コミケなどのイベントでの同人大手の売り上げwwww
http://checkmate-blog.com/archives/49469
↑こういう憶測で語る人がいるのだが、実際どうなのだろう?
・・・とは誰しも思うところである。
そこでだ。
今回はコミケ常連サークルさんの飲み会に無理やりねじこんでもらって参加してきた。
それで聞いた本当の話をここで記したい。
コミケの同人大手になると、1日の売り上げは数100万円になり、売り上げを銀行員がわざわざ回収しにくるレベルという。
なぜわざわざ来るのかというと、マトモに営業せずに取りにいくだけで預金のノルマを達成できるからだとか。
とはいってもおいしいのは大手に限るようだ。
同人のグッズ販売を専業でやっている人に話を聞いた。
この人はトータルで600万円以上売り上げていると思われる人である。
だが、グッズはどんなにやっても大手サークルのように売れるものではなく、同人で生活していくのはきついとのこと。
この人は全国津々浦々どこのイベントでも出るという猛者である。
活動を見ていると週1~2回は出張している。
ふつうの人がそこまで出かけて体力を維持できるだろうか?
その活動を見ていると同人で食っていくことのバイタリティーには敬意を禁じ得ない。
猛者というのは比喩でもなく、ホンモノの猛者にのみ許される道であることを悟った。
バイタリティーあふれすぎる猛者はこの人だけではない。
仲間うちの前夜祭、後夜祭に出て深夜にホテルに帰宅しながら、さらにそこから午前になるまでtwitterで新刊のチェックをし、さらに朝5時台の電車に乗ってサークル入場できるほど早起きするヤツらの何と多いことか。
コミケが終わってサークルの片づけもしながら、その足でこれから夜勤ですとにこやかに去っていくヤツのなんと多いことか。
ふつうにそこら中で徹夜だとか3時間しか寝てないだとか言っている。
そして打ち上げに参加したヤツの中ではひょっとすると関東のヤツは我輩だけなのかというほどみなさん全国津々浦々から来ていらっしゃる。
しかも一般枠での参加の人も含めてだ。
我輩が関東にくるまでは1度は来てみたいものだと思うくらいで済ませてしまっていたのに比べるとバイタリティーのゲージが1桁違う。
コミケ参加者からすれば我輩もはや年齢的には年寄りであるが、本当に自分は年寄りなんだと自覚してしまった瞬間である。
それと同時に我輩の貢献できる範囲が本当に些細すぎる程度でしかないことも痛感した。
常連サークルさんの間の横のつながりもいろいろなものを垣間見てきた。
自分が打ち上げで酒を飲みながら、周りの誰さんは打ち上げにいって何を食っているというのをtwitterでずっと見ている。
だから誰にも誘われていないとばれる。
しかもヒエラルキーがあるらしく、壁ではないサークルは壁サークルになりつつある準大手の人を誘いにくいとか、人間関係がいろいろあるようだ。
絵師さんにもふつう我々には思いもしなかった苦悩や葛藤があることも聞いてきた。
壁サークルと呼ばれ、大手の名声をほしいままにし、行列ができるままになり、数100冊が午前だけで完売しようとも、
しかしそれはあくまで二次創作であり、オリジナルの作品の人気があるからこそであり、自分の実力で勝ち取ったものではないのだと、苦悩する人もいるらしい。
そういう人の中には腕試しといってコミティアに参加する人もいるらしい。
コミティアとは創作(二次創作でないオリジナル)限定の同人誌即売会であり、そこではオリジナルの影響力に左右されない自力が試されることとなる。
しかしコミケで1000冊完売でもコミティアで10冊しか売れないこともふつうらしく、そこでかなり精神的にくる人もいるのだとか。
また、ある程度はける常連レベルになってくると、コスプレした女の子との共生関係もできてくる模様。
どういう共生関係なのかまでは我輩もよくわかっていない。
コスプレした女の子が人目をひくことで絵師に売り上げを還元し、絵師はサークル入場チケットをわたすことでコスプレ娘に還元する…という共生なのだろうか?
実際、我輩を招待してくださった絵師さんも、めっちゃ美少女だしスタイルはいいしコスプレしているしで、めっちゃ人目をひくし、通りがかりの初対面の人にも話しかけられているしで吸引力があるのは間違いないところであり、そしてこの絵師さんがいない留守番中には売上はほとんど生じなかったのであった。
(というか、美少女すぎて我輩なら話しかけるのを躊躇するかもと思うほどだったが…)
我輩のようにコミケに片足どころか小指の先くらいだけ突っ込んだ程度ならば
「あー楽しかった」
だけで終わらせて満足して帰るところである。
だが常連になるとそうでもないようだ。
同人誌業界というのの深淵を垣間見て我輩は恐れすら感じた。
ニーチェいわく
「怪物と戦う者は、その過程で自らが怪物にならぬよう気をつけねばならない。深淵を覗くとき、その深淵もまたこちらを覗いているのだ」
http://checkmate-blog.com/archives/49469
↑こういう憶測で語る人がいるのだが、実際どうなのだろう?
・・・とは誰しも思うところである。
そこでだ。
今回はコミケ常連サークルさんの飲み会に無理やりねじこんでもらって参加してきた。
それで聞いた本当の話をここで記したい。
コミケの同人大手になると、1日の売り上げは数100万円になり、売り上げを銀行員がわざわざ回収しにくるレベルという。
なぜわざわざ来るのかというと、マトモに営業せずに取りにいくだけで預金のノルマを達成できるからだとか。
とはいってもおいしいのは大手に限るようだ。
同人のグッズ販売を専業でやっている人に話を聞いた。
この人はトータルで600万円以上売り上げていると思われる人である。
だが、グッズはどんなにやっても大手サークルのように売れるものではなく、同人で生活していくのはきついとのこと。
この人は全国津々浦々どこのイベントでも出るという猛者である。
活動を見ていると週1~2回は出張している。
ふつうの人がそこまで出かけて体力を維持できるだろうか?
その活動を見ていると同人で食っていくことのバイタリティーには敬意を禁じ得ない。
猛者というのは比喩でもなく、ホンモノの猛者にのみ許される道であることを悟った。
バイタリティーあふれすぎる猛者はこの人だけではない。
仲間うちの前夜祭、後夜祭に出て深夜にホテルに帰宅しながら、さらにそこから午前になるまでtwitterで新刊のチェックをし、さらに朝5時台の電車に乗ってサークル入場できるほど早起きするヤツらの何と多いことか。
コミケが終わってサークルの片づけもしながら、その足でこれから夜勤ですとにこやかに去っていくヤツのなんと多いことか。
ふつうにそこら中で徹夜だとか3時間しか寝てないだとか言っている。
そして打ち上げに参加したヤツの中ではひょっとすると関東のヤツは我輩だけなのかというほどみなさん全国津々浦々から来ていらっしゃる。
しかも一般枠での参加の人も含めてだ。
我輩が関東にくるまでは1度は来てみたいものだと思うくらいで済ませてしまっていたのに比べるとバイタリティーのゲージが1桁違う。
コミケ参加者からすれば我輩もはや年齢的には年寄りであるが、本当に自分は年寄りなんだと自覚してしまった瞬間である。
それと同時に我輩の貢献できる範囲が本当に些細すぎる程度でしかないことも痛感した。
常連サークルさんの間の横のつながりもいろいろなものを垣間見てきた。
自分が打ち上げで酒を飲みながら、周りの誰さんは打ち上げにいって何を食っているというのをtwitterでずっと見ている。
だから誰にも誘われていないとばれる。
しかもヒエラルキーがあるらしく、壁ではないサークルは壁サークルになりつつある準大手の人を誘いにくいとか、人間関係がいろいろあるようだ。
絵師さんにもふつう我々には思いもしなかった苦悩や葛藤があることも聞いてきた。
壁サークルと呼ばれ、大手の名声をほしいままにし、行列ができるままになり、数100冊が午前だけで完売しようとも、
しかしそれはあくまで二次創作であり、オリジナルの作品の人気があるからこそであり、自分の実力で勝ち取ったものではないのだと、苦悩する人もいるらしい。
そういう人の中には腕試しといってコミティアに参加する人もいるらしい。
コミティアとは創作(二次創作でないオリジナル)限定の同人誌即売会であり、そこではオリジナルの影響力に左右されない自力が試されることとなる。
しかしコミケで1000冊完売でもコミティアで10冊しか売れないこともふつうらしく、そこでかなり精神的にくる人もいるのだとか。
また、ある程度はける常連レベルになってくると、コスプレした女の子との共生関係もできてくる模様。
どういう共生関係なのかまでは我輩もよくわかっていない。
コスプレした女の子が人目をひくことで絵師に売り上げを還元し、絵師はサークル入場チケットをわたすことでコスプレ娘に還元する…という共生なのだろうか?
実際、我輩を招待してくださった絵師さんも、めっちゃ美少女だしスタイルはいいしコスプレしているしで、めっちゃ人目をひくし、通りがかりの初対面の人にも話しかけられているしで吸引力があるのは間違いないところであり、そしてこの絵師さんがいない留守番中には売上はほとんど生じなかったのであった。
(というか、美少女すぎて我輩なら話しかけるのを躊躇するかもと思うほどだったが…)
我輩のようにコミケに片足どころか小指の先くらいだけ突っ込んだ程度ならば
「あー楽しかった」
だけで終わらせて満足して帰るところである。
だが常連になるとそうでもないようだ。
同人誌業界というのの深淵を垣間見て我輩は恐れすら感じた。
ニーチェいわく
「怪物と戦う者は、その過程で自らが怪物にならぬよう気をつけねばならない。深淵を覗くとき、その深淵もまたこちらを覗いているのだ」