バベルと言う言葉の意味である「乱れ」を監督が最も表したのがあの菊地凛子がクラブで踊るシーンと思う。吐き気を催すほどの極限を表そうとした演出は監督の全てを描ききろうとした真剣さか?
バベル(乱れ)の象徴を日本に持ってきたのには日本人にはいささか抵抗があると思う。あの冷たく透明な高層マンション、そしてあのライフル。それはバベルの塔の頂上からあのニムロデ王が天に向かって射た弓矢と重なる。日本がこのように表現されたが、国々に言葉が分かたれ、また同じ国でも意志が通じにくくなった現代社会はどこの国も同じだろう。
しかしその中から届いて欲しいという叫びが少しづつ相手の心に届いて行く。きっと先には「感動」が待っているはずだが。・・それを予感させながら。
深く考えさせられた映画です。
バベル(乱れ)の象徴を日本に持ってきたのには日本人にはいささか抵抗があると思う。あの冷たく透明な高層マンション、そしてあのライフル。それはバベルの塔の頂上からあのニムロデ王が天に向かって射た弓矢と重なる。日本がこのように表現されたが、国々に言葉が分かたれ、また同じ国でも意志が通じにくくなった現代社会はどこの国も同じだろう。
しかしその中から届いて欲しいという叫びが少しづつ相手の心に届いて行く。きっと先には「感動」が待っているはずだが。・・それを予感させながら。
深く考えさせられた映画です。