You got a movie

自分が見た映画をきままに記録したブログです。もしまだ見ていない人が御覧になっても興味を損なわないようにしています。

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』

2016-11-28 18:48:36 | 映画[ハ行]

                                       

 

 J・K・ローリングスが映画のために脚本を書き下ろした魔法シリーズの新作。おなじみのハリー・ポッターらの登場メンバーは出ないが、ホグワーツ魔法学校で学び、魔法動物学者となってホグワーツの指定教科書「幻の動物とその生息地」を書くことになるニュート・スキャマンダーが主人公。主人公が青年で子供たちも出てこないからということもあるが繰り広げられる魔法が高度で驚かされる。CG全盛の今の時代だからできるシーンの連続だが、ここまでもというレベルまで迫力のあるシーンが盛りだくさん。ただ、原作を読むか事前にストーリーを理解していないとわかりにくい。子供達にはなおさらだろう。でもビースト達はどれも面白いし、その住み家にも驚かされる事は約束できて、ファンタジーの世界を楽しめる映画。

                                     

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』90秒予告【HD】2016年11月23日公開


『ハドソン川の奇跡』

2016-10-03 18:35:40 | 映画[ハ行]

                                    

 

クリント・イーストウッド監督の映画を見続けて来たが、益々磨きがかかったと言うか、彼の映画の中で最も好きな映画を塗り替えてしまうほどにうまい人物描写と観客を引き込む展開の絶妙さが素晴らしい、大きな満足の映画だった。

 冒頭から主人公の心情の表現が深く染み透るようになされて自分が主人公になったような心持ちでその後の展開を見てゆく様になる。

渦中の機長が追い込まれてゆく状況の変化とともに、自分の気持ちも揺すぶられて、そして最後の結末に繋がってゆくと、一緒にはらはらしながらスクリーンに見入るようになる。そして・・・。最後は同じ心情に包まれた人と一緒に手を取って喜びたくなる。

見終わったあとの静かな余韻の中での満足感・・。これはクリント・イーストウッド監督のほかの作品でも味あわせてもらった事を思い出したが、再び味わうことができて嬉しかった。

                            

 

 

 

 

 

映画『ハドソン川の奇跡』予告編


BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント

2016-09-23 18:40:03 | 映画[ハ行]

                                                                        

 

 ディズニーらしい素敵なファンタジー映画。そしてあの「E.T.」を思い起こさせる

スチーブン・スピルバーグ監督が10年以上も映画化を切望していたという本作はディズニーに取っても、スピルバーグ監督に取っても珠玉の一作と言って良いと感じる作品になっている。原作はロアルド・ダールの児童文学、あのチャリーとチョコレート工場と同じ作者。今の技術があってこその映像だが夜のロンドンの町の映像、巨人の国の情景、夢の集まる樹、すべての映像が神秘的で魅惑的だった。

 子供たちが見ても大人が見ても満足できる心温まる物語で、笑いがあふれる場面があちこちに用意されている。・・・あの場面ではきっと誰もが笑い転げるだろう。

                         

 

 

『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』本予告編(スピルバーグ監督のコメント入り)


バットマン vs スーパーマン [ジャスティスの誕生]

2016-04-08 19:58:14 | 映画[ハ行]

                                                 

  なぜこの二人が戦わなければならなくなったのか?良く見ているつもりでも展開が早く、十分な背景が見えずらいので理解できないまま戦いが始まって終わってしまうので注意が必要。字幕版ならなおさらと思う。この2大ヒーローの映画なら子供たちも多く見るだろうが、彼らにどれだけ通じたか?わからないまま自分が好きなヒーローが叩きのめされるのは見たくないだろうに。

 誰もが思うが、ワンダーウーマンの出現も突然すぎる。私が途中で眠ってしまって大事なところを見逃したのか?と思ってしまうくらいに突然だった。いろんな要素を詰め込み過ぎて自滅した感があるが いろんな意味で話題性は十分な一作。

                          

 

映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』予告2【HD】2016年3月25日公開


白鯨との闘い

2016-01-29 19:42:48 | 映画[ハ行]

                                       

アメリカ文学の名作「白鯨」の陰に隠されてきた真実を描き、全米図書賞のノンフィクション部門賞を受賞した「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」を原作にした作品。

 タイトルを見ただけでは巨大な鯨との間で繰り広げられる痛快なアドベンチャー作品と誤解しかねないが本作はそんな軽い作品では無かった。とても重たいテーマが全てで考えさせられる作品。原題 IN THE HEART OF THE SEA  はまさにこのテーマを表しているが なぜに邦題が 「白鯨との戦い」になったのかに疑問をいだく人は多いと思う。

                                              

 

   展開は早く飽きを来させないつくりになっていて見応えもあるが、他の娯楽作品のように2度、3度と繰り返しても見たくなる作品とは違うので注意。

 

映画 『白鯨との闘い』予告編【HD】2016年1月16日公開


『ホビット 決戦のゆくえ』

2015-01-09 19:29:48 | 映画[ハ行]

    

  とても待ち遠しかったホビット 最終章。ロード・オブ・ザ・リングの王の帰還の時の記憶がよみがえる。あの衝撃と感動に再度浸れるかどうかと思って見た人も多かったろう。

 ドラゴンを射抜き落としてドワーフの王 が 王国と財宝を取り戻すまでを長く引っ張ると思ったが全くそうではなかった。そのあとに予想のしない大きな戦いが待っていた。

                                        

 

この物語で普遍的に訴えかけるのが仲間たちの大切さ、仲間たちのために全てを掛ける勇気・・・。最終作でも全ての観客に伝わったはずである。

 このシリーズはこれで終わりになるだろうが、私と同じように楽しみが消えてしまったファンも多いと思う。でもこの素晴らしいシーンの数々やいとしい仲間たちとこのまま別れるのは何とも惜しい。できればスピンオフストーリーでも作って欲しいものである。もし作るならロード・オブ・ザ・リングとホビットの両物語の間の60年間にレゴラスに起こった恋と冒険を題材にした「レゴラスの冒険」とか。当然、ビルボ・バギンズやガンダルフも登場させて・・・。

広大で美しい中つ国に見慣れた面々を登場させて自分で物語を空想する私である。

 

映画『ホビット 決戦のゆくえ』予告1 【HD】2014年12月13日公開


『美女と野獣』

2014-11-11 19:39:00 | 映画[ハ行]

                                  

  全編フランス語での実写版。 アニメに感動して実写版も見てみたいという子供たちも沢山いると思うけれど、この映画は少しダークでおどろおどろしいところがあって、子供たちには不向きと思えるいわば大人向けの美女と野獣。アニメ版があまりにも影響度が大きかったので 賛否両論沢山あるのは仕方ないかも知れないが、私は それなりに満足した。 城を荒らそうとする悪者たちを森の神が懲らしめる場面は迫力があり見応えが有る。 野獣の城の作りも素晴らしく、全編ファンタジックな映像にも惹かれた。ただ、もう少し明るい映像を多く入れて欲しかったが、やはり 野獣への恐怖の感情を表に出そうというイメージに仕上げたかった監督の意図だったのか。

 

                                

 

映画『美女と野獣』予告編


ホビット 「竜に奪われた王国」

2014-03-15 18:37:27 | 映画[ハ行]

             

 

  ホビット 前作「思いがけない冒険」に続く第二作。既に昨年末から各国で上映を開始され、前評判を知っているだけに早く見たくて仕方がなかった作品。もちろん「ロードオブ・ザ・リング」からのファン。

 この映画を見るために無理をして作った時間に 3D吹き替え版しか無かったのでこれを鑑賞。でもホビットは特に3Dでなくても映像に満足するのだから3Dでなくても良かったが、吹き替え版を選んだことに対しては、あとから思えば辛かった。ドラゴンのスマウグとの戦いでスマウグが話す場面が極めて多かったのには驚いた。そしてスマウグの声をあのベネディクト・カンバーバッチが入れているのを思い出してとても後悔・・・。もう一度 今度は2D字幕版を見たいと思った。もちろん、作品自体は見どころも沢山、急流をワインの樽で下りながら次々と襲いかかるオークと戦う場面などはスピード感が溢れ素晴らしい出来栄えだった。

 はなれ山の王宮跡にたどり着くのが意外と早く、スマウグに見つかってからは、ここで第3作に続くのか?と思う場面がいくつもあった。意外とスマウグとの戦いの場面が長かったのに驚いた。

この作品はどうしても ロード・オブ・ザ・リングと比較してしまうが、もっといろんな冒険がはなれ山に着くまでに欲しかった。前作の様なスケールの大きい戦闘の場面が無いことや、一行がめぐる世界の広大さがロード・オブ・ザ・リングには少し劣っている。益々、第三作への期待が増す第2作だった。

 <!-- ホビット -->

 

 


パシフィック・リム

2013-08-22 19:05:56 | 映画[ハ行]

「ヘルボーイ」「パンズ・ラビリンス」などの監督である鬼才 ギレルモ・デル・トロ監督による 総額200億円という巨費を投じて製作されたVFX超大作。

                                                         

 突如、海底の割れ目から現れた巨大生物「KAiJYU」(映画の中でもKAIJYUと呼ばれている)が 次々と現れて世界中を脅かす。それに立ち向かうため各国がロボット巨兵「イェーガー」を開発して、彼らに世界を託すという独自のストーリー展開によるSF。

 

 日本のロボット、マンガ、怪獣映画の伝統を尊重して製作したとギレルモ監督が言うが、日本人それもウルトラマン世代からエヴァ世代までの多くの「昔の子供たち」にとっては、涙が出るほどにうれしい作品である。米国での評価も今ひとつらしいが、いやいやそんなことはない。良くここまで見たかったものを現実にしてくれたという感謝の気持ちまで湧き上がってくる。

 KAiJYUの大きさやイェーガーの大きさはかっての怪獣映画そのもの。立ち並ぶビルの壁面を突き破ってKAIJYUが攻撃してくる一場面を見て昔を懐かしんだ。

この映画の良さはやはり 巨兵イェーガーは人間が操縦するものであって、人間が一体となっているところ、それも操縦にはふたり必要で、二人がうまくシンクロしなければならないという設定。これは先進的でひきつけられるし、菊地凛子扮するマコの存在を高めている。イェーガー自体のデザインも派手さが無くレトロ的でとてもリアル。

 トランスフォーマーでは動きに付いていけないという「昔の子供たち」も多いだろうが、この映画は絶対そんなことは無い。ずっと見たかったものを見れたという感激を与えるに違いないと思う。

 

 

                                                                                                    


ホビット 「思いがけない冒険」

2012-12-28 19:57:35 | 映画[ハ行]

 ロード・オブ・ザ・リングのファンである私にとって待望の作品。多くの皆さんにとっても私と同じであるかもしれません。ピーター・ジャクソンのビデオブログも期待を持って見てきました。 

                

 今回も同時期に三部作の全てを一度に撮影したそのなかの第一話です。ホビット庄ののどかな風景、山の斜面に作られた特徴のあるあのビルボ・バギンズの家から話が始まります。ロード・オブ・ザリングと対をなすシリーズのため、その当時の老いたビルボ・バギンズやフロドが出ます。そして60年前の回想に移ってゆきます。そこでは長寿のエルフ族のエルロンド、ガラドリエルなど懐かしい顔ぶれが。ロード・オブ・ザ・リングの世界をもう一度堪能させてくれます。

  

 ホビット族のビルボ・バギンズと、魔法使いのガンダルフ、そしてドワーフの戦士トーリンが率いる13人のドワーフたちとドラゴンに乗っ取られたドワーフの王国を取り戻すための旅に出ます。そして森の巨人のトロルとの一風滑稽な戦い、オーク族の地下の巨大な村での息もつかせないスピード感たっぷりの戦いなど、見どころもふんだん。そして洞窟に住むあのゴラムと指輪をめぐっての出会いなど、ロード・オブ・ザ・リングそのものと繋がる内容です。何故、ビルボがこのメンバーに選ばれたのか?本人もドワーフ達も我々観客までもが最初は判らなかったのですが、冒険ともにその理由がはっきりとわかってゆきます。ビルボが無くてはならないということが実感できたときに感動が訪れます。

 

  とても満足ができる第一作でした。観客の中には三部作と知らない人も多かったようで、終わりの場面ではびっくりする人もいましたがこれからの2作にとても期待が持てる作品となっていました。今から、待ち遠しい限りです。

『ホビット 思いがけない冒険』予告編3