木更津あだ波団

碧丸とゆかいな仲間達!

本日のターゲットは・・・クサフグです!

2016年03月21日 13時40分37秒 | 釣り
2015年3月20 春分の日



先日は木更津駅西口の「焼鳥 小晴」で、わいのわいのと飲っていたところ、仲間の一人である なおき氏が、あまりにも唐突に「そういえば、クサフグって美味いらしいぞ!」なんて話題をふってくるので、その場にいた全員大いに盛り上がった。



クサフグって堤防でエサ釣りしていると、かなりの高確率で食ってくる外道中の外道・・・カモメでさえ見向きもしない、あの魚のことですよね?



庭の桜が咲きました



ホントか? ほんとなのか? 食ったら毒に当たって死んじまうのじゃなかったか



いや美味いって聞いた(本人は実際確かめたことなし)、今度食べてみればいいじゃんよ、ぐははは!



う~む、しかし・・・釣り人の誰からにも見向きもされず、無残に堤防で打ち捨てられ干からびている、アノ魚が可食できるだなんて。



立派な黄色



小晴から帰宅してのち、本来なら布団に一直線ドロの様に眠るところですが、あまりにも衝撃的な話であったので、その夜は眠い目をこすりながら、パソコンでちょっと検索してみましたよ。



クサフグ  食べる   ポチっとな!



そうしたらですね、これが驚いたことに筋肉は無毒、しかも美味だとうたっているではありませんか。



東京都市場衛生検査所の出している「食用ふぐの種類とその可食部位」の表を見ますと、ちゃんとクサフグも載っているし。


近所の桜も咲いたぜよ



だけど他では微毒なんて書いてもあるので、相変わらずフグを食べるのには気をつかう・・・と言うか、けっこう決意がいるよな~。



話変わるが、自分昔から「身近なところで手に入る」食べ物に興味がありまして。



来るべき食糧難にむけて知識を蓄えておかねば、なんてそこまで大げさなコトではなく「なんちゃって」の部類なんだけど。



思い起こせばそんな関係の本にだって、クサフグの名前は載っていた・・・毒の項に。







まぁ~こんな危険な魚、無理して食べなくても、世の中には「うまい食い物」ごまんとあるからね。



そう思ってはみたが、この春分の日にからむ三連休は、天気概況いまいちよろしくなく、沖には出れなそうなこともあり・・・あまりにヒマだったのでちょっと行って来ましたよ、そうターゲットはクサフグです、ぶふっ!



しかし関東でコイツ本命で狙っているアングラー、はたしているのでしょうか?いや、どう考えてもいるまいよ。






さて自宅からバイクに飛び乗って10分少々、季節がら全く人気のない海岸で、一人ロッドをふる私。



サーフからの釣りなんて、何年ぶりかしら


小道を抜けると海でした



う~ん、気分が良い良い。これでヒラメかマゴチが掛かったらどうしよう、わくわくしちゃうな~・・・なんて思っていたらきました、開始2分ほどで本命様が。



その後もぽつぽつと拾えて、約40分でリリース含め15匹がこの日の釣果。






短時間で狙い違わず本命のみ。 しかも外道の一匹もなし、ターゲット的中率100%。



とっても良く出来ました。うははは・はは・は~・・・ぜんぜん嬉しくないですから






まっいくら暇こいてても、これからさき生涯2度目はないであろう。



とりあえず目的は達したので、なまぐさい香りを放つこヤツらを、ギュッとビニール袋にしばってお持ち帰り。






帰宅後はそく下処理にかかります。



やり方は他のフグと一緒なので、別段問題なしだけど、初めて捌いたこのクサフグ・・・生命力が段違い。






頭だけになっても、恨みがましくいつまでも「歯ぎしりが」凄くてよどんだけ丈夫なんだか。



むき身にしたあとは冷蔵庫にしまい込んで、小一時間ほど出番待ち。



たまさか晩飯がチゲ鍋だったので、最終的にそこに投入してみることにしました。






はたして気になるお味は・・・おっ、美味い!けっこういけますよ。



恐る恐るではあったが、単純に美味かった。ただしフグの身にしては、ちょっとやわらかめかな。






これでもっとデカくなる種類であれば良いのだけど、いかんせん個体が小さいのがなんだと。



ま~でもこうして今、生きて記事書いているわけですし、味もさることながら「緊急時」には食料になること証明出来て、作戦は成功だとそう思っております。







今回はたまたまで、もう二度とはやらんでしょうが、テトロドトキシンはナメてかかると確実に逝くそう。



よそに造って提供したら、お上の御用!ご法度なので厳禁よ。



それでは今夜はこの辺で、さらばさらば!