DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

地震-5

2013-04-22 10:22:48 | ButsuButsu


気象庁のデータによると、日本海の表面水温が上昇している。

おそらくこのような現象は、日本海だけではないのだろう。

最も顕著なのは、北極海だ。

こうした温度上昇は、気候を不安定にさせるし、地殻活動を変える可能性がある。

もう少しきちんとした情報を集約して解析すべきだと思うのだが、日本ではそのような統合的な研究ができない仕組みがある。

いわゆる学問の閥というものだ。

特に地震学はひどいらしい。

私は海洋学の出身で、現在は陸水学を行っているが、この分野でもあまり展望がありそうもないと思っている。

その顕著な事例が、福島原発の追跡調査だ。

事故当時から地下水汚染は当然予想されたし、何らかの対策を行うべきだとも想定された。

日本陸水学会でもシンポジウムを行って議論した。

しかし、それ以上の展開はできていない。

行政が研究者を陰に陽に妨害することもある。

横断的な研究には、まずお金が付かない。

国のファンドの振り分け対象は、ほとんどが要素技術の開発だ。

それは大学のシステムとよく合っている。

おそらく効率が良いのだろう。

しかし、事実を100集めても、真実に届かない場合が多い。

デジタルをいくら細かくしても、アナログには到達しないのではないか。

今起こっている自然現象は、既存の学問の枠から転げ落ちた、予測できない事項のようだ。

もし何か解決の道があるとすれば、こうしたネットを通じて多くの情報とアイデアを交換し、複数の人が作業分担をすることではないかと思う。

そうすれば少ない予算で、より真実に近づけるかもしれない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4月21日(日)のつぶやき | トップ | 琵琶湖の七不思議-その2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ButsuButsu」カテゴリの最新記事