花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

小白鳥

2008年01月16日 21時39分16秒 | 
温泉の出ない偽草津として有名な滋賀の琵琶湖畔の草津。最近は湖北だけでなくここまで白鳥が来ているというので見に行ってみた。
電車・バスで行くのには向いていない所で、とりあえず行ってみたら何なりと分かるだろうと軽い下調べで行ってみたら往生したが、着いてみると対岸に虹が出て結構なことであった。
来ている、といっても餌付けしても十数羽くらい。思っていたよりも少ない。
まぁ写真に撮るには充分ではある。


なりは大きいが中身は鴨である。特別、鴨の見せてくれるアクション以外のことは無い。
こちらは餌付け風景。下の地面で水平を取ろうとしたら、水平線が傾いてしまった。
それも団体様で流れ込んでいく勢いが出ているように撮れたと思う。
ほとんどはカモメとオナガガモで、奥にも大量にキンクロハジロとホシハジロ、いくらかオオバン、オカヨシガモやカイツブリもいるが、そちらは餌に寄り付かない。
それにしても壮観な眺めでは、ある。


首元に灰色い幼さの残る個体の鴨パタパタ。
足は底に付いているのか知らん。
鴨やカモメと比べて無闇に大きいが、色が白ベタなので意外にダイナミックな印象に欠ける。

飛ぶ姿を見ようと思ったらタイミングを下調べする必要があるようだ。
実に寒く、近所に一切の暖をとれる施設らしいものが無いのには参った。

丘葦鴨

2008年01月15日 21時23分01秒 | 
見た目に普通すぎて初めて見た気がしない、オカヨシガモのオス。
この丸い頭をむずと掴んでみたら気持ち良かろうと思う一葉。
顔まわりはホシハジロのメスによく似ている。撮った時にはそれだとばかり思っていたが、体部分が全然違った。

京都でも洛西方面は、ついでの用向きがないのでノーマークにしていた。
もっと探してみたら思わぬ新顔も出てくるかもしれない。

石蕗 (08/02/03タイトル修正)

2008年01月14日 20時41分32秒 | 秋冬の花
ツワブキ。
そのものを良く見ずに適当に撮った写真から名前を調べたが、写っている葉っぱが実は別の植物の葉だったので、当然そんな植物があるわけがなく非常に難儀した。
ツワブキ本体の葉は、地面を覆うように丸く平たく生えている。

こういう、黄色い花でバックを真っ暗にした写真はとても好き。
画面下の花の前ボケしてるところなど実に嬉しい。
左に他所からはみ出してきてる花が邪魔で惜しい。

枯野原

2008年01月13日 22時13分25秒 | 秋冬の風景
江戸には「枯野見物」と言って広々と枯れて広がった野原を花見や紅葉狩りのように愛でる風習があったらしい。
昔の日本人の豊かな精神性だとか何とか言って、そのための枯野原の名所というのもあったらしいが、少なくとも上方にはそんなものは無かったようだ。
まぁ、こちらの方は何かと手狭なことが主な原因であろうが、それでも足元が濃い緑から明るい朽葉色になると多少は広くなった気がして悪くない。

写真は淀川の河川敷。春先にはヒバリとかが出てくるところだがこの時は普通のセキレイくらいしか居なかった。

真鴨 4

2008年01月12日 21時47分54秒 | 
マガモの喧嘩。
確かにケンカらしきことをしているようだが、カモのツメとクチバシでどういう危害を加えているのかは見ていてもわからない。
鴨本体の重量はそれなりにあるだろうが、これだけ水しぶきを上げていれば速度は相殺されているであろうし。

と言って、牧歌的なものかと決めてかかると間違っていることもあるだろうから何とも言えない。野生でもイルカ同士のいじめは人間顔負けの陰湿さであるというし。

蝋嘴 4

2008年01月11日 22時47分38秒 | 
普通に、シメ。
シメは顔つきが妙に油断のある形をしているので、普通に撮るとバカっぽい顔の写真になる。
今回もご多分に漏れず、普通に樹上に佇んでいるシーンであるが、何も考えずポカーンとしているように見える。
形はよく似ているが色のどぎついイカルと比べて、若干パーツが小作りで色を柔らかめにまとめているせいか。

木の肌の色と鳥の体の色、足の色と若い枝の色がそれぞれ馴染んでいて、渋い色彩の一葉。

鳰 6

2008年01月10日 21時23分08秒 | 
ブルーギルを咥えたカイツブリ。
丸呑みにするにはいかにも大きい。こんな時、陸上の鳥なら獲物を足で押さえてブチブチむしり喰うのであるが、水鳥は丸呑みするのみである。

うおォン、俺はまるで鳰水力発電所だ、という勢いで食する連続写真。



うー、いかん、いくらなんでも食いすぎだ。
そんな感じでこの後もたゆたっていた。
これだけ腹の中に入って、溶かしきるのに一日くらいかかりそうに思うが、どんなもんなんだろうか。



鵤 6

2008年01月09日 21時11分15秒 | 
食事中のイカル。
食べているのはカエデか何かの種。
普通に口の届く範囲を食べ終えると、無理矢理な姿勢で口の届く範囲をひたすらに食べる。


ごちそうさま。ではなく、枝を移ってまだ食べる。食べる。
ものを食べる姿というものは見てくれのいいものではない。

ところで、マンガ『孤独のグルメ』が特別編で一回きり復活するとの噂で楽しみにしていたら「新章始動!」って表紙に書いてあってびっくりした。
カレーパンと牛乳?が旨そうであった。

緑花菜

2008年01月08日 20時55分43秒 | 秋冬の花
昨日のキャベツの横に植えられていたブッコロリ。
初めて見たものではあるが、確かにどう見てもブロッコリーでありながら菜の花の一種であることも分かりすぎるほどわかる。


咲く直前の株だとこんな感じ。
これだとアブラナの花の蕾のように食べられそうな気もするが、誰も言ってないということは美味いものではないのだろう。
と、思って[ブロッコリー 花 蕾 おひたし]で検索してみると、当然のごとくやっている人がいた。
そしてブロッコリーの味で美味しいとのことで。
実際美味しそうではあるが、わざわざやるタイミングは無さそうな。

紫甘藍

2008年01月07日 20時29分20秒 | 秋冬の風景
溶けた霜が輝いている、キャベツ。
植物園もこの時期には本気でネタがないのか、実はこれがネタなのか判断に迷う。


しかし「これが植物だ!」と言わんばかりにゴロンと植えてあると、確かに面白い造形をしていると納得してしまいかねないものがある。
特に、絶対に中に何か入っていそうな球体状のいわゆるキャベツは良い陰影を見せてくれる。



ところで今日は米SONYからα200が発表された。
発表分だけでは面白味のない廉価版の雰囲気。
それより、例のカシオのアレが3月下旬に出るのがビッグニュース。
EXILIM銘柄は安っちいイメージが強いので微妙。
オリンパの18倍ズーム機のように直ぐに後追いが出るようならそっちの方が良いかなーとも思うが、一眼レフと同サイズで13万円ではそうそう無いか。
432mm望遠でフルハイビジョン60コマ動画撮影もさることながら336×96ピクセルで秒間1200コマ動画機能が聞いただけでも笑える。60コマ再生したら1秒を20秒間見られるということで。素人向けではない。
だが、ぜひテレコンとセットで入手したい。うーむ。

瑠璃鶲 7

2008年01月06日 23時00分58秒 | 
この冬もなんだかずいぶん暖かいが、もうそろそろいつもの植物園の梅園にいつものルリビーが来てる頃だろうと思って朝から出かけると、居た。
いつものカメラ親爺の白バズーカ包囲網が隣の池のカワセミに行っていたため、気兼ねなくルリビーとタイマンで過ごせたのは実に嬉しかった。
去年最後に見たものより若干青さが足りないので、アレより若い個体であるようだが全然人間を怖がらないのは、さすがヒタキ一族だ。


瑠璃色をキレイに撮ろうとすると腹の白が飛んでしまう。
でも背中から撮るよりは前から撮る方が基本的には良い写真だと思う。

こちらはHDサイズ。
梅の花の蕾がチョボっと出来始めている。
あたりには蝋梅の、匂いだけは立派な梅らしい匂いがたちこめていて快晴で、鳥込みで最高の冬の朝の景色。

噴水の虹

2008年01月05日 17時55分09秒 | 秋冬の風景
お正月の残滓も明日を過ぎれば完全に払拭される世間様のタイミングであろう本日はお茶を濁す更新。
F2.8で望遠できるレンズがあったので色々試してみた中の一枚。
7D,sweetDと違って1/8000秒シャッタースピードのできる700なので、それをしてみたわけだが1/4000も1/8000も写った水玉の違いが分からなかった。
という結論が出たのでそれはそれで満足した。

尾長鴨 6

2008年01月04日 17時24分38秒 | 
パタパタしたところを連写してみたので、gifにまとめてみた。
シャッタースピードを速く出来たのでコマごとに完全に停まって見え、カクカク感の大きいアニメになった。

こんな感じのオナガガモ。
コガモが手前に居るので巨大かつ遠近感が狂って見えるが、鴨的には標準サイズ。
結構、鴨は大きい。


もっと小さく速い版。
体の前後ブレが大きかったのを体の根元で合わせ、上を切った。
前進しつづけているようでもある。

こんなプリミティブなことをしなくてもコンパクトデジカメの動画でも良いようなものだが、これもこれはこれで味がある。
特にgifは輪郭の劣化がないのが好み。

まぁ、ザクティHDとかでデジスコ!とか思いつけば無限に夢が広がりんぐ状態にもなるのだが、それを素材にして遊んで楽しむにはパソコンの性能が足りない。多分、最新の上級機でも。

鳶 7

2008年01月03日 18時54分17秒 | 
雪の比叡山を駆け下りる風情のトンビ。
シチュエーションはとても良いがトンビなのが減点。
近辺で猛禽なら琵琶湖まわりにも出ると聞いたが見たことは無い。
ミサゴやチョウゲンボウも一度見てから見てない。


トンビでも無心に眺めれば悪い被写体ではないが、ありふれているのが問題。

しかし80-200F2.8ならF2.8以下で使えるクロスセンサーAFでカタログ通り優秀なC-AFとやらが行けるか、と思ったが微妙だ。
とりあえずこの写真では手前の羽の先にピントが合っているのでまぁまぁOKライン。
C-AFなら一度、車か鉄など大きいもので試してみないと評価云々が出来ないか。

吉田神社 斎場所大元宮

2008年01月03日 16時33分56秒 | 秋冬の風景
あまり人が込まない初詣の雰囲気の一葉。
由緒は正しいが、普段から開けっ放しの所ではないので知る人が知るお宮。

そういえば、お賽銭を出して拝みはしたが何か願うのを忘れていた。
どうも、宗教的なものは好きだが実践は苦手だ。

写真的には、屋根の下、特に笹ののっぺり色具合がSONYαの必殺技ダイナミック・レンジ・オプティマイザー”全開の特徴である。
三脚を立てて明るさを変えながら数枚撮って合成するのが一番キレイな絵を作る方法だが、この場合、気軽で手軽なのが良い。
実際のところ、写真を見る側としては気と手を抜いた写真の方が肩が凝らなくて好ましいケースがままある。