れている場合。
これは論外として。
もう1つは、作業と性能との因果関係を理解していない場合。
有名なのでいうと六ヶ所村の臨界事故。
「核燃料を一度に大量に処理すると臨界が発生しておまえら死ぬぞ!」
ということが正しく知識として理解されていないまま(というか、どうも何度も説明しても理解する気のない困ったヤツが現場にいたせいで、というほうが近いような気がするが…)作業させて、結果として事故につながったというものだ。
現場でも意思の疎通はとても大事である。
まわりでも、パートのAさんが辞めたので作業をひきついだパートのBさんがシリコングリスを塗ったら熱抵抗が高くなり温度上昇でシステムダウンしたとか、
AさんからBさんになったらトランスの巻きかたが変わって周波数特性が悪くなりモジュールの不良が多発したとか、
そんな話がよくある。
日本人は作業工賃がめちゃめちゃに高いが、世界でいちばん丁寧な仕事をする。
それを生かすも殺すも作業指示者次第である。