samuraiです。
今年最後の記事を何にしようかと思案に暮れていましたが、
やはりコレしかありません。
それは、誕生日の前日に新中野の『スジャータ』というカレー屋で、
curryvaderさん・ピエールさん・カレーマチュとカレーを食べていた時のこと。
ふとしたことから誕生日の話になり、
僕が「あ、そういえば明日僕誕生日ですよ。」と言ったところ、
間髪入れずピエールさんから「え!僕もですよ!」という返答が。
ここから、後に伝説となる漢二人の長い夜の幕が開けたのです・・・。
ということで、ここからが本題ですww。
今日は銀座にある『資生堂パーラー』を紹介します。
場所は、銀座駅から中央通りを下り、花椿通りとの交差点の右側です。

当然今日は誕生日なので、黒のジャケットに白いシャツという
正装に身を包んでの訪問です。
当然仕事帰りのピエールさんもスーツです。
まさに誕生日にふさわしいジェントルメンですねww!!
さて、何の迷いもなくエレベーターに乗り4階のボタンを押します。
扉が開き、受付の方が
「ご予約はされてますでしょうか?」と言われたので
「いえ。僕らは一万円のカレーを食べに来たカポーですが、何か?」
と笑顔で返し、そのまま中の方に案内されます。
心なしか、受付の方の笑顔が引きつっていたのは何故でしょうかww??

店内はそれはもう紳士淑女の社交場。
日頃せせこましくカレーの値段について議論している僕らにとって、
そこはまさに月の裏側、別世界。
いや~、楽しみですね!
さて、まずはビールで喉を潤さなくてはなりませんね。

こちらは店員さんが、表面張力ぎりぎりいっぱいで
きれいな泡を形作ってくれます。
ほら、日本酒屋でよく器ぎりぎりまで盛るでしょ?
アレですよアレ。
さて、男同士が誕生日に向かい合って微笑みを浮かべながら座っているという
はたから見ても最高に間抜けな絵面を
いつまでも皆様の前に晒しているのもアレなので、
とっとと注文してみましょう。
ということで、「伊勢海老とアワビのカレー(10,000円)」と
「三元豚のカレー(2620円)」をそれぞれチョイス。
店員さんに「伊勢海老のカレーはどちらのお客様ですか?」と聞かれたので、
「あ、僕ら二人仲良く食べたいので一つを二人分に分けて下さい。」というと
「かしこまりました。」という快い返事が。
普通のお店では顔をしかめられがちなサービスも
笑顔で応対してくれるところが、このお店の格の高さを物語ってますね。
さて、まずは薬味がやってまいりました。

ラッキョウ・福神漬け・ピクルスのみじん切り・それに何故かみかんの缶詰。
毎度思うのですが、このみかん缶だけどうにかしてもらえませんかね?
何かそこはかとなく貧乏臭さを感じるのでww。
さて、こちらはセットで付くサラダ。

ドレッシングは和風かサウザンか選べますが、
あっさりとした和風を選択。
レタス・チコリ・アンディーブ・ホワイトアスパラ・ブロッコリー・トマトが
バランスよく盛られ、新鮮でしゃきしゃきです。
さて、本日の主役はこちら。

この豪快な伊勢海老さんとアワビくんが今日の主役です。
いや~、デカイですね!!
そして、ここからが一万円カレーの真骨頂。
”自分たちのため”のみに用意された専用の調理台で
目の前で伊勢海老とアワビをバターでソテーしていきます。

そこにカミュの「V・S・O・P」と加えて、豪快にフランベ!

周囲のお客さんの目線が、こちらのテーブルに集中します。
ふふふ、このどもめが。
いや~、まさにラオウ気分満喫ですねww。
それをライスが載った器に丁寧に取り分けてくれます。
それがこちら。

はい、よく見て下さい~。
なかなか見れませんよーww。

食べる前から、既に美味さを確約されたような
このエビとアワビのゴールデンコンビ。
「キャプテン翼」でいうところの”翼くん”と”岬くん”の関係ですねww。
さて、肝心のカレーはこちら。

ルーはエビの味噌をふんだんに使用した、
これまた大変贅沢な逸品。
で、これを惜しげもなくご飯にかけてと。

いや~、はやる心を抑えられませんね。
年に一度だけの許されたこの贅沢。
おふくろ!おいら東京で頑張ってるよww!!
それでは、いただいてみますか。

一口目に感じる濃厚なエビ味噌の風味。
口当たりは甘めですが、典型的な欧風のスタイルではなく、
どことなくさらりとした感じを受けます。
そして、それが喉元を通り過ぎる頃に、
口の中にじんわりと辛さが伝わってきます。
値段に遜色のない、大変バランスのいいカレーだと思います。
伊勢海老は歯を押し返すぐらいの、ぷりっぷりの弾力感。
対照的にアワビはスプーンでもちぎれそうなぐらいの柔らかさ。
エビ味噌の風味に、さらに濃厚な磯の香りがプラスされ、
それはもう至福の一言。
いや~、こりゃおいしいですね!!
さて、「三元豚のカレー」もきましたよ。

こちらは結構濃厚な色合いですね。
ルーの上に浮いているブッダヘッドみたいなのが気になりますがww。
まあとりあえずお皿に盛り付けてと。

具材は大きめの豚肉がごろんごろんと入ってます。
これは楽しみですね!
それではいただいてみますか。

豚肉は角煮を思わせるぐらい、スプーンで簡単に切れるほど
柔らかくトロトロに煮込まれています。
その豚の脂が、ルーに独特の深いコクを与えてます。
が、決してくどさはなく、こちらも濃厚ながらさらさらといただけます。
なるほど、コレは家では絶対に作れませんね。
プロの技ですね!!
いや~、こちらもおいしいですね!!
そして、最後はコーヒーで締めてと。

このコーヒーがまた濃い目ながらシャープな味で
実に締めとしてふさわしい貫禄。
最後まで気を抜かないあたりが、さすが老舗の風格を漂わせますね。
ということで、こちらのカレーは非常に”グレードの高いカレー”です。
「え~、カレーに一万円なんて・・・」と思われる方も多々いらっしゃると思います。
が、こちらのカレーは一万円払う価値は確実にありますよ!!
さすがに普段使いで気軽に行けるようなお店ではないですが、
ハレの日などに是非ご活用いただければと思います。
ということで、グダグダになるまで誕生日祝いと称して飲み明かし、
都会の夜の闇に抱かれて、漢たちはそれぞれの帰路にと消えていくのでありました・・・。
ご一緒したピエールさん、ありがとうございました!
今年も残すところ、後数時間ですね。
来年が皆さんにとっても自分にとっても、よい一年でありますように。
いつも楽しくカレーを食べれるのは、皆さんのおかげです。
本当に感謝してます。
来年も楽しくカレーを食べに行きましょう!
最後に皆様、よいお年を!!
※前回の記事はこちらです。(←お店情報載ってます)
今年最後の記事を何にしようかと思案に暮れていましたが、
やはりコレしかありません。
それは、誕生日の前日に新中野の『スジャータ』というカレー屋で、
curryvaderさん・ピエールさん・カレーマチュとカレーを食べていた時のこと。
ふとしたことから誕生日の話になり、
僕が「あ、そういえば明日僕誕生日ですよ。」と言ったところ、
間髪入れずピエールさんから「え!僕もですよ!」という返答が。
ここから、後に伝説となる漢二人の長い夜の幕が開けたのです・・・。
ということで、ここからが本題ですww。
今日は銀座にある『資生堂パーラー』を紹介します。
場所は、銀座駅から中央通りを下り、花椿通りとの交差点の右側です。

当然今日は誕生日なので、黒のジャケットに白いシャツという
正装に身を包んでの訪問です。
当然仕事帰りのピエールさんもスーツです。
まさに誕生日にふさわしいジェントルメンですねww!!
さて、何の迷いもなくエレベーターに乗り4階のボタンを押します。
扉が開き、受付の方が
「ご予約はされてますでしょうか?」と言われたので
「いえ。僕らは一万円のカレーを食べに来たカポーですが、何か?」
と笑顔で返し、そのまま中の方に案内されます。
心なしか、受付の方の笑顔が引きつっていたのは何故でしょうかww??

店内はそれはもう紳士淑女の社交場。
日頃せせこましくカレーの値段について議論している僕らにとって、
そこはまさに月の裏側、別世界。
いや~、楽しみですね!
さて、まずはビールで喉を潤さなくてはなりませんね。

こちらは店員さんが、表面張力ぎりぎりいっぱいで
きれいな泡を形作ってくれます。
ほら、日本酒屋でよく器ぎりぎりまで盛るでしょ?
アレですよアレ。
さて、男同士が誕生日に向かい合って微笑みを浮かべながら座っているという
はたから見ても最高に間抜けな絵面を
いつまでも皆様の前に晒しているのもアレなので、
とっとと注文してみましょう。
ということで、「伊勢海老とアワビのカレー(10,000円)」と
「三元豚のカレー(2620円)」をそれぞれチョイス。
店員さんに「伊勢海老のカレーはどちらのお客様ですか?」と聞かれたので、
「あ、僕ら二人仲良く食べたいので一つを二人分に分けて下さい。」というと
「かしこまりました。」という快い返事が。
普通のお店では顔をしかめられがちなサービスも
笑顔で応対してくれるところが、このお店の格の高さを物語ってますね。
さて、まずは薬味がやってまいりました。

ラッキョウ・福神漬け・ピクルスのみじん切り・それに何故かみかんの缶詰。
毎度思うのですが、このみかん缶だけどうにかしてもらえませんかね?
何かそこはかとなく貧乏臭さを感じるのでww。
さて、こちらはセットで付くサラダ。

ドレッシングは和風かサウザンか選べますが、
あっさりとした和風を選択。
レタス・チコリ・アンディーブ・ホワイトアスパラ・ブロッコリー・トマトが
バランスよく盛られ、新鮮でしゃきしゃきです。
さて、本日の主役はこちら。

この豪快な伊勢海老さんとアワビくんが今日の主役です。
いや~、デカイですね!!
そして、ここからが一万円カレーの真骨頂。
”自分たちのため”のみに用意された専用の調理台で
目の前で伊勢海老とアワビをバターでソテーしていきます。

そこにカミュの「V・S・O・P」と加えて、豪快にフランベ!

周囲のお客さんの目線が、こちらのテーブルに集中します。
ふふふ、このどもめが。
いや~、まさにラオウ気分満喫ですねww。
それをライスが載った器に丁寧に取り分けてくれます。
それがこちら。

はい、よく見て下さい~。
なかなか見れませんよーww。

食べる前から、既に美味さを確約されたような
このエビとアワビのゴールデンコンビ。
「キャプテン翼」でいうところの”翼くん”と”岬くん”の関係ですねww。
さて、肝心のカレーはこちら。

ルーはエビの味噌をふんだんに使用した、
これまた大変贅沢な逸品。
で、これを惜しげもなくご飯にかけてと。

いや~、はやる心を抑えられませんね。
年に一度だけの許されたこの贅沢。
おふくろ!おいら東京で頑張ってるよww!!
それでは、いただいてみますか。

一口目に感じる濃厚なエビ味噌の風味。
口当たりは甘めですが、典型的な欧風のスタイルではなく、
どことなくさらりとした感じを受けます。
そして、それが喉元を通り過ぎる頃に、
口の中にじんわりと辛さが伝わってきます。
値段に遜色のない、大変バランスのいいカレーだと思います。
伊勢海老は歯を押し返すぐらいの、ぷりっぷりの弾力感。
対照的にアワビはスプーンでもちぎれそうなぐらいの柔らかさ。
エビ味噌の風味に、さらに濃厚な磯の香りがプラスされ、
それはもう至福の一言。
いや~、こりゃおいしいですね!!
さて、「三元豚のカレー」もきましたよ。

こちらは結構濃厚な色合いですね。
ルーの上に浮いているブッダヘッドみたいなのが気になりますがww。
まあとりあえずお皿に盛り付けてと。

具材は大きめの豚肉がごろんごろんと入ってます。
これは楽しみですね!
それではいただいてみますか。

豚肉は角煮を思わせるぐらい、スプーンで簡単に切れるほど
柔らかくトロトロに煮込まれています。
その豚の脂が、ルーに独特の深いコクを与えてます。
が、決してくどさはなく、こちらも濃厚ながらさらさらといただけます。
なるほど、コレは家では絶対に作れませんね。
プロの技ですね!!
いや~、こちらもおいしいですね!!
そして、最後はコーヒーで締めてと。

このコーヒーがまた濃い目ながらシャープな味で
実に締めとしてふさわしい貫禄。
最後まで気を抜かないあたりが、さすが老舗の風格を漂わせますね。
ということで、こちらのカレーは非常に”グレードの高いカレー”です。
「え~、カレーに一万円なんて・・・」と思われる方も多々いらっしゃると思います。
が、こちらのカレーは一万円払う価値は確実にありますよ!!
さすがに普段使いで気軽に行けるようなお店ではないですが、
ハレの日などに是非ご活用いただければと思います。
ということで、グダグダになるまで誕生日祝いと称して飲み明かし、
都会の夜の闇に抱かれて、漢たちはそれぞれの帰路にと消えていくのでありました・・・。
ご一緒したピエールさん、ありがとうございました!
今年も残すところ、後数時間ですね。
来年が皆さんにとっても自分にとっても、よい一年でありますように。
いつも楽しくカレーを食べれるのは、皆さんのおかげです。
本当に感謝してます。
来年も楽しくカレーを食べに行きましょう!
最後に皆様、よいお年を!!
※前回の記事はこちらです。(←お店情報載ってます)