【琵琶湖の環境保全に新たな希望!波力ポンプによる全循環活性化に成功】
びわ湖トラストと立命館大学が共同で、世界初となる波力ポンプを活用した琵琶湖の全循環活性化に成功しました琵琶湖の「深呼吸」とも言われる全循環は、冬季に表面の冷たい水が湖底の古い水と入れ替わる現象ですが、2019年以降、その活動が極端に低下。この影響で湖底生物の個体数が急減していました。そこで、びわ湖トラストのジュニアドクター育成塾の小中高生と立命館大学熊谷研究室が協力し、風波のエネルギーを利用する波力ポンプを開発!2020年度から取り組みを続け、ついに成果を上げました2024年12月から2025年1月にかけて行われた実験では、波力ポンプを使い湖底へ冷水を送り込み、水温を約0.15℃低下させ、溶存酸素飽和度を80%以上に改善。また、湖底生物のアナンデールヨコエビの数も約7倍に増加する驚きの結果が!さらに、この技術は夏季における表面水温の低下や魚類生産の向上、大気中の二酸化炭素の吸収、熱帯性低気圧の制御など、多方面への応用が期待されています電気を使わない環境に優しい技術でありながら、コストも抑えられる点が大きな魅力ですこのプロジェクトはCOSMOエコ基金の支援で実施されていますが、さらなる開発と実用化に向けて、びわ湖トラストでは皆さまのご支援や寄付を募っています。琵琶湖の未来を守るために、ぜひご協力をお願いいたします!
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