2000円札のデザインとなっている「守禮之邦」という扁額を掲げた守礼門だ。
「琉球は礼節を重んずる国である」という意味だそうだ。
この文字から学ぶことはたくさんある。
確かに、沖縄の人は、おおらかであり、率直であり、傲慢さが少ない。
相対的に親しみやすい。
それに比して、日本の政治家はどうだろうか。
リベラルと言われた人々が今や重く口を閉ざし、
タカ派と呼ばれる人々が跳梁跋扈する。
嘘だろうと思うような強引な論理がまかり通る世の中となった。
まるで戦前の大政翼賛会のようではないか。
こんな時は、注意したほうが良い。
経済にしても、政治にしても、文化にしても、透明性が薄れて、どこへ行き着くのかが不透明になってきている。
いつからこんな強権国となったのだろうか。
十分な情報を開示し、率直に議論し、大道につく政治を進めて欲しい。
簡単に前言を翻すような安直な人ではなく、信頼できる政治哲学を持った人に、この国を託したいものだ。
それにしても守礼門を描いた2000円札は、不思議なお札だ。
日本の国の紙幣とは思えない。