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東京に来ると気になることがある。
ほとんどの飲食店で分煙が進んでいないことだ。
タバコを吸う人も、隣の席の人のことを気に掛ける様子もない。
国際化が叫ばれている中、時代遅れの感もある。
不思議な話だが、関西では分煙でない店の方が少ない。
一方、東京では喫煙者が幅をきかせている。
それだけストレスが多いのだろう。
同情しないこともないが、飲食の際の喫煙は勘弁して欲しい。
食べ物の味や匂いを損なうからだ。
タバコというのは、それほどに強い臭気を周辺に漂わせる。
ヘビースモーカーが通り過ぎると、大通りでも臭いが残る。
迷惑な話だ。
東京オリンピックに向けて、政府も分煙を推進するという。
公害を克服し、せっかく青空が戻った東京なのだから、人に迷惑をかけない社会システムの構築を目指して欲しい。
質のよい大気と水というのは、健康への何物にも代え難いカンフル剤だからだ。
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