熊本紀行で阿蘇の絶景を一望したベコ。
今晩泊まる黒川温泉に到着したところです。
お部屋に荷物を置いたら、さっそく温泉街をぶらぶらしてみましょう!
黒川温泉は田の原川沿いに位置するこじんまりした温泉地。
坂道の多い温泉街なのです。
上り下りが多く、下駄でお散歩するのはちょっと大変かも。
けど、雰囲気のある温泉旅館が並びます。
これは洞窟風呂のある有名な旅館だとか。
近くに黒川温泉の由来が書かれた看板がありました。
多くの泉質が湧出しているのも黒川温泉の特徴なのだそうです。
ふむふむ、なるほど。
ぶらぶら歩いていたら、あっという間に温泉街の端っこに到着しました。
たしかに噂通りの小さな温泉街なのですね。
あ、これはよく黒川温泉の紹介写真に使われている場所ですね。
たしかにいい感じです。
全体的にこじんまりした旅館が多い印象。
けど、どこの旅館もきれいなカエデの木々が鮮やかです。
趣きのある竹の塀もありました。
いやー、温泉街をぐるりと歩いて癒されました。
ベコ 「小さな温泉街だべこ~」
さて、宿に戻ってひと休みすると、日も暮れてそろそろ夕飯の時間。
ほんのりとした明りに照らされて、夜の旅館も雰囲気たっぷり。
ベコもお腹ペコペコです。
ベコ 「いただきますだべこ!」
見た目も味も、品の良いお料理。
次々と出てくるお料理にベコも舌鼓。
ベコ 「ガブリんちょだべこ!」
夕飯をいただいたら温泉にゆったり浸かります。
その後は、明日に備えて早めに休みましょう!
つづく
<べこたびinformation>
黒川温泉
阿蘇・北部の南小国町にある小さな温泉街。阿蘇から車でおよそ20〜30分と近く、アクセスも便利な場所でした。
今では全国的に有名な黒川温泉ですが、訪れてみると想像したよりもこじんまりでビックリ。田の原川沿いに20〜30件ほどの温泉旅館が建っていますが、落ち着いたたたずまいでした。
賑やかな歓楽街もなく、谷あいの山里といった雰囲気で好印象。ただしお店の数も少なく、買い物や食事はほとんどできません。中心部をぐるりと散歩して20分ほど。あっけないほど小さな温泉街でした。
そんな黒川温泉が全国的に有名になったのは、情緒ある露天風呂と温泉街の湯巡り。各旅館に自然豊かな趣きのある露天風呂を作ったのがきっかけなのだとか。
黒川温泉はもともと江戸時代から山あいの湯治場として利用されていたものの、本格的に温泉地として活動されたのは戦後とかなり遅め。
なかなか客足も伸びず鳴かず飛ばずだったところ、温泉街復興の動きが高まります。その一つが自然豊かな山里作りと露天風呂。植林や剪定を続け、素晴らしい露天風呂が話題を呼ぶように。
また、黒川温泉全体をひとつの温泉宿に見立てて、どの宿の温泉にも立ち寄れる湯巡り手形を発行。看板などのデザインも統一したそうです。おかげで今や全国的に知られる温泉地となりました。
ちなみに、温泉街中心部からけっこう離れた場所にある旅館もちらほら。訪問前は中心部の宿が便利かと思っていたのですが、中心部といってもほとんど寄るべきスポットがないため、中心部から離れた旅館に宿泊しても問題ありません。
また、谷あいに位置する温泉地のため、坂の上り下りはちょっときついかも。下駄を鳴らして温泉めぐりと言いますが、下駄ではちょっと辛いと感じます。
肝心のお湯ですが、メインは硫黄泉のようです。とはいえ、単純泉から塩化物泉、硫酸塩泉など、それぞれの旅館によって泉質はバラエティー豊か。温泉街の真ん中にある立て札によると全部で10種類の泉質があるそうです。ご自身に合った温泉を選んで、のんびり過ごしたいところです。