教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

奇妙すぎるチーズ屋さん(ビルミルク/ミナスチーズ/大泉)

2016-02-14 00:48:04 | 経済/経済/社会

http://vilmilk.jp/cart/index.php



この前いってみた↑この奇妙すぎるチーズ屋さんの話をしたい。

まずこのチーズ屋さん、我が家から車でいけるところにある。
名を”ビルミルク”というらしく、”ミナスチーズ”というチーズを作っている。
ブラジルにはミナスジェライス電力という電力屋さんがあり、それを知っていれば名前はブラジルっぽいと感じる。

ここ、ちょい前から目をつけてはいたが忘れてしまっていた。
飲み会があるからというのでいい機会だから試しに行ってみることにした。



webで調べてみたところ、どうやらここは工場で、そこに併設して工場直販店があるらしい。

入ってみる。

何もない・・・。

街のケーキ屋さんかのような小さなショーケースはあるにはあるが、何も入っていない。
待ち合わせルームかのようなスペースが用意されてはいるが、何が何だかわからない。

ナゾだ・・・。

しばらくするとラテン系のおやっさんが出てきた。

「こんにちは」

いらっしゃいませじゃないのかよwww

とてつもない違和感を感じた。
正直いって我輩かなりキョドってしまった。

むこうは
「こいついったい何しに来たんだ??」
という顔でこちらを見ている。

「いや、私はチーズを買いにきたんですけど・・・」
入り口に直販店だと書いてあるにもかかわらず、わざわざそう口に出して伝える必要があった。

あとで公式サイトを見てみたところ、どうやらこのラテン系のおやっさんは社長らしい。

ここでもう1人登場。
パートのお姉さんのような人だった。

どんなラインナップがあるのかを口で説明してくれる。
しかしモノがないので我輩としてはイメージがわかないため、どれを買おうかという判断を脳が下せない。
我輩またキョドってしまった。

四苦八苦した末、中に通してくれ、現物を見ながら、このお姉さんが間に入って現地語に通訳してくれながら、なんとか購入できた。
お金の支払いは現金そのままテーブルの上に直置き。
レジもへったくれもない。
個人間のフリーマーケットじゃないんだからこんな決済が業務として実在するとはという点でもまた驚いた。

いつ店が開いているのかを聞いてみた。
平日は空いているらしい。
休日は車で移動して東京に出店を出すからほぼいないらしいが、電話でいるかどうかは可能なのだとか。
なお通販は可能な模様。

さいごに
「いったいどうやって(うちの会社を)見つけたんですか?」
とまで聞かれた。

よほど直販店への来客が少ないのだろう。
どうやって売り上げを上げているのだろうか。
よほど優秀な卸先があるのだろうか。
休日の都内への遠征がよほど儲かるのだろうか。

このパートのお姉さんらしき人物、名刺をくれたのだが、なんと営業/事務部長。
おい。

今にしてみればだが、実はこのお姉さんは社長の奥さんなのやもしれぬ。
そして従業員2名みたいな。



いざ飲み会開始。
かのミナスチーズを生で食べてみる。

うーん・・・。
たいしてうまくない・・・。
カマボコみたいな味がする・・・。
見た目はうまそうなんだが、これはいったい・・・?

あとで気がついたのだが、予想できないことに、温めるとそこそこうまくなる。
ピザの上にのっかってるモレッツァラみたいな感じになり、カマボコ感は消えてなくなる。

営業/事務部長が
「温めても溶けないので、スティック状に切ってフライパンで表面がカリカリになるほど温めるとおいしい」
と言っていたのをこのとき思いだした。

わたしはガチでうまいヤツは調味料をなるべく使わず素材の味のまま食ったほうがウマイと思っている。
とくにチーズなんかはそのまま食えるので、まずはそのまま食べてみる。
しかしこのチーズ、webサイト上は生で食べることも推奨しているものの、そのまま食べてもたいしておいしくないときた。
だからといってこのチーズはダメなわけではない。
なぜか火を通して調理しなければ本領を発揮しない謎チーズときた。
むしろ生で食べてもおいしいみたいなことをwebサイト上では書かず、必ず火を通して調理せよと明言しないとお客に誤解をあたえるのではないかとすら思われる。



チーズにしろ、店舗にしろ、謎深き奇妙なチーズ屋さんであった。
我こそは好事家と自称する豪気な方々、ぜひ行って体験してみるとよろし。