教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

ハンダづけのロストテクノロジー化が進む

2014-09-09 23:51:30 | 科学
会社でのことなんだが。
最近なんだか、治具を作るだとか、ちょっとしたアナログICを評価するだとか、その手の仕事が我輩に回ってくる率が高くなっている気がする。

場合によっては小耳にはさんだ時点で
「あっ、これは俺か」
みたいな感じにすらなっている。

べつに嫌じゃないんだよ。
なんだかやたら回ってくるな~って思ってるだけなんだ。

・・・と思っていたところだな。

やたら回ってくる理由が判明した。

その理由はだな・・・。

いつの間にやらはんだ付けが得意なヤツの人口が減っているということだ。
ようするにまあ、治具を作るだとか、ちょっとしたアナログICを評価するだとかいうとき、高確率ではんだ付けして何やらやらかすわけだが、それを作れるヤツが他にあんまりいないってことだ。

我輩が最初に配属された部署ではそうではなかった。
だれでもはんだ付けできるのが当然だった。

いつの間にみんなはんだ付けしなくなったんだよ?

思い当たるフシがないわけではない。

最近は部品がコンパクトになりすぎたおかげで、はんだ付けの難易度が高くなりすぎてしまい、
「とてもじゃないけどこんなののはんだ付けなんて俺には無理だー!」
とはじめっからなってしまうのだ。

だいたい我輩の部署では1/8Wのリード線ついたカーボン抵抗を1個はんだ付けするのでさえ我輩が頼まれることがあるくらいで、
それくらい誰でもできてもよさそうなものなのに、あまりの手際の良さに感心さたこともあるほどなのだ。

我輩は中学時代から電子回路工作やっており、そのときDIPのICのはんだ付けが超難しいと感じたのはよく覚えている。
その中学時代からのキャリア(笑)がなかったとしたら、QFPのICのはんだ付けなんて人間のやることじゃねえくらいに見えるかもしれないとは思う。



上司には
「いつの間にやらはんだ付けが特殊技能化してるんですけど、こんなんでいいんすかwww」
と話したら
「特殊技能持ってるんだし仕事がなくならないから良いことなんじゃね?」
みたいに言われてしまった。

もはやはんだ付けが特殊技能であることは上司公認である。
そしてハンダづけのロストテクノロジー化は進みつづける。