このところ、メジャーな洋画など沢山の興味ある映画が上映されていますが、この映画は是非多くの若い人達に見てもらいたい映画です。今年見た映画の中で初めて涙した映画です。映画館の窓口では、昭和天皇の玉音放送の原文を現代の言葉に直した訳が載ったパンフレットを貰うことができました。
その中からの抜粋です。
「・・アメリカとイギリスに宣戦布告した理由も、日本の自立と東アジアの安定を願うからであり、他国の主権や領土を侵すようなことはもともと私の思うところではない。・・
このまま戦争を続ければ、日本民族の滅亡を招くだけでなく、人類の文明も破壊してしまうだろう。そんなことになってしまえば、どうやって私は多くの臣民を守り、歴代天皇の霊に謝罪すればよいのか。これが、私が政府に共同宣言に応じるように命じた理由だ。・・
戦地で命を失った者、職場で命を失った者、思いかけず命を失った者、またその遺族のことを考えると、身も心も引き裂かれる思いだ。・・
けれども私は耐えられないことにも耐え、我慢できないことにも我慢し、今後の未来のために平和への道を開いてゆきたい。
私はここに国体を守ることができ、忠実な臣民の真心を信じ、常に臣民とともにある。
感情の赴くままに問題を起こしたり、仲間同士で排斥したり、時局を混乱させたりして、道を外し、世界からの信用を失うことは、私が最も戒めたいことだ。
国がひとつとなって家族のように団結し、日本の不滅を信じ、責任は重く、道は遠いことを心に留め、総力を将来のために傾け、道義を大切にし、固くその考えを守り、国体の本質を奮い立たせ、世界の流れから遅れないようにしなさい。
あなた方臣民は、これが私の意志だと思い、実現してほしい。」
日本のいちばん長い日 予告篇95秒
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