
琵琶湖の北の端、知内浜から浜大津までほぼ60kmである。
この距離を、無人のソーラーボートで縦断する。
この挑戦を過去3回試みたが、いずれも失敗に終わっている。
やってみると、意外に難しい。
最短で安曇川まで、最長で琵琶湖大橋までがやっとだ。
無人だから、走り出したらGPSとジャイロコンパスだけで走る。
エネルギーはソーラーパネルからの電気だけだ。
パネル直結でモーターを回すので、日がかげると止まってしまう。

途中で水が入ったり、ラダーが壊れたり、天気が悪くなったり、よい条件が続くことはない。
まるで人生の縮図を見ているようだ。
若い学生諸君は、出発のときは張り切っている。
でも昼が過ぎ、完走が難しくなるとぐったりしてしまう。
本当は夏に出来るとよいのだろうが、この時期には公式の無人ソーラーボート大会があるので無理だ。
仕方ないので、秋に挑戦している。
でも10月とか11月になると、日が当たる時間が短くなるので余裕がなくなる。
いつの日にか成功させたいものだ。
それが立命館大学の学生さんと私の宿題だ。
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