元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
マタタビ・6~果実1
マタタビ科マタタビ属の「マタタビ(木天蓼)」。全国の山地に分布するつる性落葉木本で雌雄異株。6~7月に直径2センチほどの白い5弁花を咲かせ果実は秋に稔る。マタタビの果実は虫こぶになることが多くこれまで見た果実はどれも変形した虫こぶだった。今年は何とか果実を見たいと思っていたが、そもそもマタタビは足を踏み入れることができない山腹や高木の枝に絡んでいることが多く果実を間近で見られない。そこで初夏に間近で観察できるマタタビを探し、この日は満を持して果実探しに出掛けた。ところが花期には葉が白く変色しているのですぐに見つかるが、この時期は葉は緑色に戻りその所在を見つけるのがなかなか難しい。やっと見つけてもそこには果実は無く虫こぶがポツポツ付いているだけ。しかし諦めず探してやっと写真の果実を見つけた。表面は少し傷んでいるが虫こぶのように変形していない。果実は同属のキウイの大きさをイメージしていたが、長さ2.5~3センチで思っていたより小さかった。
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タマザキフタバムグラ・2~東京都立大学
アカネ科フタバムグラ属の「タマザキフタバムグラ(玉咲二葉葎)」。東京都立大学キャンパスに生育しているのを当地の愛好家の方が発見された。茎は地を這うように伸びて葉腋に数個の花が咲く。花径はわずか1ミリ程度でしゃがみこまないと咲いているのかどうかわからない。ここで写真を撮っていると警備員が近づいてきて何をしているのか話し掛けられてしまった。まあ、普通の人はこんな花を撮ることはない。
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ニガクサ
奥高尾“大平林道”に生えている「ニガクサ(苦草)」。シソ科ニガクサ属の多年草で日本全土の山野のやや湿った半日陰に生育している。草丈は約30~70センチで7~9月に枝先に花穂を出し淡紅色の花を咲かせる。同属のツルニガクサには萼片に腺毛があり触ると粘つくが、本種には腺毛は無く短毛がまばらにある。
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