さんかれあ…なんか見てて痛い

さんかれあ。
なんだか最近これ見ていて痛い。

それがどんな痛みかというと、”あの夏で待ってる”と同じ精神的苦痛を感じる。

”あの夏で待ってる”は、第１話で先輩が登場した瞬間、幼なじみは敗北が決定的となった。
”さんかれあ”も、第１話…ではないかもしれないけども比較的早期に、幼なじみの敗北は決定的となった。

これは何を意味するか？

努力は実らない。
努力とは無縁のところで決定的でかつ絶望的な断絶がそこに見えている。

・・・つまりそういうことだ。



たしかに世間では
「強く願えば想いは叶う」
とか
「努力する者は必ず優勝できる」
とかのサクセスストーリーのアニメが少なくない。

それはその場しのぎの努力で何とかなった的なものも少なくなく、本当は準備期間はうんと長いんだよと言いたいことも少なくない。
わたしはそれらアニメに対し、インスタントな努力はインスタントな成果しか得られないのだと強く言いたい。

しかし！

”あの夏で待ってる”と”さんかれあ”はそうではない。
本来ならばインスタントな努力を否定している点で評価したいが、あまりに逆にいきすぎているような面もある気がする。

いやむしろむしろ
「強く願っても想いは通じなかった」
とか
「努力しても持って生まれた才能に負けた」
とか言っている。

それが見ていてすごく痛い。