Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

若者とのコミュニケーション

2009-01-13 22:55:50 | 仕事のひとこま
そろそろ新入社員研修の話が周辺で聞かれるようになってきました。

毎年、その年度の新入社員の傾向が、マスメディアで発表されます。ちなみに、今年度は、「カーリング型社員」でしたね。

加えて、例年、新入社員のコミュニケーション力が弱いと指摘されることが普通になってきました。

しかし、昨年は大学4年生と一緒に仕事をしましたが、めちゃくちゃ感心した若者も多かったです。総じて「弱い傾向がある」のは事実だと思いますが、十羽ひとからげ的に論じることは好きではありません。

ところで、私たち年長者は、若手社員をいったいどのように変えたいのでしょうか?それとも、誰かに何とかしてほしいと思っているだけでしょうか?

私たちは、コミュニケーション力に不安がある彼らと、意思疎通をするための「相方(あいかた)」です。私は、コミュニケーションは平たく言うと、2人以上での意味や感情の分かち合いだと考えています。

ということは、年長者の「わかち合いの力」も、質的に変えていく必要があるのではないかと思うのです。

言っていることが分からなければ「それどういう意味?」「なぜそう考えたの?」などと尋ねることも諦めてはいけないでしょう。

仕事で指示を出す時には、伝わったかどうかの確認に、「はい」と言わせるだけのやり取りは不毛であり、「肝は何だと思う?」「何に困っているの?」「どこが心配?」といった対話に手を抜いてもいけないでしょう。

OJTは「おまえ・じゃまだ・たってみてろ」の頭文字だって言われていたのは、もう遠い昔の話だと思っていました。しかし、あんまり変わらない指導の仕方が今もなお現場で繰り広げられているような話も聞きます。

コミュニケーション力弱めの若者に落胆する時こそ、我々年長者のコミュニケーション力の努力の余地を探る機会と思います。

誰もが、「今どきの若いもんは・・・・」と言われて、年を重ねてきているのだから。

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