日本最大のプラナリアであるビワオオウズムシは
琵琶湖にしかいない。
その生態は謎に包まれているが、貧毛類(ミミズ)などを食べている。
全循環の停止によって、これが壊滅した。
どうも水温と酸素が影響しているようだ。
ビワオオウズムシが好む水温は8℃前後である。
昔、水深30~40mくらいにたくさんいたようだ。
1990年代になって琵琶湖の水が暖まり水深60m~80mへ移動した。
2020年に湖底の水温は9℃を越え
ビワオオウズムシは、高温と極度の酸欠で死んでしまった。
琵琶湖の湖底で起こったささやかだけど深刻な
地球温暖化の犠牲者だ。
こうしている間も、地球の自然は刻々と変わっている。
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