総合電機メーカーのことが最近気になる。
これまでは、メーカーごとの家電製品の差がどーでもよくなったことで総合電機メーカーそのものも比較的どーでもよくなっていた。
しかし!
今は違う意味で気になる。
会社の屋台骨がゆらいでいるのではないかという意味で気になる。
NEC、赤字1000億円
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120127/bsg1201270501003-n1.htm
シャープが過去最大の通期赤字に
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTYE81K1NA20120201
ソニーは4年連続最終赤字へ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23961620111102
↑ようするにこういうことだ。
総合電機メーカーの中には、バブル期に確立した手広くやる商売をできるかぎり末永く維持していこうという経営コンセプトしかなさそうに見える会社もある。
どことは言わないけど。
そういう会社は赤字垂れ流しになるのは自業自得かもしれない。
しかし、構造改革してやるものとやらないものをバッサリ分けた会社も赤字に苦しんでいる実態には、おなじ電気屋として心が痛む。
これがリーマンショック直後ならまだいい。
誰がやっても、どこの会社でも、赤字になったからだ。
しかし!
今は違う。
海外を見てみればいい。
海外でも、コダックとかRIMとかみたいな日本の総合電機メーカーより一歩進んだ末路を歩む企業も多いにせよ、海外の代表的なハイテク企業の多くは高収益を上げている。
にもかかわらず、日本の総合電機メーカーだけは収益を上げられない。
これは言い訳できない。
円高だからだとか、人口オーナスで市場縮小だからだとか、欧州債務危機だからだとか、日本の法人税率が高いからだとか、外的な理由はいくらでもつけられる。
しかし、万が一にも1ドル100円になったところで同等の収益を上げられるのかどうかは非常に疑わしい。
それが実に悲しい。
わたしが就職活動していたころ。
当時すでに日本の総合電機メーカーの未来には疑問符がつけられていた。
しかし同級生は
「誰でも知っているほど有名で、規模が大きいから安定で、先輩たちの人気の就職先だったというお墨付きで、etc…」
という理由で、みなが総合電機メーカーや電力会社を希望していた。
わたしだけマイナー系の濃ゆい専業メーカーを希望した。
そしてみなからマニアあつかいされていた。
わたしが
「もう総合電機メーカーに未来はないんじゃね?」
と言っても、誰もがその意見には同意はすれど、しかし誰もが聞き流した。
総合電機メーカーに就職していったかつての同級生たち。
いま何をしているのだろうか。
いま何を思うだろうか。
いまのわたしの勤め先が勝ち組企業で安泰だとかいうことは全くないが、あのとき日本の総合電機メーカーはもうダメだと判断して他人と違う行動をとった事には安堵している。
これまでは、メーカーごとの家電製品の差がどーでもよくなったことで総合電機メーカーそのものも比較的どーでもよくなっていた。
しかし!
今は違う意味で気になる。
会社の屋台骨がゆらいでいるのではないかという意味で気になる。
NEC、赤字1000億円
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120127/bsg1201270501003-n1.htm
シャープが過去最大の通期赤字に
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTYE81K1NA20120201
ソニーは4年連続最終赤字へ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23961620111102
↑ようするにこういうことだ。
総合電機メーカーの中には、バブル期に確立した手広くやる商売をできるかぎり末永く維持していこうという経営コンセプトしかなさそうに見える会社もある。
どことは言わないけど。
そういう会社は赤字垂れ流しになるのは自業自得かもしれない。
しかし、構造改革してやるものとやらないものをバッサリ分けた会社も赤字に苦しんでいる実態には、おなじ電気屋として心が痛む。
これがリーマンショック直後ならまだいい。
誰がやっても、どこの会社でも、赤字になったからだ。
しかし!
今は違う。
海外を見てみればいい。
海外でも、コダックとかRIMとかみたいな日本の総合電機メーカーより一歩進んだ末路を歩む企業も多いにせよ、海外の代表的なハイテク企業の多くは高収益を上げている。
にもかかわらず、日本の総合電機メーカーだけは収益を上げられない。
これは言い訳できない。
円高だからだとか、人口オーナスで市場縮小だからだとか、欧州債務危機だからだとか、日本の法人税率が高いからだとか、外的な理由はいくらでもつけられる。
しかし、万が一にも1ドル100円になったところで同等の収益を上げられるのかどうかは非常に疑わしい。
それが実に悲しい。
わたしが就職活動していたころ。
当時すでに日本の総合電機メーカーの未来には疑問符がつけられていた。
しかし同級生は
「誰でも知っているほど有名で、規模が大きいから安定で、先輩たちの人気の就職先だったというお墨付きで、etc…」
という理由で、みなが総合電機メーカーや電力会社を希望していた。
わたしだけマイナー系の濃ゆい専業メーカーを希望した。
そしてみなからマニアあつかいされていた。
わたしが
「もう総合電機メーカーに未来はないんじゃね?」
と言っても、誰もがその意見には同意はすれど、しかし誰もが聞き流した。
総合電機メーカーに就職していったかつての同級生たち。
いま何をしているのだろうか。
いま何を思うだろうか。
いまのわたしの勤め先が勝ち組企業で安泰だとかいうことは全くないが、あのとき日本の総合電機メーカーはもうダメだと判断して他人と違う行動をとった事には安堵している。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます