バイデンになったアメリカがどうなるかを予想してみよう。
こういうのはだいたいヤマカンに近いものでしかないが、何かが起きてから慌てるよりは役に立つはずだ。
そもそもバイデンは親中なのか反中なのか?
世の中には、民主党のほうが共和党よりも人権を大切にするので、共和党よりも対中政策は厳しくなるはずだ、という人が一定数いる。
これは90%の確率で間違いだ。
そもそも論的にいって、共和党は親日・反中、民主党は反日・親中の傾向がある。
しかし実はそんなことよりももっと重要な状況証拠がある。
国防総省と国務省の動向だ。
国防総省はバイデンへの政権移行手続きに対する事前協力を拒否した。
これは何を意味するか?
国防総省はバイデン本人かバイデンの側近の誰かがキンペーの操り人形になっているという確信があるからだろう。
国務省は台湾に対する外交の自主的な制限を撤廃した。
これは何を意味するか?
バイデンになったら親中になると確信しているので、バイデンが何かしようとしたら「ほらやっぱりバイデンは親中じゃないか」と揚げ足とれるように嫌がらせしているのだろう。
これはロシアゲートでさんざん民主党が騒いでトランプのロシア外交に制限をかけようとしたのと同じ手法である。
ほら。
ここまで見てそれでも、人権を大切にする民主党のほうが対中政策は厳しくなるはずだ、なんて思える人いるだろうか。
人権を大切にする民主党なんてのは、自分が見たいものだけ見ている民主党の自画自賛に過ぎない。
いっぽうロシアはどうか?
親中の隠れ蓑として、さんざんロシアの脅威を声高に叫び続けることになるに違いない。
では民主党は反露なのか?
そういう傾向にあるが、必ずしもそうではない可能性がある。
なぜか?
ロシアは原油価格が下がって金ないので、実際のところ、金融制裁が強力になるより、シェールオイルの採掘を続けられるほうが嫌がる。これは間違いない。
バイデンが地球環境のためとかいってシェールオイルの採掘にとんでもないコストのかかる環境対策を強いてしまい、原油価格が高騰し、ロシアとイランが大喜び、ついでに環境問題に関心があると自負がある意識高い系(笑)の民主党極左狂信者も大喜び、という未来も十分想定されうる。
こうなったらもう、左手でプーチンにジャブ打ちながら右手でプーチンのポケットに札束つっこんでるようなもんで、これのどこが反露なんですかって話である。
そうはいってもまあ、対中国や対ロシアで戦争が起きることはないだろう。
なぜか?
最近の民主党は、何らかの理念を実現するための方法論にこだわりすぎる傾向がある。
たとえば、トランプの任期があとちょっとだというのに、国会の多大な労力をかけて弾劾決議を出そうとするとか。
こんなもん、いつまでたっても何も出てこないのにもかかわらずモリカケサクラの話しかしない日本の某野党のごとくで、労多くて益なしの代表格でしかない。
そうなるとどうなるか?
理念を実現することにこだわるのではなく、方法論にこだわりすぎると、理念を実現できなくなる。
なにかが当然に行き詰まる。
そうなったら、とりあえずアメリカの軍事力をもってすれば米軍の兵士はほとんど戦死ぜず一方的にボコりまくれるような発展途上国の小国をターゲットにして一触即発の事態が発生、悪ければ実際のドンパチが発生するだろう。
まあ大本営発表としては
「〇〇国では深刻な人権侵害が発生しており、正義の味方のアメリカとしては到底看過できるものではなく、話し合いに応じてもらえなかったため弱者救済のためやむを得ず軍事介入せざるを得なくなった」
ということになるはずだが。
そもそも弾薬には賞味期限があるので、定期的に在庫処分セールがあったほうがありがたい人が多い。
米軍の兵士がたくさん死ぬと支持率が下がるのでごめんだが、大義名分のもとに弾薬の在庫処分セールを実施でき、しかも悪の帝国を正義の力で叩き潰してスカッとすれば支持率も上がるという寸法だ。
アフリカを見れば信長の野望状態の国はいくらもあるので、着眼点がボコれるターゲットを探すというところであればいくらも見つかる。
そして中国の蛮行はほっとかれる。
ここ重要。
では、なにかが当然に行き詰まる、とはいったい何か?
多くの人が懸念しているように、アメリカはもはや右派と左派で和解困難だ。
バイデンは融和を謳っているが、それを喝采するのはバイデンの側だけだけだ。
左派主催のデモでは火の手が上がり店舗の略奪があっても平和的デモということになり、このまえのワシントンでの右派のデモは火災も店舗の略奪もない平和的デモだったというのに暴力デモということにされた。
トランプの飯の食い方まで中傷する下品なメディアはのさばり、いっぽうトランプは平和的なデモを訴えただけで言論の自由を奪われた。
右派はそう見るだろう。
これでバイデンが融和といっても、右派からはキンペーの言葉と同じくらいの信用しか得られないだろう。
そして民主党はその状況すらも見誤っている。
民主党は、
「倫理的観点からいってトランプに圧勝してしかるべき我々がなぜ辛勝に終わったのか?」
という問いに対し、
「我々のマイノリティー救済の看板が足りなかったからだ。もっともっとマイノリティー救済を声高に宣伝しなければ。そのためには我々の理念に反対する悪党どもを徹底的に撃退せねば」
とか
「我々の支持者は都市部に偏りすぎている。我々は高学歴で高収入の職についているエリートだだから鼻持ちならないと思われている。だから徳の高い我々が啓蒙活動により凡夫どもの蒙昧な価値観が非道徳的であるということを世に知らせねば」
とかいう感じだ。
我輩もタイム誌のバイデンの記事を見たが赤旗新聞かと見まごうようなベタ褒めで吐きそうになった。
YouTubeで、大学で政治学を専攻したという日本語ペラペラの白人の民主党員のおっさんの動画を見たが、
「黒人の人権のために戦っているのが民主党です。差別主義者のトランプに投票するならあなたも差別主義者のクソ人間です」
と言っていた。我輩、アメリカはヤバイと思ったものだ。
バイデンの融和が効かないのは、トランプ支持者が陰謀論を信じすぎているせいでも、白人至上主義者だからでも、トランプがカリスマ的な扇動力を発揮して分断をあおっているからでもない。
とうぶんの間モメる。
この状況で、いまはバイデンのほうがやや優勢ではなるが、細かな失政が重なって支持率が落ちてきたとき、民主党と同じくらい超強硬で非融和的な共和党急進派が増長してきたらどうなんのよっと。
そしてこの、実情から次善の手を考えるのではなく理念を優先しすぎるところとか、民主党の方法論にこだわりすぎるところとかは、とうぜん日本にも他の同盟国にも災いをもたらす。
たとえば、
「法律で同性婚を認めな日本は差別主義者! アメリカは正義のために制裁します!」
とか
「天皇に男系しか認めな日本は差別主義者! アメリカは正義のために制裁します!」
とか言い出しそうなのは民主党のほうだ。
まだそこまではいかないと思うけれど。
他の同盟国でいえば、ツイッターがトランプの言論を封鎖したことで、フランス政府もドイツ政府もこいつらヤベエだろと言いはじめた。
アメリカ国内でトランプが分断をあおったとかいいながら自分が分断をあおっている民主党陣営の扇動が諸外国まで飛び火する日は近い。
こういうのはだいたいヤマカンに近いものでしかないが、何かが起きてから慌てるよりは役に立つはずだ。
そもそもバイデンは親中なのか反中なのか?
世の中には、民主党のほうが共和党よりも人権を大切にするので、共和党よりも対中政策は厳しくなるはずだ、という人が一定数いる。
これは90%の確率で間違いだ。
そもそも論的にいって、共和党は親日・反中、民主党は反日・親中の傾向がある。
しかし実はそんなことよりももっと重要な状況証拠がある。
国防総省と国務省の動向だ。
国防総省はバイデンへの政権移行手続きに対する事前協力を拒否した。
これは何を意味するか?
国防総省はバイデン本人かバイデンの側近の誰かがキンペーの操り人形になっているという確信があるからだろう。
国務省は台湾に対する外交の自主的な制限を撤廃した。
これは何を意味するか?
バイデンになったら親中になると確信しているので、バイデンが何かしようとしたら「ほらやっぱりバイデンは親中じゃないか」と揚げ足とれるように嫌がらせしているのだろう。
これはロシアゲートでさんざん民主党が騒いでトランプのロシア外交に制限をかけようとしたのと同じ手法である。
ほら。
ここまで見てそれでも、人権を大切にする民主党のほうが対中政策は厳しくなるはずだ、なんて思える人いるだろうか。
人権を大切にする民主党なんてのは、自分が見たいものだけ見ている民主党の自画自賛に過ぎない。
いっぽうロシアはどうか?
親中の隠れ蓑として、さんざんロシアの脅威を声高に叫び続けることになるに違いない。
では民主党は反露なのか?
そういう傾向にあるが、必ずしもそうではない可能性がある。
なぜか?
ロシアは原油価格が下がって金ないので、実際のところ、金融制裁が強力になるより、シェールオイルの採掘を続けられるほうが嫌がる。これは間違いない。
バイデンが地球環境のためとかいってシェールオイルの採掘にとんでもないコストのかかる環境対策を強いてしまい、原油価格が高騰し、ロシアとイランが大喜び、ついでに環境問題に関心があると自負がある意識高い系(笑)の民主党極左狂信者も大喜び、という未来も十分想定されうる。
こうなったらもう、左手でプーチンにジャブ打ちながら右手でプーチンのポケットに札束つっこんでるようなもんで、これのどこが反露なんですかって話である。
そうはいってもまあ、対中国や対ロシアで戦争が起きることはないだろう。
なぜか?
最近の民主党は、何らかの理念を実現するための方法論にこだわりすぎる傾向がある。
たとえば、トランプの任期があとちょっとだというのに、国会の多大な労力をかけて弾劾決議を出そうとするとか。
こんなもん、いつまでたっても何も出てこないのにもかかわらずモリカケサクラの話しかしない日本の某野党のごとくで、労多くて益なしの代表格でしかない。
そうなるとどうなるか?
理念を実現することにこだわるのではなく、方法論にこだわりすぎると、理念を実現できなくなる。
なにかが当然に行き詰まる。
そうなったら、とりあえずアメリカの軍事力をもってすれば米軍の兵士はほとんど戦死ぜず一方的にボコりまくれるような発展途上国の小国をターゲットにして一触即発の事態が発生、悪ければ実際のドンパチが発生するだろう。
まあ大本営発表としては
「〇〇国では深刻な人権侵害が発生しており、正義の味方のアメリカとしては到底看過できるものではなく、話し合いに応じてもらえなかったため弱者救済のためやむを得ず軍事介入せざるを得なくなった」
ということになるはずだが。
そもそも弾薬には賞味期限があるので、定期的に在庫処分セールがあったほうがありがたい人が多い。
米軍の兵士がたくさん死ぬと支持率が下がるのでごめんだが、大義名分のもとに弾薬の在庫処分セールを実施でき、しかも悪の帝国を正義の力で叩き潰してスカッとすれば支持率も上がるという寸法だ。
アフリカを見れば信長の野望状態の国はいくらもあるので、着眼点がボコれるターゲットを探すというところであればいくらも見つかる。
そして中国の蛮行はほっとかれる。
ここ重要。
では、なにかが当然に行き詰まる、とはいったい何か?
多くの人が懸念しているように、アメリカはもはや右派と左派で和解困難だ。
バイデンは融和を謳っているが、それを喝采するのはバイデンの側だけだけだ。
左派主催のデモでは火の手が上がり店舗の略奪があっても平和的デモということになり、このまえのワシントンでの右派のデモは火災も店舗の略奪もない平和的デモだったというのに暴力デモということにされた。
トランプの飯の食い方まで中傷する下品なメディアはのさばり、いっぽうトランプは平和的なデモを訴えただけで言論の自由を奪われた。
右派はそう見るだろう。
これでバイデンが融和といっても、右派からはキンペーの言葉と同じくらいの信用しか得られないだろう。
そして民主党はその状況すらも見誤っている。
民主党は、
「倫理的観点からいってトランプに圧勝してしかるべき我々がなぜ辛勝に終わったのか?」
という問いに対し、
「我々のマイノリティー救済の看板が足りなかったからだ。もっともっとマイノリティー救済を声高に宣伝しなければ。そのためには我々の理念に反対する悪党どもを徹底的に撃退せねば」
とか
「我々の支持者は都市部に偏りすぎている。我々は高学歴で高収入の職についているエリートだだから鼻持ちならないと思われている。だから徳の高い我々が啓蒙活動により凡夫どもの蒙昧な価値観が非道徳的であるということを世に知らせねば」
とかいう感じだ。
我輩もタイム誌のバイデンの記事を見たが赤旗新聞かと見まごうようなベタ褒めで吐きそうになった。
YouTubeで、大学で政治学を専攻したという日本語ペラペラの白人の民主党員のおっさんの動画を見たが、
「黒人の人権のために戦っているのが民主党です。差別主義者のトランプに投票するならあなたも差別主義者のクソ人間です」
と言っていた。我輩、アメリカはヤバイと思ったものだ。
バイデンの融和が効かないのは、トランプ支持者が陰謀論を信じすぎているせいでも、白人至上主義者だからでも、トランプがカリスマ的な扇動力を発揮して分断をあおっているからでもない。
とうぶんの間モメる。
この状況で、いまはバイデンのほうがやや優勢ではなるが、細かな失政が重なって支持率が落ちてきたとき、民主党と同じくらい超強硬で非融和的な共和党急進派が増長してきたらどうなんのよっと。
そしてこの、実情から次善の手を考えるのではなく理念を優先しすぎるところとか、民主党の方法論にこだわりすぎるところとかは、とうぜん日本にも他の同盟国にも災いをもたらす。
たとえば、
「法律で同性婚を認めな日本は差別主義者! アメリカは正義のために制裁します!」
とか
「天皇に男系しか認めな日本は差別主義者! アメリカは正義のために制裁します!」
とか言い出しそうなのは民主党のほうだ。
まだそこまではいかないと思うけれど。
他の同盟国でいえば、ツイッターがトランプの言論を封鎖したことで、フランス政府もドイツ政府もこいつらヤベエだろと言いはじめた。
アメリカ国内でトランプが分断をあおったとかいいながら自分が分断をあおっている民主党陣営の扇動が諸外国まで飛び火する日は近い。
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