ローランド・エメリッヒ監督が描いた会心の戦争超大作。真珠湾攻撃からミッドウエイ海戦までを描く。エド・スクライン、パトリック・ウィルソン、ウディ・ハレルソン、日本から豊川悦司、浅野忠信、國村隼らが出演。
ミッドウェイを描いた作品は チャールトン・ヘストン、三船敏郎らが共演した1976年版ミッドウェイなどがあるが、本作は映画の歴史に残ると思わせるほどの最高峰の戦争映画と思う。まず冒頭の真珠湾攻撃のシーンは本当のその時に居合わせてあらゆる角度から情景を見ているような真実味がある。さらに多くの空中戦のシーン、そしてミッドウェイでの海戦シーンは手に汗にぎる場面も多く、どれも圧巻。そしてこの映画が私たち日本人には日本が製作した映画と思えるし、もちろん米国人が見ればアメリカの映画と思える。そこが凄い。エメリッヒ監督は戦争には勝者は無く、敗者しかいない。だからこそ日米双方の軍人たちに捧げる内容にしたかったと述べているがその通り、見ている私たちにその意思が熱く伝わってくる。見ごたえのある良い映画だった。
映画『ミッドウェイ』予告編
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます