ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/30日 東三河の里山で秋の花巡り 起の段:蛇紋岩の裸地を小散策 ヤマハッカ ワレモコウ カルカヤなど

2018-11-06 07:03:59 | 草花
富幕(とんまく)山から陣座峠に下り、山の友達との待ち合わせ場所である雨生山の山麓に向かいます。
雨生山の山麓に到着したのは、午前8時30分で、待ち合わせの時刻よりも90分も早かったのです。
そこで、付近を散策して時間を過ごすことにしました。

車を蛇紋岩の裸地の下に置いて、あたりを逍遙します。
テイカカズラ ↓

車を置いた場所にはテイカカズラの蔓があり、その先端には実の青い莢が垂れ下がっています。



クワクサ ↓

足元では、クワクサが地味な花を咲かせています。



ヤマハッカ ↓

山の方に一歩踏み出すと、山の入り口で、さっそくヤマハッカを見つけました。



下弦の月 ↓

中天には下弦の月が懸かっています。



キダチコンギクか? ↓

この咲き方の菊は、キダチコンギクでしょうか?



カルカヤ ↓

わき道に入ると、カルカヤも出てきました。



か細い流れ ↓

水量の少ない流れを跨ぎます。



ツマグロヒョウモン雌 ↓

こんな蝶々が羽を拡げて、日向ぼっこをしています。



尾根に出て見る ↓

裸地をもう少し上部に行って見ます。



光る蛇紋岩 ↓

蛇紋岩は朝日を浴びて光っています。



ワレモコウ ↓

ワレモコウは花が長持ちしますね。



蛇紋岩地の斜面 ↓

蛇紋岩地は貧栄養ということで、大きな木が育ちません。



吉祥山と本宮山 ↓

ここへ来ると、この眺めは定番になっていますが、いつ見てものどかな気持ちにさせてもらえます。



吉祥山をズーム ↓

吉祥山に望遠カメラで寄ります。中腹の建物はゴルフのクラブハウスのようです。



ネズミサシ ↓

斜面などで不用意にこの葉をつかむと、葉がチクチクと痛い、この木にも、実がたくさんついています。

待合せの刻限が迫ってきましたので、車に戻り、待ち合わせ場所に行きます。


アイナエ ↓

駐車場に車を置いて、山友達の到着を待つ間、田んぼの周りを見ています。アイナエは小さな花ですが、見つけることができました。



フユノハナワラビ ↓

田んぼの縁の斜面で、このシダ植物を見つけたところで、友達の車が到着しました。

久しぶりの再会を歓びあってから、さっそく山に入って行きます。


ムラサキセンブリ ↓

山に取付いてすぐにムラサキセンブリの花を見ました。小生にとっては今年二度目の花です。



クサギ ↓

少し離れたところにクサギの実がありました。望遠で寄せます。



エンシュウハグマ ↓

この花付きの良いエンシュウハグマは、花には少しだけ遅かったようでした。



マンリョウ ↓

実を真っ赤にする途中の段階ですね。



ヤブコウジ ↓

こちらはもう赤くなり切っています。



サワシロギク ↓

湿地性の花も出てきました。



オケラ ↓

お友達が最初のひと花を見つけてくれました。オケラはこの後も何度か見ていきます。



笹の道 ↓

これが真夏でしたら、ダニに取付かれそうですが、これだけ気温が下がってくると、ダニも動きが鈍くなるようで、この日は被害無しでした。

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10/30日 富幕(とんまく)山 下の部(最終記事):一等三角点を見てから、山頂を辞し、県境尾根にて下山する。

2018-11-05 07:06:17 | 草花
富幕(とんまく)山の山頂からの景色は、靄などで芳しいものではありませんでした。
まだ時間が早いのですが、雨生山での、山の友達との待ち合わせがありますので、山を下ることにします。
時間が余っていますので、ゆっくりと下ることになりますが、今度は来る時とは違って、県境稜線を使うことにします。

稜線上は広い道で始まるのですが、そんな道が意外と荒れていて、木の葉や枝が散乱していて、時には倒木が道を通せんぼします。
恐らく台風の頃からほとんど人の手が入っていないのでしょうが、道が不明瞭なこの状態は、道迷いの原因になりかねないのでは・・・と心配しました。

一等三角点 ↓



一等三角点を見てから、山頂を後にします。



チカラシバ ↓

昔は平地のどこででも見たこの草も、最近は随分限定的な生育になっているようです。



ガンクビソウ ↓

これはガンクビソウでしょうか、似たようなものがありますので、区分があやふやになっています。



県境の道 ↓



広い道を辿りますが、落ち葉などで、道が不明瞭になっています。



木立の切れ目 ↓

稜線の道は両脇に木立が続き、視界不明瞭ですが、一か所だけ道の西側に視界の開ける場所があります。
そこから西側を見ていきます。



本宮山 ↓

比較的近い位置にありますので、本宮山は良く見えていました。



急傾斜 ↓

こんな急な坂道を昔は上り下りしていましたが、現在は林間のつづら折れの道で、緩く歩いて行けます。



モミジガサ ↓

急傾斜を下りたところに、モミジガサの小群落がありました。



ミヤマシキミ ↓



ミヤマシキミは来年の蕾も、赤い実も見ることができました。



ヤマハッカ ↓

ここでは元気な花を見ることができました。



鉄塔 ↓



今度は鉄塔の場所で、ここでは東側に開けています。
ここからも確か富士山が見えたと思いましたが、この日は駄目でした。 ずっと手前の三岳山が見える程度です。



リンドウ ↓

まだ時間が早すぎて、花が開きません、次の雨生山では開いて待っていてくれることでしょう。



コウヤボウキ ↓

ここのコウヤボウキは花が新鮮できれいだと思いました。



灌木帯 ↓

あたりの林相がこうなってくると、陣座峠=終点が近くなっています。



橋を渡り・・・ ↓

この橋を跨いで、



ゲート ↓

車を駐めた陣座峠のゲート前に着きました。
時刻は午前8時丁度で、歩き始めから2時間半経過しています。
雨生山の麓で、山の友達と待ち合わせしている時間まで2時間ありますが、そちらに向かうことにします。



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ミセバヤが咲き出す、ツメレンゲは、下の方からぼつぼつ・・・・   フジバカマは最後のステージ

2018-11-04 11:43:40 | 草花
11月2日、山の友達からの素晴らしい山岳景観の写メに触発されて、高楼に山並みを見に行った後は、庭の花などの様子を見ておきました。
季節の最終段階に入ろうとしている今は、庭の中も静かになりつつありますが、一つ、仏花用に植えてある何種類かの菊は未だ蕾で、みんなして満を持しているかのような状態になっています。

ミセバヤ ↓



お隣さんから頂いた一株で、あまり期待していなかったのですが、昨冬にきれいな花を咲かせてくれたので、態度を変えて、おもてなしの心で接してきました。
その甲斐あって今年も可愛い花を咲かせてくれました。



ツメレンゲ ↓



ツメレンゲはだいぶ前に農協の売店で¥90円購入して来たものなんですが、それが増えに増えて、他人に差し上げるほどになっています。 現在も庭で増殖中です。
花が花穂の下の方から咲きあがって来るようです。



フジバカマ ↓



フジバカマは花の色が白っぽくなり始めました。終末期が近づいています。



柿 ↓

この日、この季節としては初めてメジロが来ました。 すると早速ヒヨドリが脅しに来てしまいました。
この柿の実が目当てなんですね。ときどきは雀も突いて行きます。
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10/30日 富幕(とんまく)山 中の部:木の実や秋の花を見ながら富幕山の山頂に着く。

2018-11-04 07:08:49 | 草花
秋が深まってきていますので、山道の脇にはそれほど花は出てこないに違いないと、勝手に思い込んで乗り込んで来ていますが、なかなかどうして、そうとばかりも言えないほどには、草花や木の実たちが出迎えてくれています。

朝は未明のうちから歩き始めましたが、歩く背後から日が昇ってきて、やがて、行く手には朝陽が差して来ると、日に照らされた空間は黄金色に輝き出します。
一日のうちで一番活力に満ちた刻を歩いて行きます。こんなところでも山歩きのありがたさを感じています。

コバノガマズミ ↓

赤い実が、きれいで、生り方が見事でもあります。このくらいの姿の時が一番おいしいかもしれません。
幾粒かを口に含むと、適度な酸味があり、野趣がある味だと感じます。



リュウノウギクとアキノキリンソウ ↓




日の出タイム ↓

歩く背後では日の出ショウが始まっているようです。木々の枝に遮られて、その決定的瞬間は見ることがありませんでした。



ナギナタコウジュ ↓

たくさん花がありましたので、薙刀を彷彿させるものを選びました。



マツカゼソウ ↓

こんな場所でもマツカゼソウを見ます。花は大したことは無いのですが、名前だけは風流ですね。



リンドウ ↓

リンドウは未だ目覚めません。結局この山では開いた花を見ることはありませんでした。



木段 ↓

この木段は段差が大きいので、登る方は脇の道を、自分の好きな歩幅で歩いて行くようです。
折角の資金投入なのに惜しいことですね。山道の造営も人間工学的な見地から見直した方がよさそうです。
小生はその好意に応えるべく木段を使ってみましたが、若干の”無理”を感じましたね。



ガマズミ ↓

今度はガマズミが出てきました。これもコバノガマズミと同じような味でした。



朝日が差し込む ↓

横から朝陽が差し込み、あたりが黄金色に染まります。厳かな雰囲気に包まれる瞬間です。



キンラン ↓



キンランの咲いた後が残っていました。下の画では種の莢ですね。



コウヤボウキ ↓

綺麗な、可愛い花が出てきました。



ユズリハ ↓




リンドウ ↓

こちらのものは花の蕾が縦に並んでいます。



山頂に近づく ↓

山頂に近づいてきました。



展望台 ↓


日時計 ↓


山頂表示 ↓


アンテナ ↓

富幕(とんまく)山の山頂にはいろいろな施設があります。
展望台は鋼鉄製の頑丈なもので、主に浜名湖、浜松方面の眺望を得られますが、富士山は手前の樹によって視界を得られません。展望台の下は休憩舎として使われています。

日時計は時間が不正確だと感じました。

電波塔(アンテナ)はかなりの大きさがあり、他から見た時の良い目印になります。



展望台から ↓

浜名湖を見下ろします。
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10/30日 富幕山 上の部:富士山を見るために早起きして出掛けたが・・・・、いつもの通り霞に閉ざされていました。

2018-11-03 12:10:07 | 草花
好天気続きのこの頃で、これなら富士山も見えるかもしれないと思い、10月30日に午前3時半起きして、暗いうちから出掛けましたが、結果は残念賞でした。
空は晴れてはいるのですが、富士山方面は手前の山すらも山体に靄が掛かっていて、すっきりと晴れてはいませんでした。
その結果、一日中外に出ていましたが、富士山も南アルプスも全く見えないままに終わりました。

それでも季節の秋花には出会えていますので、この富幕山で、上・中・下の三部をレポートし、それから後に歩いた雨生山で起・承・転・結の四部を記事にしてレポートしていきます。

先ずは富幕山の上の部からレポートに入ります。

位置図 ↓

愛知県新城市と静岡県浜松市の境にあり、尾根道は県境稜線となっています。



実行図 ↓

北端の陣座峠に車を置き、時計回りで歩きました。



黎明の八高山 ↓

家を出たのは午前4時で、車で約65km走り、陣座峠に着いたのは午前5時30分のことでした。
すぐに懐中電灯を点して歩きだして、しばらくすると見晴らしの利く場所に出て、東の空の彼方には八高山が見えていましたが、肝心の富士山までは視線が届きません。



林道歩き ↓

少しづつ明るくなり、懐中電灯を消して歩けるようになりました。
気が急いでいる所為なのか、地道の林道は意外と登り勾配を感じました。



取付き口 ↓

ここから山道になります。まだ光が足りないのでフラッシュを焚きます。



リュウノウギク ↓

フラッシュの光の中では花の白さが眩し過ぎました。



展望台 ↓

登り始めて5分位で、展望台に着きました。木製のもので、木が腐って来たので、作り変えるということは聞いていましたが、形が以前と同じでしたので、なかなか気配りの利いたことだと思いましたが・・・・・



さには非ず ↓

未だ改築前で、放置してあったのです。


腐った部分が放り出されています。一刻も早く修復して欲しいところです。



”自己責任” ↓

台の上に登らせてもらいます。もちろん自己責任ですが・・・・・・

※自己責任:自分の行動の結果として危機に陥ったのなら、自分で責任を負うべきであり、他人に助けを求めるべきではない、といった論理を基調とする考え方。危険であることが事前に予測できたにもかかわらず、危険を顧みずに敢行したのだから自業自得だとする考え方。
小生の場合は”自分勝手”な行為ですので、安田さんのように政府の関与は望めませんし、怪我をしても身代金や補償金はもちろん論外のことです。

木々の間から三河の宇連山がほんの少しだけ見えています。


三岳山 ↓


浜松市街 ↓

”自己責任”の報奨はこの程度で、目当てにしてきた富士山ビューは今回も空振りでした。

展望台から降ります。


オミナエシ ↓

オミナエシがまだ咲き残っていました。



リュウノウギク ↓

山道の取付きでフラッシュを焚いて撮った時と比べると、こちらはずっと賑やかに咲いています。



マツムシソウ ↓

マツムシソウが出てきました。優しい姿ですね。



アキノキリンソウ ↓

こちらは花の最後が近い姿です。



リンドウ ↓

朝が早すぎて、日を浴びないと花を開いてくれないこのリンドウは、まだ眠っているように見えます。



ギボウシ ↓

ギボウシはとっくに花が終わっていて、今は種の入った莢を見せています。



シラヤマギク ↓

花びらの疎らなこの花は、シラヤマギクでしたね。



マツムシソウ ↓

この花の最盛期なのでしょうか、ところどころで見ていきます。
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