元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
クロノキシノブ
東京都立大学キャンパスの高木に着生している「クロノキシノブ(黒軒忍)」。ウラボシ科ノキシノブ属の常緑シダ植物でノキシノブとナガオノキシノブとの雑種に由来する4倍体種で北海道から屋久島まで広く分布している。葉身は暗緑色で葉柄が黒くなるが、稀に葉柄が緑色になる種も存在するようだ。
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シロバナオニルリソウ
奥高尾の林縁で見つけた「シロバナオニルリソウ(白花鬼瑠璃草)」。ムラサキ科オオルリソウ属の多年草で基本種の花色は淡青紫色になるのに対して本種は白色になる。ムラサキ科のヤマルリソウで稀に白花を見ることがあるが、オニルリソウでも稀に白花種があるようだ。花径はわずか2~3ミリ。
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ムカゴサイシン・7~葉2
長池公園外周の生育している「ムカゴサイシン(零余子細辛)」。ラン科ムカゴサイシン属の関東地方~沖縄の林床に分布する多年草で5~6月に花茎を伸ばし先端に小さな花を付ける。花の時期には葉は無く7月頃から幅2.5~3センチ5角形状心形の葉を展開する。ここでは4年前に出現したのを公園スタッフが発見し3年前には100株以上の大群生になっていた。ところがその後は少しずつ減り始め今年は数株しか出てこなかった。以前は花後にはたくさんの葉が見られたが、今年は数枚がポツリポツリと出ているだけ。ムカゴサイシンは特定の菌類との共生が必要で同じ場所で長く生存することはなく成熟個体の平均寿命は2年に満たないようだ。果たして来年花が見られるかどうか心配ではある。
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