2013年 「海賊と呼ばれた男」で本屋大賞を受賞した百田尚樹がその年の9月から「週刊新潮」に連載した小説を映画化。「フォルトゥーナ」とはローマ神話の女神の名前で運命を司ると言われる。死に直面した人の体が透けて見えるという能力を持ってしまった主人公の恋と生きざまを描く。「坂道のアポロン」などの三木孝浩が監督。
この映画の素晴らしさは演じた俳優陣の素晴らしさにあると思う。この映画で主人公 神木隆之介、ヒロイン有村架純はもちろんのこと、斉藤由貴、時任三郎、北村有起哉そして主題歌を歌う ONE OK ROCK の大ファンになった。葵(有村架純)の明るさと優しさ、そして特に 木山(神木隆之介)の人間性に本人たちの持っているものが重なってとても心に残る訴えを聞いたような気持ちになった。人に依って感じ方は違うと思うが、生かされている意味までを考えるきっかけになり、周囲の人の大切さを思い返すような気持ちが続く余韻だった。
映画『フォルトゥナの瞳』×主題歌・挿入歌 ONE OK ROCK [予告2]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます